服部産業医事務所の活動

貧血について

こんにちは。保健師の山口です。女性の保健指導を行うと有所見で挙がってくる項目が「貧血」です。今日は貧血についてお話したいと思います。「貧血」というと、どんなイメージを思いかべますか。色が白くて顔色の青白い人が、フラフラして急にしゃがみこんでしまう・・・。 学生時代は月曜日の全体朝礼で倒れる女子学生がチラホラ・・・。そんなイメージでしょうか。 ほとんどの場合は、症状に気付かず、徐々に貧血が進んでいます。 (女性の方は月経の影響もあり、数値が恐ろしく低くても、気付かずに生活している方もいらっしゃいます)少しぐらい低い値でもほとんど自覚症状がでないので気づきにくいというのが現状です。ではどうのように発見できるか。それは、毎年受けている定期健診で調べることが出来ます。 血液検査の中の、「血色素(ヘモグロビン)…Hb」という項目です。 この数値が男性なら13.0 女性なら12.0より低いと貧血ということ になります。

貧血の原因は様々ですが、多いものとしては『鉄欠乏性貧血』があります。鉄分不足。他には、出血によるものが考えられます。
女性のは月経により毎月出血していますので、急激に出血量が増えた、もしくは前年度よりHbが下がったという方は子宮筋腫や子宮内膜症が隠れている可能性も。
男性は、前年度よりHbが下がったという方は消化管からの出血(胃や大腸)し胃・十二指腸潰瘍、ポリープ、がん等が隠れている可能性もあります。
自覚症状としては酸素を運ぶHbが不足すると、息切れや動悸、疲れやすいなどの症状がでてきます。
肝機能や血中脂質、体重に目を奪われがちですが一度ヘモグロビンも確認してみて下さい。

次回は鉄分を含む食品についてお話したいと思います。

 

 

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