服部産業医事務所の活動

今までありがとうございました。

こんにちは。保健師の山口です。
面談時、職場巡視の際にお世話になっていた担当事業場の方なのですが今月をもって退職されるとのこと。最後にお褒めの言葉とお礼の言葉を頂きました。
私自身もとても頼りにしていたので、非常に残念です。担当者の上司の方は彼の退職を非常に嘆いていらっしゃいました。現場をよく知り、部下、上司からも信頼されているのだなと、短い期間しか接していない私でも感じました。
そんな方から激励の言葉を頂くことはありがたいことです。御期待に添えるよう日々精進です。

そしてこの場を借りて、御礼申し上げます。

長時間労働と脳心疾患発症のタイムラグ

長時間労働が多く発生した時期から遅れること半年ほどして、脳心疾患の発症者数が増えたという某企業のデータを拝見しました。脳心疾患の発症者に長時間労働者が多かったかどうかは不明で、大雑把なデータではありましたが、長時間労働が脳心疾患発症のリスクになることを伺わせるものでした。長時間労働と発症との間にタイムラグがあったことも興味深いです。

アンガーマネジメント

先週末産業医科大学学会に出席しましたが、特別講演で日本アンガーマネジメント協会の大江恵子先生がアンガーマネジメントについて話をされました。怒りをいかにコントロールするかという内容のお話でしたが、仕事よりは自分自身に役に立つ内容でした。怒ってもいい場面と絶対に怒ってはいけない場面がある、身近な者に対してほど自分がコントロールできると思い込んでいるから余計怒りの感情が湧いてしまう、相手は自分とは異なることを認識することで怒りの感情を抑えることができるなどなど、なるほどと思わせる珠玉の言葉を講師より頂きました。私自身は日常のどんな場面でも動じることなく冷静でいたい、自分の心をコントロールしていきたいと思ってはいますが、現実にはまだまだと思うことも多く、今回の話は理想の自分に近づくべく、心の持ち様や考え方を示唆してくれるものでした。

厚生労働省からのお知らせ「労働者健康状況調査」について

平成24年「労働者健康状況調査」結果が厚生労働省から公表されました。

以下は福岡産業保健推進センターメルマガ88号より抜粋したものです。

 この調査は5年ごと実施され、周期的にテーマを変えて行われています。
 平成24年は、「労働者の健康状況、健康管理に関する事業所や労働者の
 取組状況、意識等」について調査が行われました。

 (調査結果のポイント)
 【事業所調査】
 1 時間外・休日労働が100 時間を超える長時間労働者への医師による面
  接指導を実施している事業所のうち、「100時間を超える全ての労働者に
  対して実施した」事業所は81.6%だった。【調査概況 4頁・第3表】

 2 メンタルヘルスケアに取り組んでいる事業所は47.2%だった。
【概況7頁・第9表】

 3 定期健康診断を実施した事業所は91.9%だった。【概況10頁・第15表】

 【労働者調査】
 1 長時間労働者への医師による面接指導等を過去6か月間に受けたこと
   がある労働者は5.5%だった。【概況21頁・第35表】

 2 現在の自分の仕事や職業生活に関して強い不安、悩み、ストレスを感
じる事柄がある労働者は60.9%だった。【概況19頁・第30表】

 3 職場で他の人のタバコの煙を吸引すること(受動喫煙)がある労働者は
51.8%だった。【概況23頁・第39表】

 詳しくは下記リンク先の調査概況をご覧ください。

 「労働者健康状況調査概況」
  ⇒ http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/h24-46-50_01.pdf

タクシーでの偶然の出来事

先日仕事で契約先に向かう途中での話ですが、列車を降りスペースワールド駅から出て、事前に予約し私が乗車するはずのタクシーに向かって歩いていたところ、そのタクシーに別の女性の方が乗り込まれました。おかしいと思いすぐにタクシー会社に電話をすると、私が予約していたタクシーの号車番号が分かりましたので確認したところ、やはり今女性が乗り込んだタクシーに間違いはなく、運転手が別のお客さんを間違って乗せたことが分かりました。それであわてて駅構内から出ようと信号待ちをしているタクシーに駆け寄り、運転手に私の名前を告げ自分が事前に予約していたことを伝えたところ、その女性のお客さんは謝りながらタクシーから降りてこられましたが、なんと偶然その女性のお客さんも私と同じ姓、服部さんだったことが分かりました。当然タクシーの運転手は名前を確認してその女性のお客さんを乗せられたようですが、この偶然により私は危うくタクシーに乗り損ねるところでした。それにしてもその女性はなぜタクシーの運転手が自分の名前を知っているのかと不思議に思われなかったのでしょうか。

職場巡視で

こんにちは。保健師の山口です。

服部先生と谷澤先生に同行し、職場巡視に伺いますがやはり先生によって違いがあっておもしろいです。谷澤先生は女性ならではの細やかさがあるので、服部先生がスルーするような箇所もしっかり確認されます。(特に休憩室等)
ある事業所で谷澤先生は整理整頓について指摘されていましたが、私も同じ個所が気になっていました。普段はずぼらでおおざっぱな私でも少しは女性目線で巡視できたことがうれしく思いました。

電話の配線コードが凶器に

ある事業所で女性が電話の配線コードに足を引っ掛け転倒し、大腿骨頚部を骨折するという労災が発生したそうです。以前に私が担当している事業所でもコードに足を引っ掛け転倒し、肩の骨を折り半年以上休業された方がいました。工場のみならずオフィスの巡視においても床上の配線コード類の養生については常々指導していますが、改めてその必要性を認識した次第です。

多忙な月

毎年のことですが、今月は予想どおり多忙な月になっています。通常の活動に健康講話の依頼が多く入ることもありますが、それに加えなぜか10月は突発の面談の依頼が多く入ります。先週末18日は通常の活動に加え、講話、復職面談、メンタルヘルス面談が入り、1日で7社対応することになりました。次の日はオフでしたのでどうにかがんばれましたが、とてもハードな1日でした。今日も結構ハードです。

たばこの煙

今ではPM2.5という言葉は広く知られるようになりました。
ご存知のように、中国からの越境汚染であり、飛来した時は青空が全く見えない状態になるうえ、鼻や目がムズムズしばしばして直ぐ体感できます。
風に乗ってやってくるのでどうにも止められない外来の害ですが、日常的に喫煙する姿を見るタバコの煙も正真正銘のPM2.5だと知った時は驚きました。
それで、PM2.5だと大騒ぎするならば先ずは禁煙を目指すことが大切と新聞でも取り上げられていました。
復習になりますが、喫煙者が吸い込むPM2.5の濃度は10,000μg/㎥超、
喫煙できる喫茶店や居酒屋は800μg/㎥
禁煙席でも70μg/㎥    となっているそうです。 (産業医科大学健康開発科学研究室 大和教授談)
先ずは身の回りから禁煙を進めていくことが大切です。
ちなみに「心の健康」にも、たばこは百害あって一利なしです。  (N・H)

いざという時の非常停止ボタン

機械への挟まれ、巻き込まれは比較的頻繁に発生していますが、私が担当している事業所で発生した指の巻き込まれでは、近くに機械装置の非常停止ボタンがあったにもかかわらず、被災者は巻き込まれた際に停止ボタンを押すことができなかったようです。幸い微小なケガで済みましたが、重大災害にもなりかねない事故でした。被災者は巻き込まれた際にパニックに陥り非常停止ボタンを押すことができなかったものと思われます。機械に巻き込まれないよう予防策を講じていくことはもちろん大切ですが、いざという時には非常停止ボタンを押せるよう日頃から訓練していることも重要なことなのでしょうね。

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