服部産業医事務所の活動

睡眠


こんにちは。保健師の宮本です。
先日、睡眠が精神状態にとってどんなに重要かを解明する研究があったというニュースがありました。

睡眠が十分にとれていれば、作業中途中になんらかの中断が入っても、脱線することなく元の作業に戻りやすいということでした。
何か集中しての作業をしているときに、電話が入ったり、メールの通知に気づいたりして集中が途切れてたりしたときに、寝不足であれば中断前の作業段階に戻る能力に支障をきたす可能性があるそうです。

この作業というのが大きな危険を伴わないものであれば、作業処理が落ちてしまう程度で済みますが、重機の操作中であったりすると大きな悲惨な事故につながりかねません。
過去に起きた世界での大きな事故でも、睡眠不足が人的エラーの主な原因の一つとなっているとその研究者が述べています。

睡眠は、脳の回復・修復をしてくれる大切な時間です。
現場作業がある事業所での、朝の点呼時等に睡眠がきちんととれているかの、確認の重要性がわかりますね。

野菜好きですか?


こんにちは。保健師の宮本です。

子どもの頃に野菜は好きでしたか?
正直苦手だったけれど、大人になったら食べられるようになってきたという方もいると思います。
食品会社のKAGOMEの調査によると、
子どものときから野菜好きだった人とそうでない人では、野菜摂取量の平均に差があることが明らかになったそうです。

調査によると、小学校1〜3年生の頃に「野菜好き」だったのは3人に1人だったのが、大人になると約4人中3人が野菜好きにはなったそうです。

しかしさらに調べてみると、「野菜好き」になっても、その摂取量に違いがあることが分かったそうです。

「野菜好き」という大人でも、子どもの頃に野菜嫌いか普通だった人は、1日の野菜摂取量が約13グラム少ないことがわかりました。
子どもの頃から野菜が好きだった人は、大人になってもたくさん摂取できているそうです。

大人になってから野菜好きになった人は、野菜摂取量が少なくなってしまう可能性があるとのこと。子供の頃の野菜嫌いが現在の食生活に影響を与えてしまう可能性があるということです。野菜だけに限らず、食事の仕方などは大人になってかなりの影響があると思います。保健指導をしていても、長年の習慣や考え方は簡単には変わらないと感じています。
だからこそ、子供の時からきちんとした食事の食べ方、選び方などを教えていくことが大事だなと思いました。

体重測定


こんにちは。保健師の宮本です。
今日は体重測定について。
体重を測ってますか?

体重を減らしたいけど、なかなかできないという方も多いと思います。
そんな時には、体重測定を習慣にすることをお勧めします。毎日、体重を測って、数字の変化を見ていくだけでも、意外と生活習慣に変化が見られることがあります。食べる量を見直してみたり、体を動かしてみたり。また、日々の変化を把握していくと、いつの間にか体重が増えてしまった…などを防ぐことができます。

できれば、1日2回体重測定をするのがおススメです。
★起床後トイレをすませてから体重計にのる
★寝る前に体重計にのる

朝と夕の体重増加量が1㎏以上になると体重が増加傾向となります。朝と夕の体重増加量を1㎏以内/日とすると徐々に体重が変化してきます。
数字を見ながら、生活習慣を変える工夫をしてみて下さい。

脳の活性化


こんにちは。保健師の宮本です。

まだまだ暑い日が続いています。頭もぼーっとしがちです。
人の名前がすぐに出てこなかったり、物を取りにいって何を取りに来たか忘れたり、会話の中に「あれはあれでよかったよね」など、「あれ」を駆使する回数が増えたりする今日このごろ。
これは暑さの影響ではなく、そういうお年頃という声も聞こえてきますが・・・

しかし、仕事をこなしていくうえではそれでは困ります。脳を活性させないといけません。

脳の働きは人によって差があるものの、実は年齢に関係なく、脳機能は向上させることができるそうです。
若いころに比べて思考力が落ちたな~と感じる方もいらっしゃると思います。
脳には新しい刺激を与えないと、だんだんとだらけてしまうそうです。
脳の使っていない部分に刺激を与えることが必要です。
新しいことを見たり、聞いたり、実際に体験したりすることが減っていませんか?
脳を活性化させるためには、脳を喜ばせることが大事で、笑ったり、美味しいと感じたり、何かに感動することで脳が喜んで良い反応がおきるそうです。

また、脳は目で見たものの処理にもエネルギーを使っています。そこで、少し脳を休める時間の確保が必要だそうです。気が付いた時に1分間だけでも目をつぶり、視覚からの情報を遮断することで脳が休まります。
その後の仕事の集中にも関わるそうなので、集中力がなくなってきたと感じたら、やってみてください。

なんとか脳を活性化させつつ、残暑を乗り越えましょう。

就業制限の効用


就業制限がかかって初めて健康管理の重要性に気付き、生活習慣の改善や疾病の治療に励みはじめる方が多い気がします。就業制限がかかるとなると、仕事が全うに出来なくなりますので、制限を解除してもらうことが健康管理に励む動機づけになるようです。産業医の立場からは就業制限の効用と言ってよいのかもしれませんが、本来は就業制限がかかる前に健康管理の重要性に気付いていただきたいものです。

昼寝のすすめ


こんにちは。保健師の宮本です。

みなさん、お昼休みをどうすごされていますか??
お昼休みも仕事をしていますというお話も時々お聞きします。

お昼休みには脳を休めてリフレッシュさせることで、午後からの仕事が効率よくできると言われています。
その方法の一つとしてお昼寝があります。
最長でも20分くらいが適当な時間で、横にはならずに机などにうつ伏せたり、椅子に座った状態がよいそうです。
寝る直前にコーヒーや緑茶などカフェインを取っておくと、目が覚めるころに効いてくるので効果的です。
完全に眠ってしまわなくても、目を閉じてじっとしているだけでも、ある程度の効果はあるようです。
疲労回復だけでなく、心臓病のリスクの低下やストレス解消にもなりますので、午後からの頑張りのために取り入れてみてはいかがでしょうか。

夏の終わりの糖尿病の悪化にご注意を


お盆休みも明けて、仕事再開です。何もしない贅沢な時間を過ごすことが出来ました。さてまだまだ暑い日が続いており、熱中症には引き続き注意が必要です。ただ水分、塩分補給が必要とばかりに、スポーツドリンクを飲み過ぎ、糖尿病の悪化をまねく方が毎年必ずおられます。一般的にスポーツドリンクにはかなりの糖分が含まれているからです。糖尿病で厳密なカロリー制限が必要な方については、スポーツドリンクより、水または麦茶と塩分の組み合わせが無難と思われますので、くれぐれも注意しましょう。

痛風


こんにちは。保健師の宮本です。

暑い中での仕事が終わった後に、キューっと飲むビールがおいしい季節ですね。

しかし、尿酸値が高い方は痛風発作が気になりますね。
痛風発作の原因は関節にたまった尿酸の結晶で、そこに炎症が起きます。
痛風患者数は増加していて、30年前の4倍にもなっています。
尿酸値が7.0mg/mlを超えると高尿酸血症といわれます。尿酸が結晶化して関節にたまり、痛風発作が起こりやすくなります。
尿酸値が9~10mg/mlを超えていてもなんともない方もいらっしゃるようですが、高い状態は関節だけではなく、腎臓にも負担をかけますので注意が必要です。
足の指の付け根の関節などに発作が起きやすいのは、体温が低いために結晶がたまりやすくなり、歩いたりして動かすことで、沈着した結晶が関節の中に剥がれ落ち、白血球がそれを排除しようとして関節炎(痛風発作)が起こると言われています。

プリン体が多い食品を摂ると尿酸値が上がりやすいのですが、ビールもその一つです。
最近ではプリン体ゼロのものが出ていますが、これならたくさん飲んでも大丈夫というわけではなく、アルコール自体に尿酸値を上げる作用があるので、飲酒量が多くなれば発症率もあがることになります。
尿酸値が高いから、ビールをやめて、焼酎にしたという方がいらっしゃいますが、同じアルコールなのでたくさん飲めば結果は同じです。

また、汗をかくことが多いこの時期は脱水になりやすいのですが、これも尿酸値を上げ、痛風発作がおこりやすくなるので、水分摂取を多めにして尿酸を尿として体外に出すようにする必要があります。

尿酸値が高い方が、汗の量が増えるこの時期に、汗をかいた後にビールを飲むなどの大量飲酒がはずみで痛風発作が出やすいと言われています。
アルコールではない、水分摂取をきちんとした上での飲酒を心がけましょう。
また、尿酸値の排泄を促す野菜や海藻類、酢の物などを意識して取るようにしてください。

ちなみに女性は女性ホルモンのおかげで、尿酸値が高くなりにくいです。
女性ホルモンには尿酸値を下げる作用があります。とはいえ、飲酒は他の臓器にも影響を与えますので、ほどほどに。

夏バテ予防(食事)


こんにちは。保健師の宮本です。
過去に例のない気象状況と言われ、40度を超える気温だったり、台風の進路がいつもと逆だったりと不思議な状況です。

相変わらず暑さは続いているので、熱中症対策に水分補給をと、連日言われていますが、水分だけでなく、食事にも注意が必要です。

そこで意識してみたいのは、糖質とビタミンB1です。
この時期にはついついサッパリとした麺類などを食べる機会が多くなっていませんか?
麺類は糖質を多く含む食品です。糖質制限などちょっと悪者になりつつありますが、実は
大切なエネルギー源です。しかし食べるときにはビタミンB1を一緒にとらないとうまくエネルギーに変えることができずに、かえって夏バテしやすくなります。

ビタミンB1というと、すぐに思いつくのは大豆や豚肉です。ウナギや玄米にも多く含まれます。
さらには、それと一緒にネギやにんにく、ニラなどを取るとビタミンB1の吸収がよくなります。
豚肉とニラを炒めたり、冷奴にネギをのせたりと工夫できます。

暑いので食べる量が落ちてしまう方もいらっしゃると思いますが、糖質が少なすぎてもエネルギーが足りなくなってしまい、さらにたんぱく質が少なくなってしまうと、不足を補おうと体の中にあるたんぱく質を使ってしまうので、筋肉量が減ってしまい、疲れやすくなります。
食事量は落ちても、これらの栄養素を効率よく摂って、この時期を乗り越えましょう。

ビールより命


今の季節、仕事から帰って飲むビールは格別ですね。しかしおいしくビールを飲もうと思うばかりに、昼間に水分摂取をひかえ、喉が乾いても水分を摂らないで我慢する人がいますが、それは止めておいた方が良さそうです。特に今のような酷暑の時期にそれをやると、血液濃縮が進んでドロドロ血液になり、脳血栓を引き起こす原因になります。場合によっては命取りにもなりかねませんので、そうならないためにも水分はこまめに摂取し、喉の渇きを我慢するようなことは慎みましょう。実はこういう私も割と最近まで喉の渇きを我慢していました。やはりビールより命です。