ビタミンあれこれ
- 2015年06月09日
- 健康管理(宮本)
保健師の宮本です。
雨の日は気温が低いので今のところあまり不快感はありませんが、遂に福岡県も梅雨入りしましたね。
ジメジメが続くと食べたくなるのが、冷たくてするっと入るもの。
夏バテや体調の悪い時など食欲がないときにも「何か」は口にしておいた方が良いと言いますが、そんな時皆さんは何を食べていますか?
ゼリー?アイス?果物?
そういう時程少量でもしっかり栄養が摂れる、果物や栄養補助ゼリーがお勧めです。
有名どころだとウ○ダーinゼリーですが、用途に合わせて「エネルギー」「ビタミン」「マルチミネラル(鉄)」「プロテイン」「ローヤルゼリー」とたくさん出ています。
中でも「ビタミン」はグレープフルーツ味ということもあり、食欲のないときにはもってこいだそうです。
ビタミンにも色々ありますが、王道はビタミンCでしょうか。
ビタミンCといえば「体に良い」「美肌効果がある」というイメージがありますが、具体的にどのような効果があるのか、効率的な摂取方法等はご存知ですか?
今日はそんなビタミンCの小話をいくつかご紹介します。
ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。
肌にハリを持たせたり、シミを予防する美容効果や免疫力を高めて風邪をひきにくくする効果、ストレスに対する抵抗力を高める効果など、様々な働きをもちます。
ビタミンCが欠乏すると、疲れやすくなる・免疫力が低下して風邪や感染症にかかりやすくなる・肌のハリが失われる・貧血になりやすくなる、といったことが起こります。
さらにビタミンCの不足が続けば、壊血病というコラーゲンを十分に生成することができず、体中の血管、粘膜、皮膚組織の結合が弱くなって出血が止まらなくなる病気を発症することも。
また、ビタミンCが不足することで骨粗しょう症や食欲不振といった症状もみられます。
ビタミンCは一般に過剰症の心配もないため、積極的に摂りたい栄養素のひとつです。
「美肌のもと、コラーゲンを作る名パートナー」
美肌のもとと言われるコラーゲンですが、美肌に役立たせるためにはビタミンCが重要な役割を果たします。
コラーゲン(タンパク質の一種)と一緒にビタミンCを摂取することで、美肌のもとになる栄養素として働くそうです。
なにより『2つ一緒に』がお約束。
「シミの原因、メラニン生成を抑えて色白美肌へ!」
シミは紫外線などの刺激で、シミのもとであるメラニンの生成が活性化して作られます。
ビタミンCにはメラニンの原材料を作る過程に働きかけ、生成を抑える頼もしい働きがあります。
美肌はもちろん、美白ケアにも欠かせない存在。
「引き締まったボディラインの作り手」
質の良い筋肉を作るには適度な運動と共に筋肉の原料となる肉や魚、大豆などのたんぱく質の摂取も必須。
また、筋肉はコラーゲンと弾力のある繊維でできているので、タンパク質と一緒にビタミンCを摂ると良い筋肉が育ちます。
「野菜や果物だと摂取しにくい?」
綺麗や元気には欠かせないビタミンCですが、残念なのは熱や空気に弱い点。
野菜や果物などの生の食材の場合、調理する過程で酸化してしまいます。
野菜の中でもじゃがいもやさつまいもに含まれるビタミンCはでんぷんによって守られているため、調理による損失が少ないという特徴があります。
効率よく摂取するには、ビタミンCを壊れにくい状態にしたサプリメントも一つの手です。
~ビタミンC含有量の多い食品~
野菜:赤ピーマン、芽キャベツ、菜の花、カリフラワー、にがうり、キャベツ、ほうれん草、じゃがいも、さつまいも、ちんげんさいなど
果物:レモン、アセロラ、キウイフルーツ、いちご、ネーブル、はっさく、ぽんかん、いよかん、パイナップル、グァバ、柿など
その他:緑茶など
栄養バランスを考えた食事を心がけ、ジメジメ・ジリジリを乗り切りましょう!
それではまた来週!