服部産業医事務所の活動


早歩きしませんか


こんにちは。保健師の宮本です。
最近、電車通勤になって歩く機会が増えました。
しかし、駅まで行く途中に人にどんどん抜かれていることに気が付きました。
私、歩くのそんなに遅かったっけ?と思い、ちょっとショック。
きっと、この数年間、車中心の生活で歩くことがめっきり少なくなっており、歩く力が低下してきたのでしょうね…いけません。

歩く速さと寿命には密接な関係があるという研究が海外でなされており、歩行速度が速い人は同年代・同世代の人よりも平均寿命が長いという結果が出たそうです。
また、早歩きをする人の方が大きな病気をすることなく、健康に過ごせているという研究結果もあるようです。
歩く速さを今すぐ早くしたからといって、急激に寿命が延びる訳ではありませんが、日頃から活力ある身体を作るためには必要なことですね。

早歩きのメリットは、消費カロリーが大きくなることです。
体型や筋肉量によって差は出ますが、たとえば10分歩いた時、通常のスピードならば26kcal、早歩きでは38kcalのカロリーを消費できるそうです。たった、12kcalと思われるかもしれませんが、特に歩く頻度が少ない人ほど、せっかくの歩くチャンスを無駄にしないようにしたいですね。
「塵も積もれば山となる」の気持ちで。

まだまだ、寒くて歩くことが億劫な時期ですが、通勤でなくても、ちょっとの移動の時に、いつもより歩幅を広げて、姿勢を正してシャキッと歩いてみませんか。
私も、人を抜くことができるまで頑張ります。

時が経つのは早いもので・・・


保健師の宮本です。

いよいよ本日が最後の出勤日となりました。

先週も申しましたが、この3年弱があっという間に感じています。

特に退職日が決まってからのスピードたるや・・・

 

振り返りは先週済ませてしまいましたので、最後の投稿は「なぜ歳をとると時間の流れが早くなるのか」についてのお話にします。

私自身いつまでも10代の感覚から抜け出せない部分もありますが、「大人になると1年があっという間!」というのは、強く感じています。

 

 

『ライフハッカー(日本版)』によると、年齢を重ねると時間間隔が短く感じられる原因は、脳の働きにあるといいます。

情報が多ければ多いほど、それを理解するのにより多くの時間が必要です。

そのため、新しい発見にたくさん出合う若い時代には、時間の経過が遅く感じます。

逆に言えば、大人になり新しい発見がなくなると、脳が取り込む情報量も少なくなり、時間の経過が早く感じられるのだということ。

 

思い返してみれば、幼少期はもちろん、入学や就職など「物理的に大きな変化が訪れる時期」には「うわ!もう1ヶ月経った!」などとは言っていなかったような・・・

 

今の自分と比べると悲しくなってきますが、実は自力で時の流れを遅くするためのヒントがあるのだそうです。

そのヒントとして挙げられているのが、以下の5つ。

 

  1. 学び続ける
  2. 新しい場所を訪ねる
  3. 新しい人に会う
  4. 新しいことを始めてみる
  5. 自発的になる

 

具体的には「時間がない!」と諦めていた趣味や習い事に挑戦したり、資格を取ってみたり、新たな刺激を受けるということが、鍵となっているようです。

 

最近やけに時間が経つのが早いと思っていた私も、振り返ってみると新しい刺激を受ける機会が少なかったのかもしれません。

環境の変化が訪れるこの機会に、積極的に新しいことに挑戦してみたいと思っています。

数カ月~数年後、街ですれ違ったときに「老けたなぁ」と思われませんように(笑)

 

それでは、皆さまお元気で~!

退職のお知らせ


平素より弊社に対しご愛顧をいただき、厚く御礼申し上げます。

 

私事ですが、一身上の都合により今月末をもって退社致すこととなりました。

各ご担当者様には随時お話させて頂いているのですが、その他の方におかれましては急なご連絡となり驚かせてしまったことと思います。

 

皆様への御礼も兼ね、ここでは長いようで短かった3年弱を少し振り返ってみたいと思います。

入社直後、服部産業医から事前通告を受けていた「獅子は我が子を千尋の谷に突き落とす」の言葉通り一人前の保健師としての業務を与えて頂きました。

保健師免許取りたてほやほやで、右も左も分からない中担当させて頂いた企業様には、多くのご不便・ご面倒をお掛けしたのではないでしょうか。

少しずつ仕事に慣れ、最近やっと自信を持って業務に向かうことが出来てきたところでした。

 

優しく見守って下さる方、「社会人とは・プロとは」教えて下さる方・・・

各企業衛生担当者様はもちろん、私の保健指導を受けて下さった方、皆様に感謝しております。

そんな皆様にとって、少しでもお役に立つことが出来ていれば幸いです。

 

 今後は北九州の地を離れることとなりますが、産業から離れることはないと思います。

勉強会やイベント等でお目にかかる機会がございましたら、お声掛け下さい。

 

末筆ではございますが、皆様のご健康、ご活躍を心からお祈り申し上げます。

 

女性の大敵!冷え症 ②


保健師の宮本です。

12月も半ばになり、街の雰囲気がクリスマスチックになってきました。

先週に引き続き「冷え症」の話題、今日は「冷え症対策」についてです。

 

 

冷え症によい食べ物は?

東洋医学では「すべての食べ物には陰と陽がある」と考え、その性質から食べ物を二分します。

 

陰性の食べ物(寒涼食):体を内側から冷やす

陽性の食べ物(温熱職):体を内側から温める食べ物

 

冷え症の人はできるだけ寒涼食を避け、温熱食を摂ることが大切です。

とはいえ、寒涼食をまったく食べない!なんてことはできませんし、タンパク質の豊富な牛乳や豆腐、ミネラルを多く含む海藻類などは健康には欠かせない食品です。

そこで、寒涼食は温熱食と一緒に食べるようにします。

寒涼食を鍋物や煮込み料理のようにアツアツにして食べたり温熱食のこしょうやさんしょう、わさび、酒や酢などで調理するのもおすすめです。

 

なお白砂糖は寒涼食なので、ケーキやチョコレートなど甘いものの食べ過ぎには注意しましょう。

 

 

やっぱり適度な運動

ポンプ(足の筋肉)は第二の心臓とも呼ばれています。

心臓は血液を送り出しますが、足の筋肉は血液を上半身に送り返すという動きをします。

全身の筋肉の約7割が足の筋肉と言われていますので、冷え症対策には、特に足を中心に動かしたり足を温めたりすることが重要です。

身体が冷えるとブルブルと震えるのは、身体を温めるために筋肉が自然に動く現象です。

運動不足で筋肉が細くなったり、ダイエットなどで新陳代謝が落ちていると、熱を生み出す力が弱まってしまいます。

生み出す熱が少なければ、いくら厚着をしても温まらないのです。

ですから、運動は「温まりやすい体」になるためには、とても効果的なのです。

 

 

気分爽快!!半身浴

体を外から温めるには、やはりお風呂にゆっくり入るのが効果的です。

その中でも胸から下の下半身だけお湯につかる「半身浴」は冷えやすい足もよく温まります。

冬場は38度~40度ぐらいのぬるめのお湯に20~30分、下半身をじっくりとつけていると、どんどん汗が出てきます。

このとき、手はお湯に入れないのがポイント

お風呂用のイスに腰掛けたり、お風呂のふたをしめて蒸気をためるなどの工夫をする人もいます。

 

 

気軽にお茶で冷え症を解消

普段飲んでいるお茶。

これで冷え症をお茶で解消できるとしたら、気軽に取り入れることができますね。

ただ、お茶だったら何でもよいのかと言えばそうではありません。

「よもぎ茶」「クコ茶」「かりん茶」などが冷え症に効果的だと言われています。

また、冷え症の人は鉄分を摂ることも大事です。

お湯を沸かすときには、鉄製のやかんを使うとよりですね!

他にも「冷え性に良い」と考えられているお茶があるので、自分にあったお茶と入れ方、飲み方を探してみましょう。

 

 

それではまた来週~!

 

【参考・引用】 健康豆知識 http://trivia-beans.com/index.html

 

女性の大敵!冷え症 ①


保健師の宮本です。

今年も残すところひと月となりました。

年末で慌ただしくしているうちに、あっという間に2017年が到来していそうです><

 

 さて先週予告していた通り、今週は今の季節にちなんで「冷え症」をテーマに選んでみました。

ちなみに、私の長年の悩みだったりもします。

 

 

冷え症って病気?

西洋医学上の定義では、「体のほかの部分はまったく冷えを感じないような温度でも、手、足、腰、背中、ひざなど特定の部位のみが特に冷たく感じるもの」とされています。

検査をしても異常が認められないため、体質だからと諦めている人も多いのではないでしょうか。

しかし、ただの冷え症と思っていると大間違い!

冷えに伴って頭痛やめまい、立ちくらみ、肩こり、腹痛、食欲不振、肥満、膀胱(ぼうこう)炎、むくみ、便秘、下痢、生理痛などを引き起こす場合も少なくありません。

 

なぜ冷え症は女性に多いの?

①自律神経のバランスを崩しやすい

女性には生理や排卵などの周期があり、ホルモンの分泌は常に複雑に変化しています。

ホルモンと自律神経はお互いに影響しあっているので、自律神経もバランスを崩しやすいようです。

 

②熱を作り出す筋肉が少ない

女性の体は、男性よりも筋肉量が少なく脂肪の割合が多いのが特徴です。

(標準体脂肪率:男性 約13%~23% 女性 約17%~27%)

体温の約4割は筋肉を使うことにより発生するといわれていますが、筋肉量の少ない女性は熱の生産量も少なく冷えやすいのです。

最近では若い男性の冷え症が問題視されていますが、この部分に原因があるのかもしれません。

 

③低血圧や貧血

体の熱は、心臓から送り出された血液が体中に循環することによっても得られます。

女性の下腹部には子宮や卵巣などの臓器があるため構造が複雑で、血液が滞りがちになります。

特に低血圧の人は心臓のポンプの力が弱いので、末端にまでなかなか行き届きにいです

また、貧血になると新陳代謝が衰えてうまく熱を作ることが出来なくなってしまいます。 

 

次回は「冷え症改善方法」についてお話します。

お楽しみに~!

 

【参考・引用】 健康豆知識 http://trivia-beans.com/index.html

「多血症」知っていますか?②


保健師の宮本です。

 

先週に引き続き、「多血症」についてお話します。

今日は前回のお知らせ通り、多血症の3分類「真性多血症(骨髄増殖性疾患) 」「二次性多血症」「相対的多血症(ストレス性多血症)」についてです。

多血症の基礎知識については前回の記事(2016/11/24)をご覧ください!

 

 

真性多血症(骨髄増殖性疾患)

骨髄の働きが病的に強くなり、赤血球・白血球・血小板が増加することがあります。

一般的には慢性の経過をとるものを慢性骨髄増殖性疾患(腫瘍)と呼んでいます。

 

慢性骨髄増殖性疾患(腫瘍)は、以下の5つに分類されます。

*真性多血症(特徴:赤血球の増加が著しい)

*慢性骨髄性白血病

*本態性血小板血症(特徴:血小板の増加が著しい)

*特発性骨髄線維症

(特徴:骨髄が線維化→正常な造血機能が失われる→脾臓など髄外造血が起こる→脾臓が腫れる)

*慢性骨髄増殖性腫瘍

 

 

二次性多血症

何らかのきっかけで造血因子(エリスロポエチン)の量が増え、結果として赤血球量が増えてしまった状態です。

 

具体的には、以下の2つが挙げられます。

 

*酸素欠乏性多血症

1.酸素欠乏状態に陥る

原因例:高地生活、呼吸器疾患、心臓・血管異常による血流不足、肥満、睡眠時無呼吸症候群、常習的な大量喫煙など

2.赤血球(身体に酸素を送り込む役割)のニーズが上がる

3.腎臓や肝臓での造血因子(エリスロポエチン)産出量が増加する

4.赤血球量増加

 

*非酸素欠乏性の多血症

1.腎がん、肝がんなど、造血因子(エリスロポエチン)産出細胞あるいは腎組織に異常が生じる

2.造血因子産出細胞が病的に増加する

3.赤血球増加

 

子宮筋腫でも多血症が見られることがありますが、子宮の腫瘍化した平滑筋組織が造血因子もしくはそれに類似した物質を産出している可能性が指摘されています。

 

 

相対的多血症

原因

*脱水(水分の不摂取、嘔吐、下痢、大量発汗、利尿剤の使用や尿崩症・糖尿病などによる多尿)などで体の水分を喪失し、血漿の絶対量が減少する

*各種疾患が原因で、血漿と体細胞・組織の間の水分の移動がうまく行かなくなる

*喫煙など、循環血漿量の減少をもたらす行動

*ストレス

 

多血症は神経質・高ストレス状態・喫煙者・生活習慣病などであることが多く、赤ら顔や肥満は良くみられます。

高血圧や高脂血症・高尿酸血症など生活習慣病等慢性疾患では代謝の異常が起こりますので、機序は明らかではありませんが循環血漿量が減少するといわれています。

 

治療

脱水や下痢などが原因の場合は、その原因を解消し水分を補給すれば基本的に多血状態を改善することができます。

それ以外の、疾患や生活習慣などが原因の場合は、基礎疾患の治療を行います。

 

 

多血症の治療期間と予後

多血症は1つの疾患でなく、様々な疾患、原因によって起きる状態です。

そのため、一様な概要を述べることはできませんが、治療方法はその原因によって大別されます。

 

真性多血症=瀉血(血液を治療の目的で除去する処置)+化学療法

真性多血症以外=赤血球増加の原因を探り、その原因を解消する

(原因の解消が困難であったり合併症が見込まれるとき or Htが極端に高いときは、瀉血などの治療を適宜行います。)

 

次回は冬にちなんだテーマを考え中です。

お楽しみに~!

 

 

【参考・引用】

職と健康の総合サイト e8400.net http://e840.ne

「多血症」知っていますか?


保健師の宮本です。

まだ11月だというのに、関東ではもう初雪が降ったようですね。

ここ北九州はまだ少し我慢できる程度の寒さですが、あと数日もすれば一気に冬になってしまうのでしょうか><?

 

さて、今回はあまり聞き慣れない病気「多血症」についてお話します。

読んで字の如く、「血が多すぎる」つまり「血の気が多い」という状態を指します。

あなたの周りには、いつも顔が真っ赤で怒ったような顔の人はいませんか?

もしかしたら、その人は多血症気味かもしれません。

 

 

多血症の症状

多血症(赤血球増多症)とは、貧血とは逆に赤血球数が異常に多くなる病気です。

頭痛や皮膚のかゆみ、顔面紅潮、結膜の充血などのほかに、血栓ができやすくなり、血管をふさいで、脳梗塞や心筋梗塞を起こすこともあります

 

多血症の数値的な定義

 

性別\検査 赤血球数 Hb(ヘモグロビン) Ht(ヘマトクリット)
男性 600万/μl 18g/dl 51%
女性 550万/μl 16g/dl 48%

 

以上の数値のいずれかが、表示値を超えた場合に多血症と診断されます。

 

多血症にはいくつかの種類があり、

 

真性多血症(骨髄増殖性疾患)

血液の腫瘍性(がんのように細胞が増え続けること)の病気。

赤血球だけではなく、白血球や血小板も増加します。

それに加えて脾臓が腫れる事が多いのが特徴です。

この疾患の確定診断には、骨髄検査などが必要となります。

 

二次性多血症

慢性の肺の病気や先天性の心臓疾患などの原因となる病気があり、そのために赤血球が増えてしまった状態。

肺疾患、心疾患などにより慢性的に酸素が不足すると、それを補うために赤血球が異常に作られてしまいます。

これらの状態は、原因となる病気を治療する事が出来れば改善する事がほとんどです

 

相対的多血症(ストレス性多血症)

本当は赤血球が増えていないのに増えているように見える状態。

ストレスが原因と考えられていますが、メカニズムの詳細は分かっていません。

発症する対象者は、肥満、高血圧症、高尿酸血症などを有し、且つ喫煙習慣のある中年男性に多くみられます

この疾患を改善するためには、生活習慣の改善により危険因子を1つでも減らす事が重要となります。

 

の3タイプに分けられます。

 

そのため、「多血症」は血液に含まれる赤血球量が絶対的/相対的に増加する血液の状態であり、赤血球量が増えるさまざまな疾患・状態を含む概念をいいます。 

 

 

多血症の症状

多血症の症状は、赤血球の増加が著しいケースでは、頭痛・赤面・耳鳴り・めまい等が起こる事があります。

また、真性多血症では、更に高血圧・皮膚のかゆみ・胃潰瘍・鼻血・内出血といった出血傾向が高まります。

 

多血症のリスク

多血症により、赤血球数の増加だけではなく、血小板も増加するため血液の粘度が増します

そのため、治療を行わず放置することで、脳梗塞や心筋梗塞といった血栓が原因として発症する疾患のリスクが高くなります。

また、真性多血症の場合は、他の血液の病気を引き起こす場合があるため、しっかり定期的な経過観察が必要となります。

 

 

次回は多血症の3分類、「真性多血症(骨髄増殖性疾患) 」「二次性多血症」「相対的多血症(ストレス性多血症)」について、もう少し深くご説明します!

お楽しみに~!

 

【参考・引用】

職と健康の総合サイト e8400.net http://e840.ne

11月15日は「口腔がん検診の日」


保健師の宮本です。今日はとても暖かく、ダウンを着て出てきたのを後悔するくらいでした。

またすぐに寒くなって、寒暖の差に悩まされるんでしょうね・・・

 

倉保健師の更新内容を受け、「○○デー」繋がりで見かけた記事をご紹介します。

 

11月15日は「口腔がん検診の日」

日本は「先進国の中で口腔(こうこう)がんの死亡数が唯一、増加している国」だということはご存じでしょうか?

口の中にできる口腔がんは、進行すると舌や顎、頬の大部分を切除する手術が必要になることもあります。

そして、早期発見・早期治療のために欠かせないのが、定期的な検診です。

 

そもそも口腔がんとは

口腔がんとは、口の中に発生する癌の総称です。

口腔がんの種類には「舌がん」「歯肉がん」、舌の下部分にできる「口腔底がん」、口角の後ろなどにできる「頬粘膜がん」、上あごにできる「口蓋(こうがい)がん」、唇と皮膚の境目などにできる「口唇がん」などがあります。

 

初期の場合は自覚症状がほとんどありません。

そして、痛みがでたり、食べた物がしみる、口内炎が治りつらいといった症状がでたときには、すでにがんが進行している可能性があります。

ところが、このような症状を歯周病や口内炎のためだと思い込み、がんの可能性に気がつかない人は少なくありません。

 

そのほかにも、首のリンパ節が腫れたり、舌や粘膜に潰瘍やしこりができる、しびれがある、話したり飲み込みづらいといった症状がでることもあります。

 

 

口腔がんの原因と治療

口腔がんが発生する原因として、虫歯や歯周病などで口の中の粘膜に慢性的な刺激があることや、細菌の感染があげられます。

また、過度の喫煙や飲酒も引き金になると考えられています。

治療法としては「手術療法」「放射線治療」「抗がん剤治療」の3種類があります。

早期であれば、入院せずに簡単な手術で治すことも可能です。

 

実際に口腔がんの5年生存率は60~80%といわれていて、早期に発見し治療を行えば生活に支障なく過ごすこともできるのです。

 

しかし治療が遅れると舌や顎の骨を切り取る手術が必要となり、これまで通りに食事や会話をすることが難しくなります。

 

 

口腔がん患者の死亡数が増加している理由

普段当たり前のように呼吸をし、食事をしている口。

そこにがんができ、大きな手術を余儀なくされることは生活に大きな支障を来すだけでなく、社会でのコミュニケーションに少なからず困難や苦労が生じることが想像できます。

 

しかしながら、口腔がんの認知度はほかのがんに比べて低く、口の中にがんができること自体知らない人も少なくありません。

 

アメリカなどの先進国では、口腔がんの早期発見・早期治療に向けた取り組みが積極的に行われているため、死亡率が減少傾向にあります。

 

一方で日本は、残念ながらまだまだ遅れているのが現状なのです。

 

 

年に1度は口腔がん検診の受診を

口腔がんを予防するためには、まずは日頃から歯医者さんに通い、虫歯や歯周病などのトラブルがないかをチェックしてもらうことが大切です。

 

口腔がん検診には、「ベルスコープ」と呼ばれる機械を使って行います。

口の中に青色の光をあてて異常の有無を確認し、写真を撮影していきます。

 

口腔がん検診の所要時間の目安は30分程度。

費用は施設により異なりますが、5,000円~10,000円程度です。

 

地域や年齢によっては補助がでる場合もあるため、最寄りの市役所などの窓口や、歯科医院で相談してみましょう。

 

「全身の健康の原点」といわれる口。月に1回はセルフチェックを行って、トラブルがないか口の健康をチェックしましょう。

 

そして年に1度は口腔がん検診を受けましょう。

受診するのを忘れないためには「口腔がん検診の日」である11月15日をめやすにするとよいですね。

 

歯医者さんを定期的に受診する習慣をつけて、お口のトラブルを予防しましょう。

 

<執筆者プロフィール>

井上 愛子(いのうえ・あいこ)氏

保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン

 

【引用】MSNヘルス http://www.msn.com/ja-jp?ocid=iehp

めまいのアレコレ⑤


保健師の宮本です。

 

今週は、「めまいのアレコレ」最終回です!

お伝えしたいことが多すぎて、いい加減飽きてしまった方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)

次回のテーマは何にしようか考え中です☻☻

 

 

平衡感覚を伝える経路に急激な障害が生じた時にも、めまいが起こる!

 「脳の病気」と一言に言っても、脳出血のように急激に症状を呈するものもあれば、脳腫瘍のように徐々に症状が現れてくるものもあります。

そんな脳腫瘍が「平衡感覚に関する神経経路のどこか」に起こったとしても、めまいを引き起こすことはないと考えられています。

 

これは、「脳を原因とするめまい発作」は急激な変化をもたらす要因がなければ起きないからです。

脳腫瘍のように経過がゆっくりな病気では、それに合わせて脳が色々と微調整してくれることが分かっています。

 

 

CTスキャンには脳梗塞になってからでないと写らないし、脳幹部の脳梗塞などは小さすぎて写らないことが多い

 

脳血流障害から来るめまいを疑い、CTスキャンなどの精密検査を行なうとします。

何度もお伝えしている通り、「脳を原因とするめまい」は脳への一時的な血流不良が原因です。

CTスキャンを受けている真っ最中にその現象が起き、そしてその瞬間を捉えることは決して容易ではありません。

そのため、脳梗塞などのように組織が破壊されてしまってからでないとCTには写ってこないのです。

 

また、破壊された病変ならばすべて写るのかと言うと、そうでもありません。

めまいに関係があると言われる脳幹部(親指の太さ)の中の前庭神経核を中心とした直径1mm程度の小さな脳梗塞などの病変では、小さすぎて写ってこないのです。

そもそも脳幹部には、呼吸や心臓、意識に関係する大切な場所がたくさんありますので、CT検査に写るような大きな病変が起こったならば、生命にかかわるか、昏睡状態となるのが普通です。

 

動脈硬化、延いては脳梗塞や心筋梗塞の引き金になると言われているのが

・高血圧

・高血糖

・脂質異常(高脂血症)

・喫煙

など生活習慣病+αです。

思い当たる節のある方は、まずは自信が治療を受けるレベルなのかを把握しましょう!

それぞれに対する対処法は、本ブログページ右端最下にある「検索」にキーワードを入力してみて下さい。

それではまた来週~!

 

 

脳神経外科 山本クリニック http://www.yamamotoclinic.jp/

めまいのアレコレ④


保健師の宮本です。

前々々回から引き続き、めまい第4弾。

「脳を原因としためまい」の続きです!

 

まずは、前回のおさらい

年配の方の回転性めまいは脳への血流が悪くなって起こる場合が多く、脳梗塞の前ぶれの可能性があります!

 

脳梗塞(のうこうそく)の前ぶれである可能性が高い症状

目の前が急に暗くなる(立ちくらみ)

・一瞬気が遠くなる

・回転性のめまい

 

脳梗塞は動脈硬化を原因に血液の流れる内腔の部分が狭くなり、ついには詰まってしまうことで起こります。

動脈の狭くなった部分がいよいよ詰まりかけてくると、血圧の変動によって一時的に脳梗塞のような症状を繰り返すようになります

こうした発作のことを一過性脳虚血発作と呼びます。

めまいの原因は様々ですが、そのうち最近増えているのが、この脳の一過性脳虚血発作です。

 

朝起きた時のめまい

脳梗塞や脳への血流不足が原因の可能性があるので、要注意!

 

汗をかきながらも水を飲むことのできない睡眠中には、血液中の水分が不足して血液がドロドロとした状態になりがちです。

それに加えて、血圧というものは昼間(活動中)に高く、夜間(睡眠中)には低くなるという特性を持っています。

これらの事柄が重なり、血液の流れが悪くなるような病気は「夜間~朝起床時にかけての時間帯」に起こることが多いとされています。

実際、血圧が上がって起こる脳出血の発作は血圧の上がりやすい昼間に多く、一方、血管が詰まる脳梗塞の発作は夜間に起こりやすいようです。

 

夜中睡眠中に血圧が下がり脳の中の血液の流れが悪くなったりしても、寝ている間は気が付きません。

そして朝目覚めた途端に、あるいは夜中に目が覚めたそのときに症状に気付く、と言うようなことが起こるのです。

 

つまりこのような症状は、脳梗塞、そうでなくとも脳への血液の流れが悪くなったせいで起こっている可能性があります。

一時的に脳への血液の流れが悪くなったことで起こってしまった場合では、しばらくすれば症状は治まります。

 

しかし、すぐに良くなったと言って安心ばかりはしていられません。

なぜなら、このような症状は「脳梗塞の前ぶれ」であることもあるからです。

特に年配の方で、回転性のめまい(特に朝)、失神、フーッとなるような発作が起こった時には、手遅れにならぬうちに精密検査を受けておくと安心です。

 

また、頭部に血液を送る椎骨動脈は頚椎の骨の真横を通っていますが、頚椎は老化により椎骨動脈を圧迫することがあります。

その場合、しばしば首を回したりした時に、その圧迫が強くなり、そのせいで血液の流れが悪くなってめまいが起きる場合もあります。

 

脳幹部の血液の流れが悪くなると、めまいと同時に目の前が暗くなったり、口の回りがしびれることがある

 

脳幹部を通り越した椎骨動脈の1番先には、視覚中枢(見た物を感じる部分)があります。

そのため脳幹部への血液の流れが悪くなると、めまいがする他に「目の前が真っ暗に見える(眼前暗黒感)」といった症状が出現します。

という話は先週しました。

前庭神経核の回りには口の回りの感覚を司る部分もあるので、血液の流れが悪くなった時には「口の回りのしびれ感」が起こることもあります。

さらに血液の流れが悪くなると、意識の中枢がやられて意識をなくしてしまう事態にも。。

 

しつこいようですが、「直ぐに治ったから気にしない~☻」と軽く受け流していると、特に年配の方などでは取り返しのつかないことになることもあります。

 

なお、このようなめまい発作の後では「血圧を高くして脳へ血液の流れを良くしよう」という体の反応が起こります。

そのせいで医療機関を受診した時などには、かえって血圧が上がっていることが多いようです。

 

それではまた来週~!

 

【参考・引用】

脳神経外科 山本クリニック http://www.yamamotoclinic.jp/

 

次週も脳を原因としためまいについてお話します!お楽しみに~!