家庭用血圧計の種類について
- 2014年05月14日
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保健指導の際に血圧計を買いたいがどの血圧計を買ったらよいか分からないという話をよく聞きます。
私は上腕に巻くタイプの血圧計しか見た事がなかったので、家電量販店で確認しますと、沢山の種類の血圧計がありました。
上腕で測定するタイプ
→利点:データの信ぴょう性が一番高い。
欠点:厚着をしていると上着を脱ぐ必要がある。他のタイプの血圧計より高価。場所をとる。
手首で測定するタイプ
→利点:容易に計測可能。
欠点:姿勢によってはデータが不安定。
指先で測定するタイプ
→利点:容易に計測可能。持ち運びに便利。
欠点:高血圧症の方は末梢循環を起こしている方が多いため、正確な値が測れない。
測定方法を考えてみると、コロトコフ法とオシロメトリック法の2種類があります。コロトコフ法はカフを巻いてから動脈を圧迫し、血の流れを止めてから空気を抜いたときに血管に血液がぶつかる音によって測定します。
またWHOでもこのコロトコフ法を推奨しています。つまり病院ではコロトコフが多く、また家庭用としてはオシロメトリック法のものが主流です。
一番のお勧めは上腕タイプのコロトコフ法を採用している血圧計です。データの信ぴょう性はピカイチ。ただし、値段が高い上、おそらく場所をとります。
難しいという方は、なるべく上腕で計測するタイプを購入するようにしてください。