服部産業医事務所の活動


夏の終わりの糖尿病の悪化にご注意を


お盆休みも明けて、仕事再開です。何もしない贅沢な時間を過ごすことが出来ました。さてまだまだ暑い日が続いており、熱中症には引き続き注意が必要です。ただ水分、塩分補給が必要とばかりに、スポーツドリンクを飲み過ぎ、糖尿病の悪化をまねく方が毎年必ずおられます。一般的にスポーツドリンクにはかなりの糖分が含まれているからです。糖尿病で厳密なカロリー制限が必要な方については、スポーツドリンクより、水または麦茶と塩分の組み合わせが無難と思われますので、くれぐれも注意しましょう。

痛風


こんにちは。保健師の宮本です。

暑い中での仕事が終わった後に、キューっと飲むビールがおいしい季節ですね。

しかし、尿酸値が高い方は痛風発作が気になりますね。
痛風発作の原因は関節にたまった尿酸の結晶で、そこに炎症が起きます。
痛風患者数は増加していて、30年前の4倍にもなっています。
尿酸値が7.0mg/mlを超えると高尿酸血症といわれます。尿酸が結晶化して関節にたまり、痛風発作が起こりやすくなります。
尿酸値が9~10mg/mlを超えていてもなんともない方もいらっしゃるようですが、高い状態は関節だけではなく、腎臓にも負担をかけますので注意が必要です。
足の指の付け根の関節などに発作が起きやすいのは、体温が低いために結晶がたまりやすくなり、歩いたりして動かすことで、沈着した結晶が関節の中に剥がれ落ち、白血球がそれを排除しようとして関節炎(痛風発作)が起こると言われています。

プリン体が多い食品を摂ると尿酸値が上がりやすいのですが、ビールもその一つです。
最近ではプリン体ゼロのものが出ていますが、これならたくさん飲んでも大丈夫というわけではなく、アルコール自体に尿酸値を上げる作用があるので、飲酒量が多くなれば発症率もあがることになります。
尿酸値が高いから、ビールをやめて、焼酎にしたという方がいらっしゃいますが、同じアルコールなのでたくさん飲めば結果は同じです。

また、汗をかくことが多いこの時期は脱水になりやすいのですが、これも尿酸値を上げ、痛風発作がおこりやすくなるので、水分摂取を多めにして尿酸を尿として体外に出すようにする必要があります。

尿酸値が高い方が、汗の量が増えるこの時期に、汗をかいた後にビールを飲むなどの大量飲酒がはずみで痛風発作が出やすいと言われています。
アルコールではない、水分摂取をきちんとした上での飲酒を心がけましょう。
また、尿酸値の排泄を促す野菜や海藻類、酢の物などを意識して取るようにしてください。

ちなみに女性は女性ホルモンのおかげで、尿酸値が高くなりにくいです。
女性ホルモンには尿酸値を下げる作用があります。とはいえ、飲酒は他の臓器にも影響を与えますので、ほどほどに。

夏バテ予防(食事)


こんにちは。保健師の宮本です。
過去に例のない気象状況と言われ、40度を超える気温だったり、台風の進路がいつもと逆だったりと不思議な状況です。

相変わらず暑さは続いているので、熱中症対策に水分補給をと、連日言われていますが、水分だけでなく、食事にも注意が必要です。

そこで意識してみたいのは、糖質とビタミンB1です。
この時期にはついついサッパリとした麺類などを食べる機会が多くなっていませんか?
麺類は糖質を多く含む食品です。糖質制限などちょっと悪者になりつつありますが、実は
大切なエネルギー源です。しかし食べるときにはビタミンB1を一緒にとらないとうまくエネルギーに変えることができずに、かえって夏バテしやすくなります。

ビタミンB1というと、すぐに思いつくのは大豆や豚肉です。ウナギや玄米にも多く含まれます。
さらには、それと一緒にネギやにんにく、ニラなどを取るとビタミンB1の吸収がよくなります。
豚肉とニラを炒めたり、冷奴にネギをのせたりと工夫できます。

暑いので食べる量が落ちてしまう方もいらっしゃると思いますが、糖質が少なすぎてもエネルギーが足りなくなってしまい、さらにたんぱく質が少なくなってしまうと、不足を補おうと体の中にあるたんぱく質を使ってしまうので、筋肉量が減ってしまい、疲れやすくなります。
食事量は落ちても、これらの栄養素を効率よく摂って、この時期を乗り越えましょう。

ビールより命


今の季節、仕事から帰って飲むビールは格別ですね。しかしおいしくビールを飲もうと思うばかりに、昼間に水分摂取をひかえ、喉が乾いても水分を摂らないで我慢する人がいますが、それは止めておいた方が良さそうです。特に今のような酷暑の時期にそれをやると、血液濃縮が進んでドロドロ血液になり、脳血栓を引き起こす原因になります。場合によっては命取りにもなりかねませんので、そうならないためにも水分はこまめに摂取し、喉の渇きを我慢するようなことは慎みましょう。実はこういう私も割と最近まで喉の渇きを我慢していました。やはりビールより命です。

腸の健康(夏バテ編)


こんにちは。保健師の宮本です。
暑い日が続いています。
先週、腸についてでしたが、今回は食事の関係、特に夏バテと腸内環境の関係についてお伝えしてみようと思います。

夏は、冷房で体が冷え、冷たい飲み物を飲む回数が増え、内蔵が冷やされて働きが悪くなり、便秘や下痢の原因になってしまいます。
これが続くと腸の機能が落ちて、悪玉菌が優位の腸内環境になってしまいます。
そうなってくると新陳代謝も落ちて、免疫力が低下し、体調を崩しやすくなり夏バテしやすくなります。

そこで夏こそ腸内環境を整えることが大切になります。

腸内環境を良くすると聞くと、乳酸菌などのヨーグルトなどが思いつきますが、納豆、味噌、ぬか漬けなどの発酵食品にも多く含まれています。
また、ヨーグルトはオリゴ糖が含まれているはちみつやバナナをヨーグルトと一緒に食べると働きが良くなるそうです。

また、食物繊維も必要で、腸を刺激して蠕動運動を活発にし、腸内の有害物質や老廃物を排出しやすくします。

次のような食品に含まれますのでご参考にどうぞ。
▶乳酸菌
・ヨーグルト・納豆・味噌・醤油・大豆食品・キムチ・ぬか漬け
▶オリゴ糖
・バナナ・はちみつ・りんご
▶食物繊維
・オクラ・アボカド・山芋・納豆・海藻類・きのこ・ごぼう・玄米・豆類・イモ類

これらの食品、日ごろから摂れていますか?
腸内環境の改善に繋がりますので、少しだけ意識してみてください。

腸の健康


こんにちは。保健師の宮本です。
先週の大雨が上がったら、梅雨明けでした。
一気に暑くなりましたが、体調はついてきていますか?

今日は腸の話を。
まずは腸年齢チェックをどうぞ。

☑便秘気味
☑便が固い
☑便の色が茶褐色か黒い
☑おならや排便後のにおいがきつい
☑野菜が嫌い、あまり食べない
☑肉食や外食多い
☑運動不足
☑顔色悪い、肌につやがない
☑ストレスが多い
☑飲酒・喫煙量が多い

集計です。
0個:腸年齢が実年齢より若い。
1~2個:腸年齢は実年齢と同じくらい。意識を高めるとさらに健康に。
3~5個:腸年齢若いとは言えず。食生活を改め、運動不足やストレス解消を。
6~8個:腸年齢高い。老化・体調不良を招く恐れあり。
9個以上:腸年齢が実年齢よりかなり高め。今すぐに生活改善の実行を。

どうでしたか?
腸は人体最大の免疫器官ともいわれ、危険な病原菌やウイルスを排除してくれています。
なので、腸が健康でないと体全体の健康に影響を及ぼします。
単に消化・吸収をしているわけではないようです。
また、「腸は第2の脳である」 と言われています。
腸は脳からの指示がなくても、自分で判断をすることができる臓器です。
悪いものを食べておなかの調子が悪くなるのも、腸が自分で判断しておなかを下していることなどが分かってきたそうです。
さらに、腸は神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンを生成する場所でもあります。
セロトニンは、「ハッピーホルモン」とも呼ばれています。
セロトニンの分泌により精神状態が安定して、満足感を感自分ることができます。
ドーパミンが分泌されることで意欲の向上や、多幸感を得ることができます。
腸の健康が、精神状態にも影響してくることがわかりますね。

暑い時期になると、冷たいものを食べる機会が多くなり腸が疲れてしまいます。夏バテの原因にもなります。
腸内環境を良くして健康維持に努めていきたいですね。
次回は腸内環境を整える、食事についてご紹介しますね。

早起き


こんにちは。保健師の宮本です。

今朝はサッカー観戦のため、3時起きの方も多かったのではないでしょうか。
4時頃が一番盛り上がったような・・・結果は残念でしたが、楽しませてもらいました。

朝と言えば、脳が一番よく働く時間です。脳にとっては朝がゴールデンタイムです。

私たちの脳は、一日の動きの中で、「記憶」や「疲労」が蓄積され、夕方には朝よりもいっぱいになります。
また、良い眠りが必要にはなりますが、「記憶」や「疲労」は寝ている間に整理され、朝を迎えたときにクリアな状態になります。
なので、何かを覚えたり、よい考えを思いつくのはクリアな朝の方が良いそうです。

仕事が終わらないからといって 夜中まで行う作業は質も低く、効率が悪くなりがちで、
朝なら意外とサクッと終わったりします。
頭の中で一番エネルギーがある状態です。早起きは三文の徳といいますが、仕事にとっても効率があがるので、大事な時間です。
朝、ぎりぎりまで寝て、慌てて出社するようだと、この流れができません。
日が昇るのが早いこの時期に、ちょっとだけ早起きをしてみませんか。

そうめん


こんにちは。保健師の宮本です。

だんだん暑くなってくるとさっぱりした食事がしたくなりますね。
それてふと思い出したのが「そうめん」ですが、ここで問題。
そうめんと冷や麦の違いは何でしょうか。

それは「太さ」だそうです。

日本農林規格(JAS)は、主原料に小麦粉と塩を使い乾燥させた「乾めん類」について(機械製麺の場合)
長径1.3ミリメートル未満が「そうめん」
1.3ミリメートル以上1.7ミリメートル未満が「冷や麦」
と規定しているそうです。

ちなみに太さ1.7ミリメートル以上の麺は「うどん」。
4.5ミリメートル以上になると「きしめん」となるそうです。

そうめんの原料は小麦粉、塩、水、油です。
栄養素としては炭水化物・脂質・タンパク質・食物繊維・ミネラル(セレン、モリブデン)などが含まれていますが、茹で上がったあとに水にさらすので多くの栄養素はなくなってしまいます。そうめんだけの食事では必要な栄養素は取れていないということになります。

偏った食事や栄養不足は体調不良や夏バテの原因につながってしまいます。
ついつい簡単にそうめんだけで済ませてしまいますが、色んなトッピングが合いますので、卵や海苔、肉や季節の野菜など、他の食材と上手く組み合わせておいしくバランス良く食べるのがよいそうです。その方が腹持ちもよいのでおすすめです。

熱中症 水分補給


こんにちは。保健師の宮本です。
前回に引き続き、本日も熱中症関連で。
熱中症には水分補給をと言われていますが、飲むものによっては効果がマイナスになってしまうものがあります。

基本的には好きな飲みもので水分補給をすればいいのですが、利尿作用があるものは避けたほうがいいと思います。
お茶やコーヒーに含まれるカフェイン、ビールなどに含まれるアルコールは利尿作用があり、脱水になりやすいので熱中症対策には向きません。
事務所や現場の休憩所の冷蔵庫の中に、アイスコーヒーが冷やしてあるのをよくお見掛けしますが、食後などに少し飲むのには問題ありませんが、水分補給としての利用は避けたいですね。また、緑茶も同じです。
お茶で水分補給をするのであれば、カフェインは含まれておらず、ミネラルが含まれる麦茶がおすすめです。
スポーツドリンクも効果的ですが、一日中飲んでいると糖分や塩分の摂りすぎにつながるので要注意です。

のどが渇いたと感じるときには、体の中の水分は減ってきているので、のどが渇いてなくても補給をしましょう。また、1回に大量に飲むのではなく、度々、ちょびちょび飲むことをおすすめします。

熱中症対策 尿の色


こんにちは、保健師の宮本です。
先日、安全衛生委員会で熱中症による脱水を発見するために、尿の色も参考になることが話題にあがりました。
「尿の色による脱水症状判定チャート」が参考になります。
トイレで目の前に貼っておき、色を見比べて色が濃いときはトイレの後に水分摂取をどのくらいすればよいかわかるものです。
尿の色を見える化して、早めの水分補給を促します。

熱中症対策にはのどが渇いてなくても水分摂取することが大切です。こまめに、少しずつが基本です。
「のどが渇いた」と感じがときは軽い脱水状態になっているといわれています。

判定チャートはいろいろなものがネットを検索されればでてきますので、参考にされてみませんか。