服部産業医事務所の活動

産業医の選任要件における労働者数のカウントについて

法的に常時使用する労働者数が50人以上の事業場については産業医を選任しなければなりませんが、労働者数をカウントするにあたっては、派遣社員もその中に入れなければなりません。その他パート、アルバイト、嘱託社員等も同様の考え方になります。労働者のカウントの中にこれらを入れなくてもよいと思っている担当者が多いようですので、注意する必要があります。ちなみに派遣労働者については派遣元の会社もその数が50人以上の場合は産業医を選任する必要があります。したがって派遣労働者については派遣元、派遣先ともに産業医の選任義務が生じることになります。

忙しかった11月

こんにちは。保健師の山口です。11月は健診後の保健指導を行う会社が多く毎日忙しく飛び回っていました。私が1日に3社、4社と保健指導で伺うことはほとんどありませんが、今月はありました。タクシーまで、訪問先まで、駅まで移動はほぼ走っていました。1本電車に乗り遅れると時間に間に会わず。走って訪問先に伺わないと時間に間に合わず。タクシーの運転手の方にも、急ぎめに、と無理難題。さすがにこの1日は心身共に疲労度MAXで帰りの電車は爆睡でした。
毎日私以上に飛び回っている服部産業医は本当に強靭な身体を持っていると改めて感心いたしました。

爆発事故

すでに報道もされましたが、昨日新日鉄住金八幡製鉄所構内にて爆発が起こり、数名の方が被災し、うち1名の方が亡くなるという事故が発生しました。昨日も私は製鉄所構内に入り、爆発があった現場の近くを通りましたが、帰宅して重大な事故であったことを知った次第です。ガスが爆発したとの報道がなされていますが、普段は産業医としてガス配管のある場所やガス雰囲気の場所を職場巡視することも多く、改めて危険な現場で仕事をしていることを実感させられました。亡くなられた方のご冥福をお祈りしたいと思います。

復職許可やむなし

メンタルヘルス疾患で長期休業されていた方の復職に際し、まだ充分に回復していないにもかかわらず、復職ができなければ休職満了になるため、本人が復職を強く希望されているようなケースがあります。本来であれば復職不可と判断するところですが、発症の要因の一つとしてハラスメントなどが絡んでいる場合は、会社側も休職満了退職にならないことを望んでいることがあり、産業医として復職を黙認せざるを得ないことになります。たとえ復職しても全うに勤務できない場合は、休職満了になっても本人は納得して退職してくれるものと考えているのですが。

一緒にお仕事をしていただける保健師さん(正社員)を募集します

弊社では常勤の保健師(正社員)を募集することになりました。保健師の増員に伴うものです。詳細については近日中に当HPにて公開しますので、ご興味のある方は是非ご応募ください。社員一同お待ちしています。

嬉しかったこと

保健師の山口です。ある事業所に伺った時のことですが、担当者の方から「厳しめに保健指導お願いします」と申し送りがありました。詳しく伺うと対象者の方々は例年対象者になる人ばかり、どうせ痩せなさいと言われるんでしょ、と保健指導に対して乗り気ではない方が多いことがわかりました。斜に構えた方が多いということでしょうか。私も身を引き締めて保健指導を行いましたが対象者の方は皆素直、スムーズに保健指導を行うことができました。
最後に担当者の方から、「皆さん笑顔で帰られましたよ、想像していた保健指導と違っていたんでしょうね。」「もっと年配の方から厳しいお説教があると思っていたのかもしれませんね。」とのこと。
行動変容につながるかは別として、対象者の方が保健指導にマイナスイメージを持たずに受けて頂くことは保健師冥利につきます。おそらく私の年齢も加味されているのでしょうが。

若さには勝てません

最近大学院生の息子たちも私が会員となっているフィットネスクラブに入り、一緒に泳いでいます。息子たちはさすがに若いだけあり、また小学生時代にスイミングクラブに入っていたこともあり、長年のブランクをあまり感じさせず結構スムーズに泳いでいます。またまだそんなに泳ぎ始めて時間がたっていないにも関わらず、みるみるうちに胸に筋肉がついてきましたが、これはやはり若さゆえのことだと思います。こちらはといえば現在の体力をいかに維持するかが課題であり、不摂生をするとたちまち泳ぐのがきつくなります。それでも今のところ持久力では息子たちにも決して劣ってはおらず、より長い距離を泳ぐことができています。しかしそれもいつまで続くやら。

非常勤保健師募集のお知らせ

弊社では非常勤保健師を募集することになりました。保健師の業務量増に伴うものです。詳細については近日中に当HPにて公開しますので、ご興味のある方は是非ご応募ください。社員一同お待ちしています。

監督署の臨検

労働基準監督官を主人公にしたテレビドラマが放送されていますが、ドラマの中で臨検という言葉が出てきます。監督官が臨時で事業所に立ち入り、法違反がないかどうかを調査することですが、先日も担当の事業所に臨検が入りました。臨検前に定期訪問で伺った際、担当者とその対応について協議していましたが、臨検後に監督署から出された指導票の内容はすべて想定範囲内のものでした。長年産業医をやっていますと、担当の事業所が全く想定外の指導を受けることは最近ほとんどなくなりました。もちろん臨検の結果、全く指導事項がないことが理想ではありますが、やはり指導票は必ずと言っていいほど出されるようです。なかには以前から産業医として指導してきたにもかかわらず放置されていた事項に対して指導票が出されることもあり、それをきっかけにようやく改善が進むこともあります。いずれにせよいつ臨検が入っても問題ないよう日頃からしっかり労務管理、安全衛生管理を行っていれば、何も恐れることはないのですが。

労災補償の対象となる業務上疾病が追加されました

業務を原因として労働者が疾病にかかった場合に労災補償を受けられる範囲については、労働基準法施行規則別表第1の2に具体的に掲げられていますが、このたび新たに下記の4疾病が追加されました。

テレビン油にさらされる業務による皮膚疾患

ベリリウムにさらされる業務による肺がん

1,2-ジクロロプロパンにさらされる業務による胆管ガン

ジクロロメタンにさらされる業務による胆管ガン

ご存じの通り、胆管ガンについては比較的最近マスコミも取り上げ話題になりました。先日の産業医科大学学会の特別講演でも関西の事業場で実際に発生した事例について報告を聴きましたが、今回行政の対応はかなり早かったと感じます。

 

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