復職に向けてのハードル
- 2011年12月24日
- 活動報告
メンタルヘルス疾患にて長期休業中の方がおられるのですが、ご本人が復職を希望されているようでしたので、主治医から診療情報をいただいたところ復職可能とのことでした。いよいよ復職に向け産業医として対応を開始する段階になったのですが、その手始めとしてご本人に会社まで出てきていただいたうえで復職の意思をお聞きかせいただこうと考えています。ところがどうもご本人は会社に出てくることに対して難色を示されているようであり、産業医として復職可能と判断するには時期尚早と考えざるを得ない状況です。メンタルヘルス疾患で長期休業されていた方にとって、まず会社に顔を出すことは復職への最初のハードルと考えてよく、久しぶりに会社に顔を出した時は非常に緊張したという話は今までもよく聞きました。復職面談を行う前に、まずは自分ひとりで会社に出てこられるかどうかを観察することは、復職の可否を判断するうえで必要な最初のステップなのかもしれないですね。