メンタルヘルス不全者を早く見つける体制づくり その2
- 2014年02月13日
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メンタルヘルス不全に陥った本人に病識がないことも多く、たとえ自覚していても他者に相談したがらない場合も多いですから、本人が相談に来るのを待っていては、対応が後手に回ってしまいます。したがって普段本人と一緒に仕事をしている上司や同僚の方が早く本人の異常に気付き、産業医などの専門スタッフに相談をしていただく体制にしておくことは非常に重要になってきます。通常は管理監督者がその役割を担うことになりますが、厚労省の指針のなかで示されている4つのケアのうち、ラインによるケアがこれに該当します。管理監督者には部下の異常に早く気付き、産業医等に話をつないでいくことが求められています。もちろんこのケアが機能するためには、日頃から管理監督者に対してメンタルヘルスに関する教育を行っておくことがポイントになってきます。