服部産業医事務所の活動

全国労働衛生週間説明会にて講師を務めます

今年はうきは市に遠征し、全国労働衛生週間説明会の講師を務めますので、よろしくお願いいたします。今回はご要望により現場での労働衛生管理の進め方についてお話いたします。労働衛生管理の3管理の話がメインになります。

日時 : 平成26年9月9日(火) 14時40分~15時25分

場所 : うきはムラおこしセンター (うきは市吉井町983-1)

演題 : 職場で進める労働衛生管理

免疫つけてイキイキ生活①

保健師の宮本です。

蝉の鳴き声もまばらになってきました。8月ももうすぐ終わりですね。

季節の変わり目は体調を崩しやすいので、皆さん体調管理には十分に気を付けてくださいね。

さて、その「体調管理」ですが、疲れているときや忙しいときに限って風邪をひいたり何だか本調子じゃないな~と思うことはありませんか?

山本保健師が睡眠について書かれていますが、睡眠不足は免疫力を低下させるというのはご存知でしょうか?

そこで私は2週に分けて、「免疫」についてお話しさせていただきたいと思います・

 

●免疫とは・・・

体内に入った細菌やウイルス、または体内で発生した異常細胞(癌など)といった異物から自分自身を守る力。本来生まれながらにして人間が持っている「自分で自分を守る力」のことです。もし、私たちに「免疫力」がなければすぐに病気にかかってしまい、健康な身体ではいられません。

滅菌・除菌が容易になったことや森や山、砂場のような俗に言う「汚い」場所に行く機会が減ったことから、私たち人間は徐々にこの免疫力を失ってきていると言われています。

昔に比べてアレルギー体質の人が多くなり、花粉症人口が着々と増えているのもこのせいという説も・・・

 

●免疫力を低下させる原因とは・・・

24時間社会と呼ばれている現代社会は不規則な生活に陥り易く、ストレスも多いのが特徴です。

つまり、知らず知らずのうちに免疫力を低下させる要因で溢れている状態にあります。><

~生活習慣~

睡眠不足

喫煙・飲酒

運動不足

偏った生活

ストレスフルな生活(仕事/人)

その他、遺伝・加齢・環境汚染も免疫力を低下させると言われています。

 

●まずは免疫力チェック!

今の段階で免疫力が落ちていないかチェックしてみましょう。

 

□すぐに口内炎やヘルペスができる

□花粉症やアトピーの症状がひどくなった

□季節の変わり目など、寒暖の差が激しい時に体調を崩した

□重要な会議や試験当日など、いざという時に体調を崩した

□久しぶりに激しい運動をした後に、風邪をひいた

 

1つでも当てはまる方は、免疫力が低下している可能性があります。

 

来週は免疫力を維持増進させ、負けない身体づくりに役立つ食べ物についてお話します。

眠りについて考える~その②~

こんにちは、保健師の山本です。 何と来週にはもう9月になってしまいます。

私が服部産業医事務所で勤務をはじめて、もう2か月が経つ計算です。

この調子だとあっという間にクリスマスや年末年始に突入しそうですね(笑)

 

さて、前回から「睡眠」をテーマにお話ししています。

今回は寝酒といびきにスポットを当てて、お話しします。

特にいびきは、心当たりのある方は要注意ですよ。

 

●『寝酒』の効果は?

アルコールは不安を抑えたり精神の緊張をほぐす作用があるので、たまに飲酒するのであれば寝入りをよくするには効果的な部分もあります。しかし、常用したり大量に飲んでしまうのはかえって逆効果。アルコールは夜間前半の睡眠を増加させますが、その作用が長続きしないために夜中や早朝に目が覚めてしまうことになり、かえって睡眠が不安定になってしまいます。

またアルコールによる睡眠では、深い眠りはかえって減少してしまうとも言われています。さらに、アルコールは「耐性」を生じやすいので、毎日飲んでいるとだんだん量を増やさないと眠れなくなってしまい、アルコール依存症や肝臓などの臓器障害を起こす危険もあります。

 

●少し心配な『いびき』

いびきは、寝ているときに舌や喉の奥の筋肉がゆるみ、気道が狭くなるために口の中の軟部組織が振動して起こる音です。年をとればとるほどいびきは多くなり、60代では男性の60%、女性45%は一晩に1回はいびきをかくといわれています。 アルコールを飲みすぎたときや身体が疲れきっているとき、扁桃腺炎やアデノイド、鼻炎などの病気がある人もいびきをかきやすくなります。軽いいびきは騒音程度で、特に健康上の心配はいりません。しかし夜のはげしいいびきが原因となり、昼間に耐えられないほどの眠気におそわれる人は、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」が隠れている可能性があり、要注意です。

「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」は、睡眠中に一時的に10秒以上続く無呼吸が1晩に30回以上も起きるという睡眠障害。大きないびきのあと、突然いびきが止まって無呼吸となり、その後、空気が抜けるような「ヒュー」という音や、「ググッ、ガガッ」という大きないびきをかくような場合は、この病気が疑われます。無呼吸時の酸欠状態は、 高血圧や動脈硬化などを引き起こしやすく、脳梗塞や心不全など生命にかかわる危険もあり注意が必要です。 いびきの気になる人は、自分がどんないびきをかいているのか、一度、睡眠中の状態を家族に観察してもらいましょう。

今年は熱中症の発生が少ないようです

昨年は猛暑続きだったのに比べ、今年は天候不順が幸いして気温も例年より低い日が続いていますので、担当している事業場での熱中症の発生はかなり少ない状況です。東日本はとても暑いようですが、北九州地方はずっと梅雨が続いているような感じで、日照不足による農作物への被害が懸念されます。

平成26年度「全国労働衛生週間」のスローガンは、 「みんなで進める職場の改善 心とからだの健康管理」

平成26年度のスローガンは、近年、過重労働による健康障害やメンタルヘルス不調などの健康問題が重要な課題となっていることや、労働者の健康確保の観点から健康診断の実施の徹底、健診結果に基づく事後措置などの適切な実施が重要となっていることから、労働者自身や管理監督者、産業保健スタッフが一丸となって健康管理を進め、労働者の健康が確保された職場の実現を目指すことを表しています。(厚生労働省のサイトより)

眠りについて考える~その①~

こんにちは、保健師の山本です。

もう暦の上では秋になりましたが、暑い…と言うかよく降る雨のせいで湿気がすごいですが皆さんいかがお過ごしですか?
私は長い夏季休暇の間、日帰り温泉や映画鑑賞etc.とインドアライフ満喫でした(笑)。
※私日光過敏症のため、アウトドアライフを楽しむには向いてないのもあります

さて、今年は昨年と比べ過ごしやすい夜が多いように感じますが、皆さん「質の良い」睡眠をとれていますか?
睡眠は時間よりも「質」の良さが重要です。
そこで今回から、「睡眠」をテーマにしていきたいと思います。
今回は睡眠概論的なお話です。

● 人はなぜ眠るのか
睡眠は身体の休息はもちろん、脳が休息するための大切な時間です。身体の疲れは横になって身体を休めるだけでもある程度回復できますが、意識や知能、記憶など知的活動を行う大脳は起きている限り休息することは不可能です。睡眠は脳を深く眠らせて、精神的な疲労を回復する大切な営みなのです。
また、昔から「寝る子は育つ」といいますが、脳が深い眠りに入ると成長ホルモンが分泌されることもわかっています。この成長ホルモンは細胞の新陳代謝を促して、皮膚や筋肉、骨などを成長させたり、日中の活動で傷ついた筋肉や内臓などを効率よく修復する働きがあります。
睡眠は身体と脳の再生工場のようなもの。私たちは、心と身体の健康を保つために眠る必要があります。

● 睡眠時間はどれくらい必要?
睡眠の必要量にはかなりの個人差があり、年齢・日中の活動度・体調などによっても大きく変わってきます。
基本的には、日中眠気がなく、ふだんの生活をするのに問題がなければ、睡眠時間にこだわる必要はないといわれています。
むしろ、どれだけ熟睡できるかという、睡眠の質のほうが重要であるといわれています。質のよい睡眠とは、目覚めがスッキリとしていて、ぐっすり眠ったという満足感が得られる眠りのことです

次回は寝酒といびきについて取り上げたいと思います。
では皆さん、今週もご安全に!!

睡眠の前後にも水分補給を

保健師の宮本です。

まだまだ残暑厳しい中、如何お過ごしでしょうか。

私はといえばせっかくの長期休暇を法事とダラダラで使い果たしてしまいました。

冬期休暇はアクティブに活動したいと思います。。。

 

さて、今日は夏の脳梗塞最終章です。

夏の脳梗塞の予防で最後に大切なことは、「睡眠の前後」に水分補給を行うことです。

普段私たちは、眠っている間にコップ1杯程度(200cc)の汗をかきます。

真夏の、それも熱帯夜ともなると、それ以上の大汗をかくことも珍しくありません。

また、眠っているときは一般に血圧が低下し血液の流れが遅くなるため、血栓(血のかたまり)ができやすい状態になります。

さらに、起床の前後には活動に備えて血圧上昇・アドレナリン分泌という変化が起きます。

アドレナリンには止血の手助けするという役割もあるため、これによって血液が固まりやすくなります。

これらの条件が重なるため、夏の脳梗塞は睡眠中から起床後の時間帯にかけて発症のリスクが高くなるのです。

 

【予防のために①・・・寝る前に水を1杯飲む!】

中高年になると、睡眠中にトイレに立つことが多くなるため、夜間には水分をとらない人が少なくありません。

しかし、これは大変危険なことです。

むしろ枕元に水を置いてトイレに立った後などに飲むようにすると、睡眠中に汗で失った水分の補給になります。

お茶や紅茶、コーヒーなどにはカフェインが含まれているため、寝付きが悪くなるだけでなくトイレが近くなるので避けると良いでしょう。

冷たい水が苦手の人は、湯冷まし(白湯)がオススメ。

【予防のために②・・・朝起きたときに水を1杯飲む!】

始めに説明したように、朝の血液はドロドロかたまりやすい状態です。

起きてすぐにコップ1杯の水を飲むことは寝ていた腸を起こすため、朝食の消化にもGOOD!なんと快便にも繋がります。

朝一のお水が、脳梗塞・消化不良・便秘という3つの悩みの種を予防してくれるなんて一石二鳥、いや三鳥ですね!

 

真夏でも真冬でも発症リスクがぐーっと上がる脳梗塞。

そもそもの原因を断ち切るために、食事や運動で生活習慣病予防に取り組むのも良いかもしれません。

少しぼけた頭で仕事再開です

今年はいつもの年より少し長め9日間の夏休みをいただき、今日から仕事を再開しました。少し頭がぼけていますので、お手柔らかにお願いいたします。

操作禁止札をはずしての災害

機器や設備の稼働範囲の中に立ち入りその点検や整備を行う際には、他者が誤ってスイッチを入れ機械を稼働させることがないよう、操作禁止札を操作盤やスイッチにかけ、巻き込まれ災害の防止を図りますが、その操作禁止札を他者が無造作にはずして機械を稼働させ、点検整備を行っていた方が被災するという事例が発生しています。他人がかけた操作札を勝手にはずすことは禁制事項に掲げられているにも関わらず、それを守らずに起こった災害であり、禁制事項を破ると重大な災害につながることを改めて実感させられました。

夏バテならぬ残暑バテ⁉

8月8日の立秋から9月20日の秋分の日までの期間をさす残暑ですが、この時期、残暑とは言っても暑さがちょうど盛り上がってくる時期でもあり、アスファルトの照り返しがきつく感じられたりします。 この時期熱中症対策とともにしておきたいことが、夏バテならぬ残暑バテ対策です。夏バテにはならずに何とか盛夏を過ごしたものの、残暑になって疲れが出てきてしまったという経験は皆様にもあると思います。 暑さでヘトヘトになるのは真夏の時期だけではありません。夏の暑さの疲れが身体に溜まり、少しずつ『何だか疲れた』というサインを出し始めるのが、残暑の時期なのです。こういった時期には抵抗力も落ちているため、普段は何ともないところで風邪を引いてしまい、長引いてしまうこともあるので要注意です。 ~ 残暑バテの対応方法 ~ 残暑バテ対応方法として以下の3つがあげられます。これらを上手に取り入れて残暑バテを乗り越えましょう。 ● 睡眠(静養) いつもより少しだけ早く就寝したり、昼寝を効果的に取り入れて身体の 自然治癒力を高めましょう。本当に身体が疲れている時は、寝ても寝ても まだ眠れるというように身体が睡眠を欲していることがよくあります。 ● 栄養 ビタミンB1を多く含む食べ物(鰻や豚肉、ニンニク、枝豆、蕎麦、玄米 など)を食事に取り入れましょう。ビタミンB1は糖質を分解する酵素を助 けてエネルギーに変えてくれます。一方、ビタミンB1が不足することで疲 れやすくなったり、身体がむくんだりイライラしたりする原因にもなるの で、残暑の時期には特に注意してください。 ● 軽い運動 睡眠をしっかりとって栄養を蓄えたら、遊びがてらちょっと身体を動か すものを取り入れてみましょう。この他、身体に負担のかからない程度に 散歩をしてみましょう 今年はぜひ『残暑バテ』にならずに秋をむかえられるよう、睡眠・栄養・運動の各対策を取り入れてみてください。 それでは皆様、ご安全に!

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