腰痛の多くはストレスから
- 2013年01月29日
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日本整形外科学会と日本腰痛学会が国内外の医学論文をもとに、医師向けの腰痛の診療ガイドライン(指針)を発表しました。腰痛には原因が明らかなものと明らかでないもの(非特異的腰痛)とがあり、特に後者は全体の85%を占めるという報告もあるようです。また非特異的腰痛の発症と慢性化についてはストレスなどの心理社会的要因、特に職場においては人間関係や仕事量の多さ、仕事上の不満、うつ状態等が関与しており、その場合は精神医学療法が有効とのことです。確かに腰痛を訴える方は非常に多いですが、画像診断で異常を認めず、原因が特定できないことも多いですので、今後は腰痛の推移とストレスとの関係について注意して診ていきたいと思います。