ぐっすり睡眠ですっきり!③
- 2015年07月21日
- 健康管理(宮本)
保健師の宮本です。
気象庁のホームページ上では、九州南部は平年より3日遅い今月17日に梅雨明けとなったようですが
北部の梅雨明け部分は空欄になっていました。
7月下旬になっても、まだまだ梅雨真っ最中です。
さて、「睡眠」3週目です。
今週は「質の良い眠り」にスポットを当てていきます。
睡眠は時間ではなく、その「質」が大切です。
今日の疲れを明日に持ち越さないように、「良質な眠り方」を身につけましょう!
ストレスが強いとなかなか寝付けず、睡眠の質も悪くなります。
寝る前に心と体を十分にリラックスさせることで、スムーズに深い眠りにつくことができ「ぐっすり眠れた!」と感じることができます。
自分に合ったリラックス方法を見つけることが、快眠への第一歩なのです
①首元を温める
首元にはリラックススイッチがあります。
副交感神経のスイッチが入って眠りにつきやすくなるのです。
特にパソコンやスマートフォンなどを見る前傾姿勢を長時間している人は、首の後ろ側が凝っています。
温熱シートや蒸しタオルなどでたっぷりの蒸気で首元を温めて、眠りを誘いましょう。
特に40度くらいの温度がお勧めです。
そして、温めながら深呼吸をします。
息を吐く時に体の力が抜けるので、吐く息を長くしながら繰り返します。
次第に、心と体の緊張がほぐれていくでしょう。
※湯船に浸かれない日は、足湯も効果的です。
②温めのお風呂にゆっくり浸かる
少しぬるいかな?と感じるくらいの湯船に、20分くらいかけてゆっくりと浸かりましょう。
炭酸入浴剤は、温めのお湯でも血行を促進するのでよりリラックスすることができます。
筋肉がほぐれ、血液やリンパの流れが良くなり、新陳代謝も高まります。
③音楽や香りを楽しむ
癒し系の音楽や、好きな香りで気分を落ち着かせましょう。
【どんな音楽が良いの?】
ゆったりとしたテンポの曲が良いでしょう。
音楽のテンポに呼吸のリズムがあってきて、いつの間にかリラックス。
モーツァルトやシューベルトなどのクラシック音楽は最適です。
波の音や、木の葉が揺れる涼しげな自然の音を含むものも、脳内のアルファ波が出てリラックスし、眠りに適した状態になります。
【どんな香りが良いの?】
鎮静作用のある香りを選びましょう。
ラベンダー、カモミール、サンダルウッド(白檀)などがお勧めです。
専用のウォーマーやライトもありますが、オイルをコットンに一滴垂らして枕元に置いたり、気軽に試してみましょう。
来週からはまた、健康診断や所見項目について取り上げていく予定です。
お楽しみに!
参考:中央労働災害防止協会©「はたらく人の快眠BOOK」