服部産業医事務所の活動


インフルエンザ予防接種2


こんにちは。保健師の宮本です。
前回、インフルエンザ予防接種について記事を載せましたが、その後のニュースで、厚労省が今年はインフルエンザワクチンの製造予定量が昨年度使用量を下回っていることから、例年以上に効率的なワクチンの使用を要請していることを発表したとありました。

通知では、13歳以上の者がワクチン接種を受ける際に、医師が特に必要と認める場合を除き、接種回数を原則1回にすることを求めているそうです。
いわゆる大人は1回と思っていましたが、以下のように

国内で流通しているインフルエンザワクチン製剤の用法用量は全て「13歳以上の者については、0.5mLを皮下に、1回またはおよそ1~4週間の間隔をおいて2回注射する」となっており、13歳以上にワクチン接種を1回で行うことは適応の範囲内である(厚労省)

とありました。(勉強不足…)
しかし今年は2回接種すると不足するそうで、1回にとのことでした。

各医療機関が効率よく発注し、使用して頂ければなんとか回るようですが、もしかしたらいつも行かれている医療機関にはワクチンが例年通り準備できない可能性もありそうなので、接種の予定がある方はお早目に予約等されることをお勧めします。

食欲の秋


保健師の宮本です。

さてさて、「食欲の秋」がやってきました。
どうしてこのような言葉がでてきたのでしょうか。

秋に食欲が増える理由としては、

★日照時間の減少とセロトニン分泌低下★
セロトニンという、心のバランスを保つ作用のある脳内の神経伝達物質が関係しています。
セロトニンは、日光にあたった時間によって分泌量が調整されます。秋にかけて日照時間が減ってくることで、夏に比べてセロトニンの分泌が減少します。減少したセロトニンを補うために、食べることで心のバランスを保とうとしていると考えられるそうです。

★基礎代謝の上昇★
一般的に、気温が低くなると、体温を保つために自然と基礎代謝があがります。
基礎代謝が上がれば、それだけエネルギーを多く使ってしまうため、その分を補給しようとお腹がすくようです。

しかし、食欲にまかせて満腹まで食べてしまうと、胃に負担がかかり、さらには体重増加で動脈硬化の引き金になってしまいます。

セロトニンの分泌を促す方法としては、食事の時に意識的に噛む回数を増やすことで満腹感を感じやすくなります。
また、意識して最初に野菜や海草から食べるようにしてみましょう。
歯ごたえがある分、噛む回数が増えます。さらに、最初に野菜を食べておくことで、後から脂質や糖質を摂っても血糖値の急上昇を防いでインスリンの分泌が抑えられ、脂肪として蓄積しにくくなります。 その結果、生活習慣病の予防にも効果的です。腹八分目と合わせて、ぜひ意識してみてくださいね。

秋のくしゃみ、鼻水・・・


こんにちは。保健師の宮本です。
朝晩の気温が下がってきました。季節の変わり目ですが、体調を崩されてはいませんでしょうか。
「秋になって鼻水やくしゃみが続いている・・・しかし風邪ではなさそう・・・」と言う方はいらっしゃいませんか。
秋はアレルギーが多発する季節です。
秋のアレルギーの原因は、
①秋の花粉症
②ダニアレルギー の2つです。

花粉症というと春のイメージがあります。実は秋にも花粉症があります。
秋の花粉症の原因となるのはブタクサ・ヨモギといった植物です。この植物は道端などに生えています。
春の花粉症よりも花粉が飛ぶ範囲が狭いので、近づかなければ症状は抑えることができるそうです。

もう一つのアレルギーの原因は家の中にあります。
ダニです。
ダニアレルギーは一年を通して見られますが、秋に症状が出やすくなります。
ダニの繁殖のピークは夏ですが、夏に繁殖したダニが秋になって寿命を迎え(ダニの寿命は2ヶ月くらいだそう)、家の中にダニの死骸や糞が増える状態となります。
この死骸や糞がアレルギーの原因です。これが空中に浮遊して、吸い込むことでアレルギー症状が発症してしまうのです。
ダニの死骸は部屋のホコリに交じっていますので、掃除をすることで除去をしていきましょう。
畳やソファーなどの隙間などしっかりと。

外に出ると症状が強くなる場合は「秋の花粉症」、家の中にいると症状が強く出る場合は「ダニアレルギー」である可能性が高いようです。両方の場合もあります。

症状が辛い人は病院を受診しましょう。
また、薬を服用した場合は、眠気が出ることがあります。通勤や業務で運転をされたり、高所での作業をされる方は仕事中に眠気がこないような処方を主治医に相談されてくださいね。

夏バテ対策~食事の工夫~


保健師の宮本です。
まだまだ暑いですね。残暑といえども暑い日が続いています。そこで、暑さで冷たいものを好んで食べる人が多いかと思います。
しかし、冷たいものばかりを好んで食べると胃腸が冷てしまい、胃腸の働きが悪くなります。食欲が落ち、食べられず体力が落ちてきてしまうため体調不良となってしまいます。

この時期に夏バテを経験する方も少なくありません。

 夏は、暑さから冷たい飲み物や、喉越しがよい素麺やざる蕎麦などを食べる機会が増えていませんか。しかしこれらの食品が、実は夏バテや疲労に拍車をかけています。
それを解消するには、ビタミンB1を多く含む食材を意識することが大切です。

 コンビニに行くと、冷たい素麺やざる蕎麦、ざるうどんなどに目が行きがちですが、これではビタミンB1が足りません。
 そこで、トッピングに注目して選ぶことがポイントです。トッピングが多い冷麺や冷製パスタなど、肉や野菜などのトッピングが多く入っているものを選びましょう。
その中でもおすすめのトッピング食材は「豚肉」です。豚肉は、糖質代謝に役立つビタミンB1が多く含まれています。豚しゃぶ、チャーシュー、ハムなどのトッピングがあるメニューを選ぶといいですね。

その他ビタミンB1は、うなぎの蒲焼、タラコ、玄米ごはんにも多く含まれています。

保健指導の時にもお話を聞いていると、食欲が落ちてきたという方が増えてきました。
まだまだ続くであろう暑い時期を乗り越えるために、ちょっと工夫して食事を摂ってみませんか。

お風呂


こんにちは。保健師の宮本です。
お盆も過ぎましたが、まだまだ暑いですね。
夏季休暇が取れた方は、ゆっくりと休養できたでしょうか。

さて、今日はお風呂についてですが、皆さまはシャワー派?湯船派? のどちらでしょうか。

毎日うだるような暑さ。とりあえずシャワーを浴びてサッパリという方も多いのではないでしょうか。
シャワーで汗を流すとスッキリ気持ちがいいですが、湯船に浸かるメリットも意外に大きいようです。

そこで、今回は湯船に浸かるメリットをご紹介したいと思います。
意外と健康効果があるようですよ。

★体臭の軽減
夏は汗をかくから体臭がきつくなると思っていませんか?実は体の汚れがきちっと落ちていないからかもしれません。

10分以上湯船に浸かるだけで汚れの8割が取れるといわれています。
お湯につかり体が温まることで、毛穴が開いて、毛穴に詰まっている脂や汚れ、皮膚の表面に付着している老廃角質が柔らかくなり、ゴシゴシ擦らなくても十分きれいになるそうです。
シャワーだけでは体の表面の汚れだけしか洗い流せず、汚れが残ってしまい、体臭を引き起こしているかもしれません。
汗をかきやすい首やわきの下やデリケートゾーンなどは、石鹸を使うことをお勧めします。

★基礎代謝アップ
湯船に浸かるだけで、結構な運動をしたことになります。
熱すぎない程度のお湯に10分浸かるだけで、40~80キロカロリー程も消費することができます。
この消費量は、ウォーキングやジョギングの10分にも匹敵するそうです。
入浴を楽しむだけで運動並みのカロリーが消費できるなら入る価値はありますね。
しかし、あまり長いと、乾燥肌や敏感肌をまねいてしまうので、20分以上の入浴は注意が必要だそう。

★体の疲れを取る
湯船に浸かることで体に適度な水圧がかかり、筋肉をほぐしたり血液やリンパの流れをよくしたりなどのマッサージの効果があります。
血行がよくなると、体内の疲労物質が早く排出されやすくなり、疲れが取れて回復が早くなるそうです。

★リラックス
人の体は心地よい程度のお風呂に浸かるとホッとした気分になりますね。
湯船につかった最初の「うがぁ~~~~っ」となるあの瞬間。
水の中では、体重は約1/10になっているため、自分の体重にかかる重力から解放され、体重を支えている関節や筋肉への負担が軽くなって、緊張がほぐれ、リラックスすることができるのです。
さらに、入浴で体温が上下することで、自律神経のバランスが整い、リラックスしやすい状態になります。

★寝つきがよくなる
体は、体温が下がる時に眠くなります。就寝の1時間くらい前に入浴することで、夏の寝苦しい夜でも眠りにつきやすくなります。

??お風呂を沸かすとコストがかかる??

特に1人暮らしの場合、節約のためにという理由でお風呂を沸かさないという人も多いようです。

お風呂の大きさやシャワーの水量、地域の水道代やガス代によって違いがありますが、一般的な浴槽にお湯を張るのと16分間シャワーした時の水量はほぼ同じとされています。
お風呂を沸かしてもシャワーも使うと思いますが、ご紹介した健康効果を考えると、時々でも湯船に浸って、サッパリしてみてはいかがでしょうか。

電車の中で


こんにちは。保健師の宮本です。

電車通勤をしていますが、よく電車でいびきをかいてる人を見かけます。先日もかなりの大音量でいびきをかいている人がいました。呼吸も時々止まっていました。体もかなり大きな方でした。
朝から電車の中でこんなにぐっすりだったら、実は夜もきちんと眠れていないのではと、心配になりました。

このような場合は睡眠時無呼吸症候群(SAS)を疑って、病院受診をお勧めします。
(眠れない理由はほかにもあるかもしれませんが)

病院ではいびきだけでなく、息が止まることがあるのかどうかも聞かれます。
ただ、よくあるのは本人が自分のいびきは聞くことがないので、どんないびきをかいているか、息が止まることはあるのかなど本人はよくわからないですよね。
ご家族がいらっしゃる場合は聞いてみるといいですね。
また、自分のいびきで目が覚めることがないでしょうか。また、息苦しくて目が覚めることはないでしょうか。
酷い時は、日中の仕事などへの支障がでることもあり、どうしても集中力が低下したり、注意力が散漫になりがちです。

睡眠時間はそれなりに確保できていても、いびきなどで実は眠りが浅かったりすると睡眠の質が落ちてしまいます。
その結果、血圧が上がったりと他の病気も引き起こしてしまいます。
なので、誰かにいびきを指摘されたり、上記のことが気になれば一度受診してみるといいなと思います。

と、いびきをかきながら寝ていた方を見ながら、朝から頭の中で保健指導をしてきました。

平均寿命と健康寿命


こんにちは。
保健師の宮本です。

厚生労働省から、「2016年の日本人の平均寿命は女性87.14歳、男性80.98歳となり、いずれも過去最高を更新した」と発表がありました。

一方、「健康寿命」は、WHOが2000年に提唱した概念で、平均寿命から日常的・継続的な医療・介護に依存して生きる期間を除いた期間になります。
要は病気で寝たきりになったりしないで自分のことは自分でできる、自立して健康に生活できる期間のことをいいます。

健康寿命は男性71.19歳、女性74.21歳となっています。
平均寿命との差がおよそ9年から13年もありますね。

平均寿命が延びたといっても年をとってから、介護が必要になり第三者の手がかからないと生活できないのでは生活の質が変わってきてしまいます。

どうしても身体の調子が悪くなってから自分の健康を考えることが多くなりがちですが、できればもっと早い時期から、メンテナンスを行う必要があります。現役で仕事をされている今です。

せっかく会社で健診を受けても、そのままにしてしまうと、退職後に調子を崩したりという場合もあります。
保健指導でお会いする中でも、健診の結果をみてすぐに生活の改善に取り組まれている方もいらっしゃれば、結果を見ていないと言われる方もいらっしゃいます。
今元気であればそれでいいと言われる方もいらっしゃいますが、調子を崩してからもそう思うでしょうか。
後悔する前に、ほんの些細なことからでも構いませんので、健診の結果をきっかけに生活の改善に取り組まれてみることをお勧めします。
保健指導ではそのお手伝いができると思いますので、どうぞご活用くださいね。

しつこいようですが・・・熱中症のはなし


こんにちは。保健師の宮本です。
暑い日が続いており、熱中症になったという報告もきかれるようになりました。
いろいろな場面で熱中症の話があると思いますが、もしも熱中症になった人が出たときの対応のポイントを一つご紹介します。

日本救急医学会では熱中症の重症度をI度、II度、III度と分類しています。

I度…意識障害なし、応急措置と見守りのレベル
II度…集中力や判断力の低下が見られ、医療機関の受診が必要なレベル
III度…特に症状が重く、入院が必要なレベル
となっています。

 帝京大学医学部附属病院高度救命救急センター長の三宅教授によると、一般の人がI度とII度を見分ける時のポイントは意識の有無と、自力で水を飲めるかどうかだそうです。ペットボトルなどを容器ごと手渡して、一人で水を飲めるかを確認する。うまく飲めなければ意識障害があるII度ということ。すぐに医療機関に連れていきましょうとのことです。

本来であれば、このような判断をしなくていいように、しておきたいですね。
寝不足、朝食抜きの状態で外で作業をし、午前中のうちから熱中症になったケースもあります。
熱中症は進みだすと悪化するのが早いです。体調が良くないことを自覚したら、無理をせず休憩し、まずは身体を冷やすことと水分補給を行いましょう。

睡眠とエアコン


こんにちは。保健師の宮本です。

九州北部、先週は数十年に一度といわれる豪雨でしたね。
そうかと思えば、その後は、毎年今頃はこんなに暑かったっけ?と思うくらいの蒸し暑い日が続いています。
そうなると夜も寝苦しくなってきます。
そこで、エアコンをつけて寝ると快適に寝られますが、朝、身体がだるくないですか。

そのだるさはエアコンが影響しているかもしれません。
エアコンで体がだるくなる原因は何でしょうか。

睡眠中は人間にとって身体全体の温度を下げて、機能を休める大切な時間です。
エアコンの中での睡眠は、皮下表面の温度が下がったままで冷気にさらされてしまい、自律神経系の乱れに繋がるそうです。
特に目覚める前の明け方に冷えすぎてしまうのが、朝のだるさの原因と考えられるようです。

寝付きはエアコンをつけて、途中タイマーで切れるようにしていても、夜中に暑くて目が覚めることもあります。少し高めの温度で朝までつけておくということもよいようですが、それでも朝起きてだるいと感じるのは冷えすぎです。

その時は

◆エアコンの設定温度を0.5~1℃上げてみる
◆送風の強さを下げる
◆除湿モードを使う
◆タイマーが切れる時間を30分~1時間早めてみる。(朝方に向けて寒くないように)
◆吸湿性の良い長袖・長ズボンの寝着を使う(体表を冷やさないように)

などが対策としてできそうです。

ちなみに寝るときにタイマーをつけるのなら、寝付きだけのわずかな時間だけでなく、ノンレム・レム睡眠が1~2サイクル含まれる間で、時間で言うと3時間程度は必要であるという報告もありました。

暑い時期が続きますが、自分にあった快適な環境を整えられるといいですね。

汗をかく運動を行っておきましょう


まだ涼しい日も結構あり、本当に暑い日はこれからやってきますが、このような時期、急に気温が上昇した日に熱中症は発生しやすいと言われています。それはまだ体が暑さに慣れていない、すなわち暑さに順化していないからです。我々は汗をかくことで体を冷やしますから、汗腺の働きを活発にしておくことが順化するためには必要です。普段運動を行っていない方は、熱中症予防のためにも、今のうちに汗をかく運動を行っておきましょう。