眠りについて考える~その①~
- 2014年08月20日
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こんにちは、保健師の山本です。
もう暦の上では秋になりましたが、暑い…と言うかよく降る雨のせいで湿気がすごいですが皆さんいかがお過ごしですか?
私は長い夏季休暇の間、日帰り温泉や映画鑑賞etc.とインドアライフ満喫でした(笑)。
※私日光過敏症のため、アウトドアライフを楽しむには向いてないのもあります
さて、今年は昨年と比べ過ごしやすい夜が多いように感じますが、皆さん「質の良い」睡眠をとれていますか?
睡眠は時間よりも「質」の良さが重要です。
そこで今回から、「睡眠」をテーマにしていきたいと思います。
今回は睡眠概論的なお話です。
● 人はなぜ眠るのか
睡眠は身体の休息はもちろん、脳が休息するための大切な時間です。身体の疲れは横になって身体を休めるだけでもある程度回復できますが、意識や知能、記憶など知的活動を行う大脳は起きている限り休息することは不可能です。睡眠は脳を深く眠らせて、精神的な疲労を回復する大切な営みなのです。
また、昔から「寝る子は育つ」といいますが、脳が深い眠りに入ると成長ホルモンが分泌されることもわかっています。この成長ホルモンは細胞の新陳代謝を促して、皮膚や筋肉、骨などを成長させたり、日中の活動で傷ついた筋肉や内臓などを効率よく修復する働きがあります。
睡眠は身体と脳の再生工場のようなもの。私たちは、心と身体の健康を保つために眠る必要があります。
● 睡眠時間はどれくらい必要?
睡眠の必要量にはかなりの個人差があり、年齢・日中の活動度・体調などによっても大きく変わってきます。
基本的には、日中眠気がなく、ふだんの生活をするのに問題がなければ、睡眠時間にこだわる必要はないといわれています。
むしろ、どれだけ熟睡できるかという、睡眠の質のほうが重要であるといわれています。質のよい睡眠とは、目覚めがスッキリとしていて、ぐっすり眠ったという満足感が得られる眠りのことです
次回は寝酒といびきについて取り上げたいと思います。
では皆さん、今週もご安全に!!