服部産業医事務所の活動

1.3トンの堆積粉じん

ある自動車製造関係の工場での話ですが、溶接が行われている作業場の堆積粉じんを清掃し集めたところ、その総重量が1.3トンに達したそうです。溶接ヒュームも長い期間堆積すれば、すごい重量になることを改めて実感した次第です。その甲斐あってか、粉じん作業環境測定結果もかなりの改善が見られたようです。堆積粉じんの清掃はこまめに行いましょう。

基準値緩和??

保健師 宮本です。

今年4月、日本人間ドック学会などが発表した「新基準値」をご存知ですか?

最近週刊誌やテレビで「基準値緩和」「高血圧なんて気にしなくて良い」などと騒がれているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

血圧を例に挙げると、高血圧は140/90㎜Hg以上から147/94㎜Hg以上に変更されました。

たしかに解釈の仕方によっては、今まで高血圧だと言われていた140~146/90~93㎜Hgの方も正常範囲内とみなされ、基準が緩和したように思えます。

で  す  が !! だからといって安心はできません。

新基準値は「健康な人の分布範囲」を示したもので、健康な人の中に147/94㎜Hg未満の人が多かったというだけ。

従来使用されてきた140/90㎜Hg以下を正常値とする考えは、多くの臨床試験で「もともと高血圧だった人の血圧を140/90㎜Hgに引き下げると脳や心臓疾患のリスクが減った」というところからきています。

また、基準値引き上げの背景には「欧米での基準値」との差を埋めるというものもあるようです。

(私の父もよく「日本は厳しすぎる!アメリカならこんな数値じゃ異常とは言われん!」と屁理屈を言います・・・)

ゾウの血圧は上が250㎜Hg前後、ネズミの血圧は60㎜Hg前後であるように、体の大きさによって身体活動に必要な血圧は異なります。

食や生活の欧米化が進み、昔と比べると日本人の体形も随分変わってきましたが、現段階では欧米人と日本人の体格が同等であるとはいえません。

あなたは本当に心臓に147/94㎜Hg分も働いてもらわないといけない身体ですか?

山口佐和保健師退職です

5月末日をもちまして山口佐和保健師は退職の運びとなりましたことをお知らせいたします。彼女が担当していた事業所も多く、唐突に思われる方も多いかと思いますが、業務での不祥事、その後も繰り返される社内での問題言動等もあり、社としては退職もやむなしと考えています。しかしながら山口保健師を応援されていた担当先の方々もいましたので、とても残念な結果になりましたが、これもひとえに私の指導、監督の不行き届きおよび不徳の致すところであり、この場をお借りして担当先の企業様に深くお詫び申し上げます。替わって7月からは新たに保健師を1人採用の予定であり、人心を一新、引き続き保健師2人体制で業務を運営していく所存ですので、今後ともよろしくお願いいたします。

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