服部産業医事務所の活動

コンビニご飯の上手な活用法

こんにちは、服部産業医事務所の保健師山本です。 最近めっきり涼しくなってきましたね。 今月はシルバーウィークで最大9連休という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 さて、本日のテーマは『コンビニ飯』です。 男女問わず活用されている方も多いのではないでしょうか。 コンビニ飯も上手に使えば便利なものですので、普段の自分の使い方と比べながら見ていただけたらと思います。 1.健康寿命に悪影響をおよぼす生活習慣 皆さんは「健康寿命」という言葉を知っていますか? ここ数年耳に機会が増えてきている言葉です。 健康寿命は、厚生労働省の「健康日本21」では「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。 日本の平均寿命は「世界保健統計2015」による男女合わせた世界ランキングで1位の84歳で、男女別で見ても、女性が87歳で1位、男性は80歳で6位と、高い位置にあります。 しかし健康寿命で考えると、男性は平均70歳前後、女性は平均74歳前後で、多くの人はその後、介護を必要としながら平均寿命まで生きることになります。 ではこの健康寿命を縮めている原因は何でしょうか? それは次のような悪習慣だと言われています。  ・野菜・果物をほとんど食べない  ・食塩量が多い※朝昼晩外食の方は要注意  ・スイーツを食べる回数が多い    ・飲む機会が多い    ・ヘビースモーカー    ・歩くのが面倒で、タクシー利用が多い これらが多くなると、近い将来、高血圧、メタボ、糖尿病、循環器疾患のリスクが高まることになり、仕事中も苦しい思いをすることになります。 またお気づきになった方もいらっしゃると思いますが、この6つの悪習慣のうち、最初の4つは食習慣です。 野菜や果物の摂取を増やし、スイーツと飲酒を控えめにすれば、生活習慣病に悩む確率は低くなるかもしれません。 野菜や果物のビタミンやミネラルには解毒作用や細胞の修復作用も期待できるので、それだけでも実行してみましょう。 2.上手なコンビニ飯の選び方 では、コンビニでご飯を買う際に心がけてほしい点を3つ上げたいと思いますので、参考にしていただけたらと思います。 ●果物摂取 喫煙者はタバコ1本吸うごとに体内のビタミンCが25~100mg減ると言われているので、フルーツやドリンクでビタミンCを補っておきましょう。 スイーツ好 きの方も、フルーツの甘味にチェンジしていくと、さほどストレスにならず、ついでにビタミンやミネラルの補給にもなり、一石二鳥です。  ・カットフルーツ(キウイフルーツ、オレンジ、グレープフルーツ、柿など)  ・アセロラドリンク    ・ビタミンC系ドリンク(含有量の多いものをチョイスすること)    ・フルーツ入りヨーグルト    ・フルーツゼリー(果汁が多いもの、またはフルーツそのものが入っているもの) ●野菜摂取 ①大きめのパックのサラダ類   コンビニのサラダは、たいてい5種類以上の野菜が入っています。 なるべく野菜の種類が多いものを選びましょう。 野菜嫌いの方は、小さめサイズからお試しを。 ②色の濃い野菜の惣菜   ほうれん草のお浸しや胡麻和え、カボチャの煮つけ、オクラのネバネバサラダなど、緑黄色野菜と呼ばれる色の濃い野菜はビタミンやミネラルの種類も多く、効率的に栄養摂取できます。 ●酸化した油を摂らないように   揚げ物はパック入りのものよりも、レジ脇の揚げたてのものを少量選ぶようにしてください。 お肉料理が好きな方は、脂身の少ないチキン系(できれば皮は残す)や、魚を食べる機会を増やしましょう。 おすすめメニューはこちらです。※いずれも野菜と一緒に食べましょう。  ・親子丼  ・マグロ丼  ・サラダチキン    ・さば/サンマ/いわしなどの味噌煮、塩焼き、西京焼き   医療の進化で、様々な病気が改善されるようになりましたが、生活習慣の改善はご自身の努力がどうしても必要です。 毎日の食生活に野菜を取り入れるだけでも改善が期待できるので、今のご自身も、将来のご自身も大切にするために、食生活や生活習慣を見直してみましょう。

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