服部産業医事務所の活動

北九州市もいよいよインフルエンザが流行し始めました

北九州市は定点の医療機関から上がるインフルエンザ患者発生の測定値が、47週(11月16日~22日)に1.31と今シーズン初めて1を超えましたので、いよいよインフルエンザの流行に入ったと考えられます。同週において福岡県内で1を超えているのは北九州市のみですが、今後は順次他の地域にも拡大していくと思われます。私のような自営業者はそう簡単に休むことが出来ない状況にありますので、しっかり予防したいと思います。

眠ると酔いは醒めやすいか?

少し飲み過ぎて帰ってきた日など、しっかり眠ればアルコールは抜けると思いがちです。しかし実際には眠ると肝臓でのアルコール分解速度は落ち、翌朝アルコールが残りやすくなります。これは二日酔い運転につながることになりますので、注意が必要です。ということは酔いをさますためには起きていた方が良いということになりますが、それはそれで問題です。いずれにせよ飲酒の機会が多いシーズンに入りましたので、飲み過ぎには注意しましょう。自信のない方は、飲んだ次の日の朝は運転しないルールにした方が無難ですね。

ビタミンCはいつ摂る?

おはようございます、保健師山本です。
今年も残すところあと1ヶ月になりました。
博多はもちろん小倉や黒崎など街中がイルミネーションで賑わうとともに、寒さも次第に増しいよいよ本格的に冬の到来を感じさせます。
この時期は、インフルエンザや風邪などの感染症対策が必須ですね。
ウイルスや風邪予防に効果的な食べ物は色々と知られていますが、まず皆さんが思い浮かべるのはビタミンCの摂取ではないでしょうか。
ビタミンCにはウイルスへの抵抗力を高める働きがあり、ミカンやイチゴ、アセロラ、赤ピーマン、黄ピーマンをはじめ様々な食材に含まれています。
ところで、このビタミンC、いつ摂るのが一番効果があるのでしょうか?
今日はビタミンCを摂るタイミングについてお話ししたいと思います。

1.ついついしてしまう一気食いは?
ご存知の方も多いと思いますが、ビタミンCは水に溶ける性質(水溶性)を持つため尿中に流れ出てしまいます。
実は体内で一番濃度が高くなるのは食後3時間と言われており、同時に3時間後に尿中に出て行く分も一番多くなるようです。
もちろん全てが流れ出てしまうわけではありませんが、こうした理由から一気に大量に摂ることはあまりお勧めしません。

2.ビタミンCの理想的な摂り方
ではどのようにビタミンCを摂るのがいいのでしょうか?
ビタミンCは朝昼晩それぞれの食後に摂るのが理想的です。
多くのサプリメントには1粒1000mgのビタミンCが含まれているものが多いですが、実は食後に毎回1000mg摂る必要はありません。
成人の場合、個人差はありますが1日に必要なビタミンCの量はその1/10の100mgであると言われています。
たくさん摂っても尿中に流れ出してしまうのですが、サプリメント等で摂る場合は錠剤を割って飲んだり、粉末の場合は量を調節しても大丈夫です。

3.このタイミングもおすすめ
また、ビタミンCを寝る前に摂るのも効果的と言われています。
睡眠中は腎臓の血流が低下するためビタミンCが体内に留まっている時間が長くなります。
サプリメントの場合は吸収スピードが早いため、寝る30分以内に摂取することがよいと言われています。

摂るタイミングに気をつけながら、ビタミンCを活用してこの冬健康にお過ごしください。

舌が痺れる原因って?②

 保健師の宮本です。

早いものでもう12月に入りましたね。

一気に冬空になり、寒さで身が固まるのかやけに肩が凝ります><

 

 先週からお送りしている「舌の痺れ」ですが、まずは先週の復習から。

「舌の痺れ」は舌そのものの負傷(荒れ・傷など)以外にも単に刺激物を口にするだけでも感じることがあります。

このような「ほっときゃ治る」場合であれば良いのですが、中には病気の症状として現れているものもありますので注意が必要です。

 

舌痛症

 まず疑われる病気として挙げられるのは、舌痛症(ぜっつうしょう)。

舌の外見に変化はありませんが、長期間に亘って舌の先や縁の部分にヒリヒリとした痛み、または痺れるような感覚・灼熱感があるものです。

具体的にはやけどをしたような痛みや、歯がこすれるような痛み。

食事中や何かに熱中している間は痛みを感じないことが多く、むしろ一息つくなど1人でじっとしている時に痛みが強いのが特徴です。

舌、歯、口腔を検査しても痛みの原因となるような腫れや炎症などが見つからない(器質的異常は認められない)のですが、中高年の女性に多く発症するようです。

そのため、歳を重ねると共にホルモンのバランスが崩れてくるのが原因ではないかと考えられています。

 

その他

 糖尿病の合併症虫歯などが原因で舌の痺れを感じることがあるようです。

舌の痺れ以外にも舌が荒れるというケースもあり、これは貧血が原因の場合があります。

貧血が原因で舌が荒れる場合には、亜鉛やビタミンが不足していることが考えられます。

 

注意!

 舌の痺れはないのですが、舌の重大な病気として舌癌があります。

舌癌は口内炎に症状が似ているためか、放っておく人も多いようです。

初期には舌の荒れ・白い斑点が見られ、症状が悪化すると舌が腫れてきます

その後デキモノが出来たり食べ物を食べるときに不自由したり、話しにくかったりします。

舌癌は早期発見が重要で、発見が早ければ治る確率が高いと言われています。

 

最後に

 舌の痺れの原因が「舌そのもの」にあるのか、それとも「内臓や血液の異常が基になっているのか」の診断を受けることが第一です。

思い当たる節のある方は、一先ず口腔外科を受診してみてくださいね。

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