ヒートショック
- 2020年02月18日
- 健康管理
こんにちは。保健師の宮本です。
プロ野球の元監督の野村克也さんがお亡くなりになりました。
死因は虚血性心不全でした。
自宅のお風呂にいるところを家政婦さんが見つけて、救急搬送されたそうです。
虚血性心不全とは心臓の冠動脈が狭くなって血液の供給が不足してしまい、心臓の働きが悪くなる状態です。
浴室で倒れて亡くなるケースは決して珍しくはありません。
交通事故で亡くなる人の4倍以上という統計もあります。
ヒートショックによることが原因で、家の中での寒い場所への移動で血圧が上がり、お湯につかることでさらに血圧が上がり、体の中が温まってくると血管が広がるために血圧が急に下がります。この血管へのストレスが心筋梗塞や脳卒中などを引き起こしやすくしてしまいます。
まずは部屋の寒暖差をなくすことが必要です。
我が家も脱衣所に小型のセラミックヒーターを導入しました。入浴前から準備しておくと、浴室から出た時の寒さが違います。お風呂のお湯はシャワーでためることで、蒸気により浴室を温めることができるのでお勧めです。
だんだん暖かくなってはきますが、まだ注意は必要です。お気を付けください。