薄着の季節の前にダイエット講座~今はやりの植物油編~
- 2015年03月11日
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こんにちは、保健師の山本です。
今回はダイエット講座第2回ということで、「油」についてお話しして行きたいと思います。
ダイエットや美容によいとされる「油」は植物油と魚油の2種類。
そもそも最近話題の天然素材のオイルですが、いろいろなメディアで女優さんやモデルさんが紹介しているのを見たことがある人も多いはずです。
「美意識が高い人が選ぶくらいだからいいものなんだろうな。」ということは分かりますが、「天然素材のオイルの何がどういいの?」「どんな使い方をしたらいいの?」など、意外と知らないことも多いのではないでしょうか。
そこで、今回は植物性オイルの代表としてココナッツオイルとオリーブオイルにスポットを当て、違いや使い方をご案内します。
1.何かと話題のココナッツオイル
いいことづくめで注目を浴びているココナッツオイルの効果は下記の通りです。
A:脂肪をすぐに燃焼させエネルギーに変えて、脂肪のつきにくい体を作っ てくれる。
B:オイルが体に溜まった便を除去し腸の働きを整えてくれるため、便秘解 消。
C:肌や髪に載せた後の付け心地が良く、顔から髪の毛、体まで全身の保湿 ができる。
D:保湿力・浸透力に優れており、肌を健やかにしてくれる。妊婦の人は、 お腹が大きくなる4か月位からお風呂上がりにお腹に塗ることで、妊娠線 防止に役立つ。
○「食べる」ココナッツオイル使用方法
熱に強いので加熱料理などにも向いており、バター代わりに使うとよいです。ただし、体に良いからと摂り過ぎると、中性脂肪やコレステロールを増加させる可能性があるので注意しましょう。
○「美容」のためのココナッツオイル使用方法
風呂上りに保湿ローションやマッサージオイルとして、お肌に塗るだけ。さらさら軽いつけ心地なのに、しっかり保湿されます。砂糖や塩と混ぜてスクラブにする方法も。塩やグラニュー糖にココナッツオイルを混ぜて全体が湿るくらいにします。それをお風呂で体を洗った後、全身によくなじませます。塩やグラニュー糖が溶けてなくなるまで優しくマッサージし、溶けたら5~10分置いて流します。
2.人気者のオリーブオイル
某人気俳優が担当する料理番組でドバっとかけることでも有名なオリーブオイル。その効果は以下の通りです。
A:オリーブオイルの飲用は古代ギリシャから伝わる健康法で、インスリン 抵抗性の軽減作用し血圧を下げる効果も。HDLコレステロール値をあげ て、血液中性脂肪を下げる作用や悪玉コレステロールを除去、胃酸の分 泌をコントロールして胃酸過多や胃潰瘍を防ぐなど、生活習慣病の強い 味方です。
B:白髪に悪影響を及ぼす活性酸素を除去するビタミンEやオレイン酸、ポリ フェノールなどの抗酸化成分が豊富に含まれている。
C:痴呆症の予防、アンチエイジング、抗酸化作用
○「食べる」オリーブオイル使用方法
エクストラバージンオリーブオイルであれば、そのまま飲むこともできますし、生野菜やパンにつけて召し上がるのもおすすめ。酸化しにくいので、焼く、炒める、揚げるなどの加熱料理にも向いています。さらにアイスやヨーグルトにかけて召し上がってもおいしいとか…。
○「美容」のためのオリーブオイル使用方法
色々な美容効果もあるオリーブオイル。
ヘアケアで使う時は、オイルを頭皮に塗り、頭頂部→側頭部→後頭部→生え際の順に指先でツボを押すようにしたり、頭皮にシワがよるように軽く押すようにマッサージします。こうすることでシャンプーで落としきれない毛穴の汚れをすっきりと落とし、頭皮のアンチエイジングまでしてくれます。
またオリーブオイルは紫外線をよく吸収するため、肌に直接当たる紫外線の量を大幅に減らし、紫外線から肌を守ります。スポーツや外出時は、日焼け予防に顔や首すじなどに塗ってケアしましょう。ただ、オリーブオイルだけでは日焼けを完全に防げないため、上から日焼け止めやファンデーションで保護すると効果的です。
次回は「魚油」についてお話ししたいと思います。