お盆休業のお知らせ
- 2015年08月07日
- お知らせ
来週はお盆の週になりますが、保健指導の閑散期により、保健師は来週10日から1週間夏季休暇を取らせていただきます。私を含めその他のスタッフは13日と14日のみみ休業させていただきます。短期間ですが、この間英気を養いたいと思います。
来週はお盆の週になりますが、保健指導の閑散期により、保健師は来週10日から1週間夏季休暇を取らせていただきます。私を含めその他のスタッフは13日と14日のみみ休業させていただきます。短期間ですが、この間英気を養いたいと思います。
おはようございます、保健師の山本です。
九州北部も無事に梅雨明けしましたね。
北九州の夏イベントも、大きい物は関門の花火大会だけとなりました。
暑い夏本番ですが、熱中症や脱水に注意してくださいね。
さて本日は、女性の皆さんは特に興味があるかと思います。
紫外線は例年、5~9月にかけて多くなりますので、特に肌の露出が増える夏は、要注意。
日傘やクリームで紫外線対策をしていても、塗りむらがあり、思ったより日差しが強くて日に焼けてしまった、というケースもあります。
毎日の日傘やクリームなどの紫外線ケアはとても大切ですが、ボディのすべてをまんべんなくカバーできているわけではありません。
そこで今回は、食べる紫外線対策となる栄養素についてご紹介したいと思います。
1.紫外線予防にいいビタミン
昨今では、直接に肌にあたるだけでなく、眼球から入る紫外線も、日焼けに関与することがわかってきました。
そのため摂取することで体の内側から肌を少しでも日焼けしにくくする紫外線予防が期待されています。
紫外線を防ぐ働きをする栄養素は、よく知られているのが、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEです。
それに、トマトなど色の濃い緑黄色野菜に含まれるカロテノイドと呼ばれる色素成分も良いと言われています。
その仕組みは、まず紫外線が肌に当たると、肌から炎症を起こす物質がでます。
これが日焼けになり、放っておけばシミ・クスミになるのですが、これらの栄養素の摂取でその炎症を起こす物質が比較的抑えられます。
2.紫外線予防におすすめの栄養素
中でも、ニンジンのベータカロテンやトマトのリコピンの仲間であるクチナシやサフランに含まれる天然の色素「クロセチン」も紫外線予防にはおすすめの栄養素です。
古来より 利用されていたクロセチンは、長年の研究から、「錆びないカラダづくりには欠かせない『抗酸化力』に優れていたことがわかってきた」といいます。
クロセチンはほかのものより効果がでるまでが早いのが特徴の1つです。
クロセチンと同じような働きをするトマトのリコピンの場合、トマトジュースで紫外線の対策をするなら、一週間以上飲みつづける必要があります。
ところが、クロセチンは分子が小さく、摂取して4時間後には血中に溶け込んで入り込みます。
その場合、急な用事でも朝に摂取すれば、その日の昼には、紫外線ケアをしていることになります。
ただ、身の回りのもので紫外線対策ができるほど摂取するには、仮にクロセチンの場合であれば、中華麺の色付けに使われていますが、冷やし中華でいえば、毎日60杯程度は食べなければいけません。
クロセチンに限らず、紫外線対策の栄養素は、基本的に、サプリメントでとると効率よく摂取できます。
紫外線は、夏だけでなく一年中でているもの。
女性にとって紫外線対策は、デイリーケアの時代と言っても過言ではありません。
「飲む日焼け止め」も通販サイトなんかで見かけますし、日ごろから栄養素を意識した紫外線対策もやってみてはいかがでしょうか。
保健師の宮本です。
偶然にも帰省と地元の夏祭りが重なったので散歩がてら数年ぶりに覗いてみましたが、やはり暑さには勝てずすぐに帰ってきてしまいました><
さて!先週胃がんのお話をしましたので、今週からはその原因として注目されている「ピロリ菌」について取り上げてみようと思います。
今週はピロリ菌とはどんな菌なのか、またどのようにして感染するのかなどについてご説明します。
ピロリ菌とは
胃の中は強い酸性に保たれているため、生物は住みつくことができない・・・と考えられていました。
しかし、1980年代に胃粘膜の中に生息する「ピロリ菌」の存在が明らかとなり、この菌によって胃炎や胃潰瘍などが引き起こされていることがわかったのです。
日本では約6,000万人がピロリ菌に感染していると考えられています。
どうやって感染するの?
口から入って感染する・・・いわば“経口感染”であることに違いはないのですが、その経路についてはいくつかの説があげられています。
中でも“内視鏡を媒体とした感染”が注目されましたが、日本消化器内視学会から「内視鏡の洗浄、消毒に関するガイドライン」が出され、厳重に行われるようになりました。
また、両親ともピロリ菌に感染している場合は5割、片親でも2割前後の児童に感染が認められています。
一方、家庭内といえど夫婦間での感染はごくまれだとか。
【ピロリ菌の感染経路】
・ 口―口感染(歯垢や唾液からの検出)
・ 糞―口感染(糞便からの検出)
・ 飲料水からの感染(水道水からの検出)
・ 動物を媒体とした感染(ハエやネコなどからの検出)
・ 内視鏡を媒体とした感染
また、ピロリ菌は幼児期に感染するものであって、成人になってから感染することはまずありません。
成人の被験者が大量のピロリ菌を口から摂取しても急性胃炎を発症するのみで、ピロリ菌の感染が持続することはほとんどなかったようです。
更には、幼児に対してのキスでピロリ菌がうつる可能性も低いとされています。
そのため、箸などで鍋を共有する行為もまた問題ないといえるでしょう。
ただし、噛み砕いたものを子供に口移しで与える・・・といった行為に関しては、ピロリ菌を感染させる可能性があります。
来週は気になる「ピロリ菌の検査」についての話題です。
それではまた来週!
参考
ピロリ菌にご用心! http://www.pyloricaution.com/
宮本保健師が安全運転管理者等講習にて特別講演を行います。安全運転のための健康管理について分かりやすく話をします。詳細は下記のとおりです。奮って参加ください。
日時:平成27年8月5日(水)15時~16時半
会場:サン・グレートみやこ (京都郡みやこ町黒田86-1)
主催:一般財団法人 福岡県交通安全協会