服部産業医事務所の活動

血圧と喫煙


こんにちは。保健師の宮本です。
今回は、血圧と喫煙の関係についてです。

血圧は喫煙直後にはどうなるかご存知ですか。

喫煙する方にとっては喫煙行動は息抜き、ストレス解消だと言われますが、実は血管にとってはとてもストレスがかかっている状態です。
喫煙後、血圧は上昇しています。

タバコを吸っても、血圧が上がったと感じる方はいないと思いますが、実は体の中での負担はかなりの状況のようです。

ではなぜ喫煙直後に血圧が上がるのでしょうか。

タバコには、4,000種類以上の化学物質が含まれています。血圧に影響を与える物質がニコチンです。
ニコチンが交感神経系を刺激するために、血圧が上がり、脈拍も増えます。
喫煙後の1分間の脈拍は15~25増加し、最高血圧で3~10mmHg、最低血圧で5~10mmHg上昇するといわれています。

ちなみにニコチンによる、血圧上昇作用は20分程度で正常に戻るといわれています。

1日に20本タバコを吸う人は、この血圧変動を20回繰り返しています。
血管に負荷がかかり続けると動脈硬化の原因になります。
身体のためにはもちろん禁煙が一番ですが、本数を減らして血管へ負担をかけないようにしてみませんか。

寒い朝の血圧


こんにちは。保健師の宮本です。
雪がちらつき、朝の気温も0度などと寒い日続いております。
このような日は朝の血圧が高い方が多いようです。
血圧の服薬治療をされ、毎朝血圧を測っておられる方が、今日はいつもより高かったと言われる方が複数いらっしゃいました。

本来、朝は眠ってリラックスした状態から活動を始めるために、生理的に血圧が高くなります。起きてから寒さを感じると、体は体温調節のため熱を逃がさないように血管が収縮します。すると、血圧が急上昇してしまいます。
体がぶるっとなるのも、体温を上げるための生理現象で、体が筋肉を動かして熱を作り出し、血管を収縮させることで熱逃がさなようにしています。このときに、血圧が上がってしまうのです。

ということは、起きたときに体が急に寒さを感じないようにすることが大事です。
そばに羽織れるものや靴下を置いておく、タイマーで部屋を暖かくしておくなど工夫が必要ですね。

まだ寒さが続くようですので、体を冷やさないようご注意ください。

お寿司の塩分


こんにちは。保健師の宮本です。
先日保健指導で、お寿司の塩分についてのお話をすることがありました。

みなさん、お寿司を食べた後に喉が渇いたな~という経験はありませんか?

まず、すし飯。酢と甘みで塩味を感じにくいですが塩分が含まれます。
にぎりなどはネタによって多少含まれる塩分は変わってきますが、2貫で0.2~0.5g程度と言われています。しかし、それなりに個数食べますし、お吸い物やお味噌汁などの汁物やガリを食べたりするので、塩分摂取量が増えます。
その上、醤油を付けて食べるのでなお一層塩分摂取していることになります。
小皿にすし飯の方をドボンと付けている方を見かけますが、これで結構な塩分摂取となってしまいます。ネタに軽くつける、上から少しかけるなど最低限にした方が良さそうです。
(お寿司屋さんによってはワンプッシュで出るようにできている醤油さしがあるところも)
ちなみに、醤油の塩分は小さじ1杯1gです。
日本人に推奨されている一日の塩分摂取量は6gです。(外食をするとほとんど守れませんが)
これからみても、お寿司の食べ方に少し工夫が必要なことがわかります。
くれぐれもドボンと行かれませんよう。ご注意ください。

冬の朝の目覚め


こんにちは。保健師の宮本です。

今週は寒くなりそうですね。
そうなってくると、朝起きるのがつらい。2度寝してしまう。
そんな方も多いのではないでしょうか。

なぜ、特に冬になると朝起きるのがつらくなるのでしょう。

まず、寒い部屋よりも、布団の中が暖かくて快適であるということ。
適温の環境から、寒いところに行くことはつらいですよね。

また、冬場は日の出が遅く、夏場に比べて太陽の高さが低くなるため、太陽の光が弱いです。
基本的には朝起きたらまずカーテンを開けて日の光にあたることが必要です。
人間は光の刺激で覚醒し、体内時計を調整していきます。
しかし冬場は窓から差し込む光が弱くなり、朝覚醒しにくくなります。

さらに睡眠の質にも問題があります。
冬になると手足が冷たくなり、布団に入ってもなかなか寝付けない方もいるのではないでしょうか。
また、夜中に寒くて目が覚めてしまうこともあるでしょう。
人間は眠りにつく前に体がポカポカ暖かくなり、睡眠中は体温が下がります。
ところが、寒くて手足が冷たいままではこの体温の変化がスムーズにいかず、よい眠りが妨げられてしまいます。

良い目覚めをするためには・・・

■暖房器具のタイマー機能を活用する
 起きる時間より少し前に暖房が入るようにしておくことで、布団の中と部屋の温度の差を少しでも小さくします。

■布団の近くに羽織るものを置く
 暖かい布団の中から出るのは心身ともにストレスとなります。
 温まった体が冷えないようにすぐに羽織れるものを置いておくといいですね。

■朝起きたら電気をつける
 起床時刻にはまだ真っ暗という方が多いと思います。
少しでも光を浴びて体を覚醒させるために、まず電気をつけるようにしましょう。

■布団から出るときに体を動かす
朝から体を活動させるためには交感神経のはたらきを活発にする必要があります。
起きてしまう前から体を動かして、ウォーミングアップさせることが大切です。
目覚ましがなったら、布団の中で手足を動かしたり体を伸ばしたりして体を動かすことで副交感神経から交感神経へのスイッチを入れることが
できます。

寒い日はまだまだ続きそうですが、朝の目覚めが少しでも快適になりますよう、お試しください。

インフルエンザ注意報


こんにちは。保健師の宮本です。
皆さま、クリスマスはいかがお過ごしでしたでしょうか。
サンタさんはきましたか?
服部産業医事務所には、武田サンタがやってきました。
思わぬプレゼントにほっこりしたクリスマスでした。

さて、話は変わりまして、インフルエンザが流行期にはいった模様です。
福岡県が実施しているインフルエンザの定点調査による1週間あたりの患者数が、平成29年第50週(12月11日から12月17日)に「10.57人」となり、注意報の開始基準値である「10人」を超えたようです。

ちなみに、定点当たりの報告数とは、1つの医療機関が1週間で何人のインフルエンザ患者を診察したかを表す数字です。
この数字が1以上であれば、その地域は流行レベルに入ったことになり、10以上で注意報、30以上で警報となります。警報が解除されるのは10を切ってからになります。

県内の地域別の流行状況は、定点医療機関当たり患者報告数でみると、北九州地区(10.70人)、福岡地区(13.67人)、筑豊地区(3.14人)、筑後地区(7.30人)となっています。

冬休みで学校も休みになり、会社もお正月休みのところが増えるので、その間は爆発的に増えることはなさそうですが、年明けからの集団生活が始まってからの注意が必要ですね。

絶対の予防はなかなか難しいですが、手洗いうがいは最低限行いたいです。
あとは今がギリギリかと思われますが、ワクチン接種も効果があると思います。
効果が出るまでに2週間はかかりますので、いまからの接種をお考えの方は、年内に接種しましょう。

あと数日で今年も終わります。
来年も宜しくお願い致します。よいお年をお迎えください。

飲酒と脱水


こんにちは。保健師の宮本です。
12月に入り、忘年会シーズンとなり飲酒の機会も増えている方も多いと思います。

ところで、飲酒後に喉が渇くことはないですか?喉の渇きは、脱水症状のサインです。
最近は、二日酔いなど飲酒後の体調不良の予防のために、チェイサーとしてお酒と一緒に水分を摂る人も増えてきました。

アルコールには利尿作用があります。それによって身体が脱水を起こし、血栓や尿管結石、痛風のリスクを高めてしまうと言われています。

飲酒後に水分補給をしないと、血液が濃縮し、血栓ができやすくなります。血栓ができると脳梗塞や心筋梗塞につながることとなります。また、アルコールによって尿酸値が上がり、尿管結石や痛風発作を起こしやすくなります。

ということで、飲酒後は水分補給が必要です。
飲酒後だけでなく、飲酒中も水分を摂ることで、脱水しにくくなるようです。
水を飲みながらお酒を飲むことでアルコールを中和し、体内の代謝を活発にさせることで、悪酔いを防ぎます

寝る前や起床後もコップ1杯程度は飲むとよいです。寝ていて喉が渇いたときにすぐに水分がとれるよう、枕元に飲みものをおいておくといいですね。

水分といっても、清涼飲料水(ジュース)などは中性脂肪や血糖値を上げるため、注意が必要です。また、カフェインが入っているお茶は同じく脱水になりやすいので、水分補給という意味ではあまり効果がありません。お茶の場合はカフェインの少ない麦茶や玄米茶が良いようです。

今後の飲み会の時には是非参考にしてみてください。

隠れインフルエンザ?


こんにちは、保健師の宮本です。
今日のニュースで「隠れインフルエンザ」についての記事がありましたのでご紹介します。

(NIKKEI STYLEより一部抜粋)
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症。ウイルスの感染力が強いのがA型とB型。A型でも毎年違ったウイルス株が流行します。そのためワクチン接種もその年ごとに内容を変えていく必要があります。

感染の経路は、くしゃみや咳からうつる飛沫感染と、物を触ってうつる接触感染があります。国立がん研究センター中央病院感染症部の岩田先生によると、「感染した人が咳やくしゃみをすると、ウイルスを含む飛沫が2mほど飛ぶ。これを近くにいる人が吸い込むと、ウイルスが鼻や喉の粘膜に付着して感染する。インフルエンザにかかったらマスクをつけ、しっかり手洗いをすることが人にうつさないためのエチケット」とのこと。

典型的な症状は、急に38℃以上の高熱が出て、体の節々が痛み、寒気がするというもの。風邪よりも症状の現れ方が急激なのが特徴。

 軽い症状のインフルエンザも少なくないという。「微熱や鼻水が出る程度でも、検査をしてみたらインフルエンザ陽性だったという例もある。しかし軽症でも周囲の人にうつしてしまうリスクはあるので、咳エチケットを心がけてほしい」(岩田部長)。

 同じウイルスに感染しても、体の反応の仕方は人により異なります。若い人や体力のある人は高熱や節々の痛みなどの激しい症状が現れやすいのですが、高齢者や体力のない人では強い症状があまり出てこないことも多いようです。

発熱や痛みなどの症状は、体の免疫機構が侵入したウイルスから体を守ろうとする生体防御反応の現れ。つまり、治す力が強い人ほど、症状も激しくなる傾向があるとのことでした。

これからの時期は、体がいつもと違ってきついと感じたときは、無理な外出などはせず、自宅でゆっくり休むことも必要ですね。また、マスクなどの咳エチケットも忘れずに。

健康診断受診を先延ばしにする傾向


年1回の定期健康診断を、一定の定められた期間に受けるよう社員に義務づけている会社は多いですが、その期間の終わりが近づくにつれて、駆け込みで健診を受ける社員が増える会社が多いようです。やらないといけないことをつい先延ばしにしてしまうのは人間の性といえるのかもしれません。かくいう私もふるさと納税については毎年、年の瀬まで先延ばしにしてしまう傾向がありますので、今年は少し早く済ませたいと思います。

眼鏡の調整


こんにちは。保健師の宮本です。
先日、駅の階段を下りていたら、10円玉が落ちていると思い、よく見てみると、家庭用磁気治療器(ピッ〇エレ〇バンとか)の丸いテープでした。
眼鏡があっていないのか・・・なんなのか・・・・

眼鏡を利用している方は多いと思いますが、必要な状況にもよりますが、最近はパソコンやスマホなどすぐ近くのものを見ることが多い場合は、強い度数のレンズは必要ないといわれています。
近視の矯正レンズの度数が強いと「過矯正」といって遠くのものをみるために調整されてしまい、近くのものを見ようとすると目は必要以上に労力を使い、目に余計な疲労が蓄積してしまい、頭痛などを引き起こす原因となるようです。
眼鏡を作るときは、使う状況を考えておく必要があります。

私もいつもかけている眼鏡は近くをみる用に作っています。
だから10円玉と見間違えたかと・・・皆様もお気を付けください。

トイレと血圧


こんにちは、保健師の宮本です。
日に日に寒くなってきました。
先日、とあるトイレに入った時、なにも気にせず座ったところ、冷た〜っ…、温め機能がない便座でした。
わかってれば、覚悟して座るのですが。
きっとあの瞬間、血圧が上がったと思われます。

このように急な温度の変化は血圧を上げます。
また便秘も気をつけましょう。
出そうとしていきむことが血圧を上げます。
さらに、今はトイレでしゃがむことは少なくなってきたと思いますが、急にしゃがみ込むと、血圧が上がります。しゃがみ込むことによって、ももの部分とひざから下の部分が圧迫されることで、末梢血管の血管抵抗が上昇し、下肢の筋肉が緊張することによって交感神経も緊張するためノルアドレナリン(血圧を上昇させるホルモン)が分泌されるため、血圧が上げるそうです。

トイレと血圧、意外と関係があります。
まずは日頃の血圧を知り、ぽんっと上がらないようにお気をつけくださいね。