平均寿命と健康寿命
- 2017年08月01日
- 健康管理
こんにちは。
保健師の宮本です。
厚生労働省から、「2016年の日本人の平均寿命は女性87.14歳、男性80.98歳となり、いずれも過去最高を更新した」と発表がありました。
一方、「健康寿命」は、WHOが2000年に提唱した概念で、平均寿命から日常的・継続的な医療・介護に依存して生きる期間を除いた期間になります。
要は病気で寝たきりになったりしないで自分のことは自分でできる、自立して健康に生活できる期間のことをいいます。
健康寿命は男性71.19歳、女性74.21歳となっています。
平均寿命との差がおよそ9年から13年もありますね。
平均寿命が延びたといっても年をとってから、介護が必要になり第三者の手がかからないと生活できないのでは生活の質が変わってきてしまいます。
どうしても身体の調子が悪くなってから自分の健康を考えることが多くなりがちですが、できればもっと早い時期から、メンテナンスを行う必要があります。現役で仕事をされている今です。
せっかく会社で健診を受けても、そのままにしてしまうと、退職後に調子を崩したりという場合もあります。
保健指導でお会いする中でも、健診の結果をみてすぐに生活の改善に取り組まれている方もいらっしゃれば、結果を見ていないと言われる方もいらっしゃいます。
今元気であればそれでいいと言われる方もいらっしゃいますが、調子を崩してからもそう思うでしょうか。
後悔する前に、ほんの些細なことからでも構いませんので、健診の結果をきっかけに生活の改善に取り組まれてみることをお勧めします。
保健指導ではそのお手伝いができると思いますので、どうぞご活用くださいね。