服部産業医事務所の活動

気温より湿度

今年も熱中症のハイリスクシーズンになりました。巡視で現場に行けば、熱中症の発生リスクが高いかどうかは体感として分かりますが、気温より湿度の高い方がより体にこたえます。実際に湿度は気温の3倍WBGTに関与していると言われています。先日の職場巡視を行った作業場は湿度が76%あり、かなり蒸し暑い思いをしました。また屋内だからと言って油断禁物です。製造業で発生する熱中症の3分の2は屋内で発生している現状があります。

コロナ対策が労働災害につながらないよう

マスク着用に伴う熱中症発生リスクの増加、手すりを握らないことによる階段からの転落、対面でのコミュニケーション不足に伴うヒューマンエラーの増加など、コロナ対策が労働災害の発生リスクを高めてしまうことが懸念されます。今後現場の職場巡視ではこうした見方も加えて実施したいと思います。

粉塵職場の作業者 あっぱれです

年間通して作業中常に中防じんマスクを着用しなければならない粉塵職場の作業者の大変さ、すごさはこのコロナ騒動の中ではなおさら際立ちます。プロの粉塵作業者が使用する直結式防じんマスクの顔面への密着性は、コロナ対策で使用するサージカルマスクの比ではありません。当然呼吸も苦しくなりますし、熱中症の発生リスクも高くなります。毎年熱中症を出さず、安全を守り作業をされている現場の方々には頭が下がる思いです。

防じんマスクはアルコールで拭いてから収納しましょう

粉塵職場では防じんマスクを共用の殺菌灯付き保管庫に収納していることが多いですが、現在は特にコロナ感染に備え、使用後マスクを保管する際にはそれぞれがアルコール等でふき取り清掃をしっかり行ってから収納するようお願いします。もちろん殺菌灯が切れていれば、交換することも忘れずに。

安全衛生委員会においても3密を防ぐ努力をしていますが・・・

新型コロナ感染対策として3密を避けることが強く求められており、安全衛生委員会においても窓や入口を空けて開催する事業場が多くなりました。真冬ではないので寒さにはどうにか耐えられますが、晴れた日などは花粉が室内に入り込んできますので、花粉症の症状の悪化は避けられない状況です。3密を防ぐために、花粉症のある委員にとってはつらい状況になっています。

多い転倒災害

日常生活でつまづいて転ぶことはよくありますが、わが国の産業現場で発生している労働災害のなかで最も多いのは転倒によるもので、全体の約4分の1を占めています。さすがに死亡災害のランキングには入っていませんが、高齢労働者が増えるにつれて、その割合はこれからも増えていくものと思われます。また同じ転ぶにしても、高齢者は若年者に比べけがが重症になるケースも多いようです。常にしっかり足元を見て歩き、たとえ転んでもしっかり受け身をして、軽症ですむように心がける必要がありますね。

冬の湿度管理

こんにちは。保健師の宮本です。

事務所衛生基準規則という法律をご存知でしょうか?
これは、労働安全衛生法の規定に基づく規則です。

「事業者は、空気調和設備を設けている場合は、部屋の気温が17度以上28度以下及び
相対湿度が40%以上70%以下になるように努めなければならない。」
と温度や湿度についてのルールが規定されています。

オフィスの職場巡視の際に、湿度が20%程度であることをお見かけします。
気になるインフルエンザの蔓延を防ぐためにも、湿度管理が大切です。

オフィスでできる対策としては
・加湿器の利用。
 加湿器は、お湯を沸かすタイプか気化式のタイプの使用をお勧めします。
 超音波でミストを出すタイプは、パソコンなどに影響が出る場合があります。
・濡れたタオルやコップに入れて置いておき、水分の自然気化で加湿する方法。効果はわずかですがないよりはよいかと思います。 
・観葉植物を置く。  
 植物には保温加湿作用があります。暖房による空気乾燥を抑える効果が期待できます。
・マスクの利用。
 せきやくしゃみの飛沫を飛ばさないようにするだけでなく、のどや鼻の粘膜の湿度を保てます。

まずは職場の湿度をご確認ください。

たい積粉じんの危険性

たい積粉じんは二次的発塵をまねき、じん肺や粉じん爆発のリスクを高めますが、それだけでなく、工場やプラントの作業場や階段上にたい積していますと、床や座張り、ステップが見えない状況になりますので、それらが腐食している場合はそれを踏み抜き転落災害をまねくことになります。たい積粉じんをこまめに清掃することは、転落災害を防止するうえでも重要ですね。

熱中症発症に伴う二次災害にもご注意を

工事中の作業者が熱中症を発症し、危うく高所から転落しかけたという事例が身近に起こりました。もし安全帯をかけていなかったら、高所から転落していた可能性が高いようです。通常熱中症を発症しても、病院に受診し点滴をすれば大部分は回復し事なきを得ますが、現場での作業の真っ最中に発症しますと、転落、墜落、挟まれ、巻き込まれ等の重大な二次災害につながるということを改めて認識させられました。夏場は熱中症発症に伴う二次災害発生のリスクも念頭に入れて、現場の巡視を行う必要がありそうです。

今日は熱中症要注意です

今日福岡地方は急激に気温が上昇し、日中の最高気温は34度に達する見込みであり、さらには休日明けですので、現場で作業される方は熱中症に充分に注意していただきたいと思います。私もしっかり水分を補給して仕事にのぞみたいと思います。

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