服部産業医事務所の活動

年末のご挨拶


㈱服部産業医事務所の服部です。弊社は今日から1月3日まで休業いたします。今年も無事にそして特に大きな問題も生じることなく業務を終えることができましたが、これもひとえに弊社の活動に対する契約先企業の皆さんのご理解とご協力、そして弊社職員のがんばりによるものであり、支えてくれた方々に深く感謝申し上げます。今年の弊社の大きなニュースとしては4月に若い松田保健師が入社してくれたことが挙げられます。もうすでに彼女は弊社の大きな戦力になってくれていますが、これからのますますの成長が楽しみです。

いよいよ新しい年を迎えることになりますが、弊社はこれからも立ち止まることなく、産業保健サービスのさらなる拡大に努めてまいりますので、どうかよろしくお願いします。なお新年は1月4日より通常どおり営業いたします。皆さまのこれからのご健康とご多幸をお祈りして、年末の挨拶に代えさせていただきます。それではよいお年をお迎えください。

                                                       株式会社 服部産業医事務所 代表取締役 服部 泰

過重労働対策に関する講習会のお知らせ


新年明けて1月27日(金)の14時から直方中央公民館において、直方労働基準監督署主催で過重労働対策に関する講習会が開催されますが、そのなかで当方は15時から講師を務めることになりました。今回の演題は「過重労働による健康障害防止について」です。過労死に至るまでの過程を医学的なデータをもとに解説、さらにその防止対策、対策事例、実際に現場で遭遇する問題等を系統的にわかりやすくお話する予定です。直方労基署管内には私が嘱託産業医を担当している企業も数社あります。時間のご都合がつくようでしたらぜひ参加ください。多くの方に参加いただければ、話をする側としても張合いがあります。

復職に向けてのハードル


メンタルヘルス疾患にて長期休業中の方がおられるのですが、ご本人が復職を希望されているようでしたので、主治医から診療情報をいただいたところ復職可能とのことでした。いよいよ復職に向け産業医として対応を開始する段階になったのですが、その手始めとしてご本人に会社まで出てきていただいたうえで復職の意思をお聞きかせいただこうと考えています。ところがどうもご本人は会社に出てくることに対して難色を示されているようであり、産業医として復職可能と判断するには時期尚早と考えざるを得ない状況です。メンタルヘルス疾患で長期休業されていた方にとって、まず会社に顔を出すことは復職への最初のハードルと考えてよく、久しぶりに会社に顔を出した時は非常に緊張したという話は今までもよく聞きました。復職面談を行う前に、まずは自分ひとりで会社に出てこられるかどうかを観察することは、復職の可否を判断するうえで必要な最初のステップなのかもしれないですね。

苅田火力発電所2号機の再稼働


苅田発電所2号機の再稼働に向けて来月から本格的に工事が行われる予定のようですが、現場ではすでにその準備に入っており、今日は2号機のタービンや発電機の分解作業の現場を巡視してきました。原子力発電の停止に伴いこれから火力発電の稼働率が高まっていくことになるわけですが、原子力の再稼働時期については目途がたっていないようです。分解された1つ1つの部品はまたあとで組み立てる必要がありますので、どこの部品がわかるよう整然と置き場に並べられていたのが印象的でした。

過重労働面談


今日はある会社で12人の過重労働面談を行いました。11月の時間外労働が80時間を超えた現場の方々でしたが、皆さんお元気で特に就業制限を要するような方はおられませんでした。毎年この時期に忙しくなることは皆さん織り込み済みであり、こうした心づもりができていることが疲労の蓄積を回避する方向に作用している気がします。それに反し予期せぬトラブルや仕事量の増加に伴う長時間労働は心身の疲労をまねきやすいという印象があります。面談の際には本人が時間外労働の増加を予期していたかどうか聞いておく必要性を感じています。

救急対応


先日ある事業場で職場巡視をしていた時の話です。 現場で仕事をされていた方が急に気分が悪くなったということで、回りにいた方がご本人を私のところに連れて来られました。

半身の麻痺があり、意識レベルが急激に落ちてきている状況でしたので、近くにあった担架に乗せ救急車を要請しました。一応救急車が来るまでの間、脈は触れていましたし呼吸もありましたので救急蘇生術は行わずに済みましたが、心停止、呼吸停止になればすぐにでも蘇生術を開始するつもりでした。

結局ご本人は病院に救急搬入されたあと、治療の甲斐なく4時間後にお亡くなりになられましたが、普段は職場巡視中に急病者に出くわすことはほとんどありませんので、さすがに今回は緊張しました。

なおあとから聞いた話ですが、その職場にはAEDが設置してあり、救命救急講習を受けた社員もおられたということでしたので、たとえ当日私がいなくても救急の対応はできたと思われます。

その会社は各現場へのAEDの設置、社員の救命救急講習の受講を計画的に進めているからこそだと思いますが、今回改めて現場で救急処置ができる体制の整備の重要性を思い知らされた次第です。

心停止、呼吸停止して5分を過ぎると時間とともに救命率は落ちるといわれていますので、現場での迅速な対応は必須になりますが、できるだけどの現場、どの時間帯でも対応できるよう日頃から備えをしたいものです。

マイコプラズマ肺炎に注意


今年はマイコプラズマ肺炎が流行っているようです。天皇陛下も入院されましたし、地元北九州でも小学校の学級閉鎖が報道されました。私も11月初めに小学生の娘からうつされ、薬を飲んで1週間で治りましたが、結構咳は激しく出ました。この肺炎はほかの肺炎と違い熱があまり上がらないことも多く、病院にかからず学校や会社に出てしまい、知らず知らずのうちに他人にうつしてしまうことになるので注意が必要です。たとえ普段健康な人でも、何も治療をしなければ2週間以上激しい咳が続くことになりかねません。咳がいつまでも続く方がおられたら、マイコプラズマ肺炎を疑い病院受診をされた方がよいと思います。マクロライド系抗生剤が第一選択ですが、最近は耐性菌も出てきているようです。

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ホームページのリニューアルを機に服部産業医事務所の活動ブログを始めました。
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