保健師　宮本です。

５月も中旬になり暖かい日が続いていますが、皆さんは休日をどのように過ごされていますか。

いくら「減量には運動！」「血圧にも運動！」とは言っても、

働いている人にとって運動する時間を確保するのは非常に難しいことだと思います。

そんな方には早歩き散歩をお勧めします。

普段行かない方角に向かって歩いていると、今まで気が付かなかった喫茶店やパン屋さんを見つけたり

発見がたくさんあります。

私も先週末、会社とは真逆に向かって早歩き散歩をしました。

寄り道をしながら歩いたので実際の時間は分かりませんが、少なくとも片道１時間は歩いたのではないかと思います。

楽しく良い運動ができました。皆さんも梅雨に入る前に一度お試しください。

福岡産業保健総合支援センター（旧福岡産業保健推進センター）主催の労働衛生管理研修会で講師を務めますので、そのお知らせです。来る６月２０日（金）１５時半から１７時の時間帯ですが、福岡産業保健推進センターにて「労災事故につながりやすい疾病とその管理について」というテーマでお話をさせていただく予定です。てんかん等、労災事故につながりやすい疾病をリスク別に挙げたうえで、企業としてどう管理していくべきか、さらに対応困難なケースについて解説するとともに事業者の安全配慮義務にも言及いたします。今回は一定の病気等に係る運転者対策として、免許の取得や更新時に病状を虚偽申告した場合の罰則を新設することなどを盛り込んだ改正道路交通法にも言及します。もちろん参加費は無料ですので、奮って参加ください。お申し込みは福岡産業保健推進センターまで。

自動車産業では作業関連疾病として関節炎や腱鞘炎が比較的多く見られますが、なかでも期間従業員に、さらにその多くが作業を開始して１～２か月後に発生している傾向があるようです。作業に慣れていない間は力の入れどころが分からず、余分に力を入れて作業を行ってしまうことも関係しているのではないでしょうか。なかには治療が必要なほど悪化していくケースもありますが、そのうち作業に慣れて症状が改善していくケースも多いようです。

こんにちは。保健師の山口です。
今日からGW明けの仕事はじめという方が多いのではないでしょうか。最初のうちは張り切っていたのに、5月の連休明け頃から、なんとなく気分が落ち込む、疲れやすい、仕事や勉強、家事などに集中できない、眠れないといったスランプ状態に陥ること、これがいわゆる「五月病」。仕事や学校、転居などで環境が変わったり、異動・転職前後で仕事や職場のイメージが違い過ぎることで受けるショック、新しい環境の変化についていけないあせりやストレスが、精神的な症状だけでなく、食欲不振や胃の痛み、めまい、動悸などの症状を訴える人も多く、知らず知らずのうちに体の症状となって出てくるのです。
五月病といっても、新入生や5月に限って起きる病気ではなく、完璧主義で物事にこだわりがちな人や、内向的で孤立しやすい人、過保護に育てられた人などが五月病になりやすいといわれています。たいていの場合は一過性の心身の不調で、1～2ヶ月で自然と環境に慣れ、症状が良くなると言われています。

五月病かな、と思ったら、とにかく気分転換・リラックスできることをしてみましょう。これらのことは、五月病の予防法でもあります。

・会話でストレス解消（友人や同僚などに、話を聞いてもらう）

・質の良い睡眠をとる睡眠は疲労回復に重要な役割を果たします。睡眠の質を上げるために、「起床・就寝の生活リズムを整える」、「夕食は寝る2時間前まで、入浴は1時間前までに済ませる」、「寝る前にテレビやパソコンを見ない」などの生活習慣を身に付けましょう。

・休日はの過ごし方（オフの日は自分の好きなことに時間を費やし、仕事のことは忘れ、気分転換を図る）

最近は夏日に近い日もあり、おそらく５月実施の安全衛生委員会では早くも熱中症の話題が出てくることになりそうです。暑くなってきますと現場では冷蔵庫やエアコンの稼働が必須になりますので、今のうちにその点検をしておいた方が良いと思います。これらのものは冬場にはあまり稼働していなかったこともあり、故障したまま使えない状況になっているものを結構見かけます。夏場になって故障していることに気づき、補修や取り替えを手配したものの、そのうちに秋が来てしまい肝心の暑い時期には使えなかったという話を今までよく聞きました。備えあれば憂いなしです。