服部産業医事務所の活動


27年度後期労働衛生管理研修会のお知らせ


福岡産業保健総合支援センター主催の労働衛生管理研修会で講師を務めますので、そのお知らせです。来る2月19日(金)15時10分から90分ですが、福岡産業保健総合支援センターにて「過重労働対策の基礎と実際」というテーマでお話をさせていただく予定です。長時間労働による健康障害とその対策、医師による面接指導の進め方とその実際および企業の現場で遭遇する解決すべき問題点について解説します。もちろん参加費は無料ですので、奮って参加ください。お申し込みは福岡産業保健総合支援センターまで。

冬野菜を食べよう~春菊編~


おはようございます、保健師の山本です。
今回から旬の野菜を食べようということで、冬野菜についてお話ししようと思っています。
本日のお題は北九州でも栽培が盛んな「春菊」です。
私は大好きな冬野菜の1つですが、皆さんはいかがでしょうか。

1.春菊が持つ栄養成分
春菊の独特の香り成分αピネンやベンツアルデイドは、自律神経にはたらきかけて痰や咳を鎮めたり、胃腸の調子を整えて消化吸収を促したりする成分です。
他にも春菊にはβ-カロテンも豊富に含まれ、ほうれん草や小松菜よりも含有量が多いのはご存知でしたか。
またβ-カロテンは、体内でビタミンAに変換され、のどや肺など呼吸器官を守ったり、粘膜や皮膚を健康に保ってくれたりします。
β-カロテンには免疫力を高める作用があるので、疲れやストレスで体が弱り、風邪をひきそうだなと思ったときに摂ると効果的です。
他にも、春菊にはカルシウム、マグネシウム、リン、鉄分などのミネラルが豊富です。
これらは丈夫な骨を作るのに欠かせない成分なのはご存知かと思います。
またミネラルのうちカリウムはナトリウムを排出するため、体のむくみを取り、血圧を上げないようにするはたらきがあります。
加えて、運動を長時間続けるときにはカリウムが必要で、筋肉にけいれんが起こりにくく調整しますし、汗をかいて失われるカリウムの補給にもなります。

2.春菊を美味しく食べよう
お浸し、和え物のほか、春菊の葉は、さっとゆでてサラダに使うと香りがたち美味しくいただけます。
天ぷらや揚げ物とも相性抜群ですが、肉やベーコンなどと炒め物、パセリを春菊にして作るジェノベーゼパスタ、ニラの代わりに春菊を入れた餃子など、緑の野菜の代わりに春菊を使ってちょっと変わった使った料理を作るのもありです。
旬のこの時期にオリジナルの春菊メニューを考えて食卓に並べてみてはいかがですか。

爪に黒線が・・・?!


保健師の宮本です。

寒い日が続いていますが、風邪などひいていませんか?

うがい手洗いはもちろん、「しっかり食べてしっかり寝る」ことも風邪やインフルエンザにかかりにくい身体づくりに大切なことです。

うっかり食べ過ぎたり、コタツでうとうと・・・だけは気を付けて下さいね。

 

さて

先々週からお送りしている耳の話ですが、今日は一旦お休みさせて頂きます。

というのも、先日保健指導(面談)中に「数か月前から爪に黒い線が入っているけど、何かの病気?」という質問がありました。

今日はそのお答えを兼ねたお話です。

 

 

爪には体の健康状態を表すバロメーターの役割があると言われています。

そのため、爪に黒い線や黒い点などの症状が出ている場合には、何らかの危険信号を爪が発している可能性があります。

 

爪の黒線・点はどうやってできる?

爪は爪甲(そうこう)と爪をつくる爪母(そうぼ)、爪甲を下で支える爪床(そうしょう)から成り立っています。

この爪母に何らかの病変があると爪の根元から縦に褐色または黒い線状のもの表面に現れ、これを「爪甲色素線状」と呼びます。

 

爪甲色素線条の正体

  • 爪母にメラニンという黒い色素が異常に増加してできたほくろ
  • 爪母にできた母斑細胞性母斑(あざ)
  • 初期の悪性黒色腫(がん)
  • 真菌(カビ)による病変
  • 皮膚の良性腫瘍
  • その他の皮膚疾患

 

10代後半頃までに爪の黒い線がハッキリと一本見えている場合は、ホクロの一種によるものだと判断されるケースが多いようです。

 

爪の黒線・点は病気?

上記のように「ホクロの一種」として片づけられることもありますが、中には病気の症状として現れることも

自己判断は危険です。

代表的なものを2つご紹介します。

 

(悪性)黒色腫

メラノーマ、正式には悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)と呼ばれます。

悪性黒色腫とは、皮膚・粘膜・眼球脈絡膜などの色素細胞やホクロが何らかの原因によってがん化したものです(皮膚がんの一種)。

爪に黒(茶色)線ができた後、症状が悪化すると徐々に爪全体が真っ黒になり、発見が遅くなればなるほど生存率は低くなります。

特に爪の根元部分に現れていた黒い線の形や大きさが変わっている場合には、悪性の可能性があります。

また、黒くなっている部分の境界線を良く見てください。

もしも境界線がぼやけていたり黒い色素が染み出しているように見えたら悪性黒色腫の可能性がありますので早急に病院を受診する必要があります。

 

アジソン病

爪に黒い線が出来る病気に、ホルモンの異常から起きるアジソン病という病があります。

アジソン病とは先天的または後天的な副腎皮質機能不全で起こる病気で、低血圧・全身倦怠感・胃腸症状・色素沈着など様々な症状が現われます。

その他にも全身の皮膚の色が黒くなるという特徴があり、上記の症状が徐々に顕著になっていきます。

この場合、黒い線は手の爪だけでなく足の爪にも現れ、1枚の爪に何本もできてきます

メラニン等が原因でホクロや黒い線が出来る場合は、原因のある爪だけに黒い線が発生し、やがて消えていきますので、アジソン病との区別はしやすいです。

 

 

と、ここまで非常に恐ろしい事を述べてきましたが、普通のホクロが悪性黒色腫に変わる事は、それほど多いケースではありません。

最もやってはいけない行為は、この黒い部分が気になるからといってナイフなどで削り取ろうとする事です。

爪の根元に傷が付いたり、過度な刺激を与えると症状の悪化やボコボコの爪が生えるなどトラブルの原因ともなります。

気になる場合はまずは早めに病院へ行きましょう。

 

 

おまけ

縦線がデコボコしているのは乾燥や老化が原因です。

老化が原因であれば、白い縦線、黒い縦線両方の可能性があります。これは40代前半からすべての人に見られる傾向なので、病気の心配などはいりません。

気になる人は、クリームやオイルで保湿をして手や爪のケアをしっかりと行ないましょう。

 

【参考】

爪が教える病気のサイン 色・形・症状で分かる健康チェック http://makitume.biz/

一般財団法人 兵庫県医師会 http://www.hyogo.med.or.jp/

雪の週初めです


今朝雪は止んでいますが、まだあたりの道路には雪が少し積もっています。庭の池の表面にも氷が厚く張っており、この感じでは今日駅までたどりつき、時間どおりに4か所の客先まで行けるかどうか分かりません。こちらでこんなに雪が降ったのは珍しいですが、雪国の方々は毎日こんな感じでさぞ大変でしょうね。本当に皆さんくれぐれもご安全に!

安全運転管理者講習のお知らせ


安全運転管理者講習にて特別講演をします。安全運転のための健康管理について分かりやすく話をします。詳細は下記のとおりです。今回は契約事業所が多く集積している戸畑での開催です。奮って参加ください。

日時:平成28年2月9日(火)15時~16時半

会場:ウェルとばた 中ホール(北九州市戸畑区汐井町 1-6)

テーマ:過重労働による健康障害防止について

主催:一般財団法人福岡県交通安全協会

外食が多い方に②


こんにちは、保健師の山本です。
前回に続いて外食についてですが、今回は外食の際に気を付けてほしいことについてお話ししたいと思います。

3.外食やファーストフード店で食事をする際に気をつけたいこと  
食べ過ぎが肥満につながることを理解していても、レストランなどの外食では「つい食べ過ぎてしまう」という人も多いと思います。
外食でメニューを見るときには、「これだけは見逃さない方が良い」という重要なポイントがありますがご存知ですか。  
米国糖尿病学会(ADA)は、外食やファーストフード店を利用するときに、次のことに注意するよう呼びかけています。
ちょっとしたことですが、内容的には普段の食生活につながる部分もありますので、応用していただけたら思います。

① 注文する前に、何を食べたらよいか、あらかじめ計画をたてる。単品を選ばないようにし、全体の量を控えめにする。
②メニューに栄養成分表示やカロリー表示がある場合は、必ず見るように。
※ホームページで公開している店も多いので、よく利用するお店は要チェックです
③なるべく多様な食品を選ぶようにする。
※「ハンバーガー、ポテト、コーラ」という注文は最悪です。ポテトの代わりに、サイドメニューで野菜を一品追加すると栄養バランスが改善されます。
④特大メニューは、1食で800~1000kcalを超えるものもあるため、なるべく標準サイズを選ぶ。
⑤ 飽和脂肪とトランス脂肪酸を少なくするために、油で揚げた食品は控えめにする。
⑥塩分の過剰摂取は、高血圧につながるだけでなく全体のカロリーが増えすぎる原因に。塩入れがテーブルに置いてあっても使わない。
⑦ 可能であれば、パンやごはんは全粒粉や玄米に交換する。ミルクは低脂肪のものを選ぶ。
⑧サラダバーを活用する。レタス、ニンジン、玉ねぎ、セロリ、ブロッコリー、カリフラワー、ホウレンソウなどの野菜を多めにする。その際に、ドレッシングをかけすぎないようにする。

特に女性は、言われるまでもなく上記の内容を意識されている方も多いのではないでしょうか?
老若男女問わず、食事は体を作る大切なものです。 これからの外食時、少し意識してメニュー選びをしてみませんか?

意外と身近な「難聴」②


保健師の宮本です。

久しぶりの大雪に、大変な思いをしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

ここ北九州は予想ほどの大混乱はなかったようですが、東京で暮らしている友人は「昨日は出勤に5時間もかかった!」と言っていました。

東京恐るべしです。

 

 さて、今日も先週に引き続き「難聴」のお話です。

一言に「難聴」と言ってもその原因は様々であることは先週お伝えしました。

今週は、その難聴を症状とする病気について具体的にご説明します。

 

外耳疾患

 耳あか、異物、外耳炎による腫れなどにより外耳道が塞がれると、鼓膜に達する音波のエネルギーが減少するために「きこえ」が悪くなります。

中耳疾患

耳管狭窄症(耳管カタル・中耳カタル)
鼻の奥(鼻咽腔)と中耳の間に耳管という“くだ”があり、中耳の空気圧を調整しています。この耳管が何らかの原因で塞がると、中耳腔が陰圧になり、耳がつまった感じが出てくるとともに、「きこえ」が悪くなります。
急性中耳炎
鼻やのどの細菌が耳管から中耳に侵入して、中耳に感染が起きると急性中耳炎になります。急性中耳炎で中耳腔に膿が溜まると、「きこえ」が悪くなると同時に激しい痛みをともないます。
滲出性中耳炎
耳管狭窄症が長く続くと、滲出性中耳炎といって、中耳腔に水が溜まった状態になり、難聴は高度になります。小児の難聴の大部分は、これが原因です。急性中耳炎と違って炎症が軽度のため痛みがなく、また子供は難聴を訴えないので、発見が遅れます。テレビの音を大きくしたり、後ろから声をかけても振り向かなかったり、答えがない場合は要注意です。
急性中耳炎を完全に治さないと滲出性中耳炎に移行し、難聴が持続的になりますので、注意が必要です。さらに、急性中耳炎や滲出性中耳炎を放っておくと慢性中耳炎になることがしばしばあります。
慢性中耳炎
鼓膜に穴が開きっぱなしになり、中耳が直接外気にさらされますので、感染を起こしやすく、耳だれを繰り返します。難聴の程度は様々ですが、耳漏を繰り返しながら少しずつ悪化していきます。長い経過の内には炎症が内耳に波及し、めまいおよび内耳性難聴を引き起こします。
耳硬化症
中耳の中の音を伝える耳小骨(ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨)が固着して動きが悪くなったり、離断したりすると、内耳に振動が伝わらなくなり、難聴が出現します。耳小骨、おもにアブミ骨が固着する場合が耳硬化症という病気です。白人に多く有色人種には少ないとされていたのですが、最近では日本でも増加している傾向にあります。

 


内耳疾患

 内耳は、音を電気信号に変えて神経に伝えるという役目のほか、体のバランスを保つという重要な役割を果たしている非常に繊細な器官です。したがって、血流の変化、ウイルスや細菌による炎症、薬物中毒、外傷などにより障害を受けやすく、難聴、耳鳴り、めまいなどの症状が起こります。

内耳性難聴を示す代表的な疾患をあげます。

メニエール病
内耳のリンパ液の過剰な状態(内リンパ水腫)で起こる病気で、発作的なめまい、吐き気、難聴、耳鳴りなどを繰り返し、徐々に難聴が進行する病気です。
突発性難聴
ある日突然、きこえが悪くなります。耳鳴りやめまいを伴うこともあります。治療を開始する時期が早ければ早いほど治りやすいといわれています。原因はウイルス感染とか、内耳の血管の血栓症とも考えられています。
ストマイ難聴
結核の特効薬であるストレプトマイシンやカナマイシンなどは、内耳に対する毒性があるため、難聴を起こすことがしばしばあります。したがってこれらの薬を服用している時には定期的に聴力検査を行う必要があります。ストレプトマイシンのある型のものは、めまいを起こします。
騒音性難聴
長年、騒音の中で働いている人などは、内耳に過剰な刺激が伝わるために感覚細胞が障害され、難聴が起こります。最近、ロックコンサートやヘッドホンの使用によっても難聴を来たす可能性があると警告されています。強い爆発音などでは、たった1回でも内耳性難聴やめまいを生じることがあります。
老人性難聴
内耳や神経の老化、血管の年齢的変化などにより、50歳位から難聴がきます。難聴を自覚する年齢は個人差があります。高い音から障害されます。当然のことながら、加齢とともに進行します。
その他の疾患
ストレス、糖尿病、高血圧、梅毒などにより内耳性難聴が起こります。

 


神経性難聴

 内耳から脳へ音の信号を送る経路の途中に障害があって起こる難聴です。障害の原因としては、血管障害、炎症、変性、老化、腫瘍などが考えられます。中でも注意しなければならないのは、聴神経腫瘍です。これはきこえの神経から生ずる良性腫瘍ですが、大きくなると脳腫瘍となり、治療が困難になりますので、小さいうちに発見して耳鼻科で手術をする必要があります。徐々に進行する難聴が特徴で、めまいを伴うこともあります。腫瘍が大きくなると脳外科で手術を受けなければなりません。

 

少し聞こえにくいかなと感じたり、日常の会話で相手の声が聞き取りにくかったり、
何回も相手の話を聞き直したりすることが多くなってい来たら一度耳鼻科を受診してみると良いかもしれません。

 

受診してみて問題なければ安心ですし、病気が見つかっても早期治療が可能かもしれません。
調子が悪いなと感じたら億劫がらずに受診してみましょう。

 

参考

医療法人財団 神尾記念病院 http://www.kamio.org/

難聴の原因と治療ナビ http://tagawa-kensou.com/

 

スキーバス事故に思う


先日起きたスキーバス事故は悲惨な結果をまねきましたが、今のところ原因が究明されておらず、亡くなった運転手に運転中何らかの健康上の問題が生じた可能性も否定されていません。少なくともバス運行会社が運転手の健康診断を実施しておらず、その他の安全管理も含め法令順守出来ていなかったことは明らかなようであり、コンアライアンス違反が今回の事故に大きく関わっているものと思われます。健康診断を行っていれば今回の事故を防げていたかどうかは分かりませんが、少なくとも運転手の健康診断さえも実施しないような会社は、その他の事項も含めて安全管理がずさんであることは間違いないと思います。特に人の命を預かる業種では健康診断とその結果に基づく事後措置についてはきっちり行っていただきたいものです。

ストレスチェック後の面接指導を行いました


先日、法施行後初めてストレスチェック後の面接指導を行いました。正味1時間弱でしたが、比較的スムーズに面接指導が行えたのではないかと思います。本人の希望により行う面接ですので、しっかりとご自分の思いや考えをお話してもらえる分、比較的ストレス要因が把握しやすいのではないかと思いました。さらに面接指導を行う側としては、日頃の職場巡視によりご本人の仕事内容や職場環境を把握していましたので、その分スムーズに面接指導が出来たのではないかと思います。やはりストレスチェック後の面接指導については職場を知らない外部機関の医師にお願いするのではなく、産業医にお願いするべきでしょうね。

外食が多い方に①


こんにちは、保健師の山本です。
今回からは、私も大好きな外食についてお話ししたいと思います。
ちなみに、これはアメリカでの調査ですのですべてがあてはまるわけではありませんが、日本の食生活も欧米化されて久しいですので、十分警鐘になるかと思います。

1.1回の外食で増える摂取カロリーは?
週に2回以上を外食をする人は、肥満にならないように注意する必要があるという研究が発表されました。米国がん学会の調査によると、ファストフードなどの外食を利用する人は平均して1食で200kcalを余計にとっているという結果になったそうです。
 研究チームは、「米国健康・栄養調査」(NHANES)に参加した20~64歳の米国成人1万2,528人を対象に調査を行いました。その結果、外食を利用する頻度の高い人では、体重と体脂肪率が上昇し、肥満が増える傾向があることが判明したのです。

 外食は、店頭で食品をまとめて注文をするファストフードと、席に座り注文するフルサービスのレストランに二分されます。いずれの形態でも、頻繁に利用している人はカロリーを摂り過ぎており、体に悪い飽和脂肪や塩分の摂取量も多い傾向が示されました。

 調査は2日にわたり行われ、参加者の30%はファストフードを利用しており、28%はフルサービスのレストランを利用していていることが分かりました。夕食を外食で週に2回以上とる人は、自宅でとる人に比べ、1食につき平均200kcalを多くとっていることが分かったのです。

2.外食をよく利用する人が注意したい病気は?
外食を利用する頻度の高い人は、肥満に加えて高血圧にも注意する必要があるとの調査結果も。外食を多く利用する人は「高血圧前症」のリスクが高いという調査結果を、デューク・シンガポール国立大学医科大学院が発表しています。
「高血圧前症」とは、高血圧症と診断されるほどではないが血圧が高めになっている状態のことで、「最高血圧120~139mmHg、最低血圧80~89mmHg」であると、高血圧前症と判定されます。
※日本にはこの病名はありません。日本の場合、収縮期血圧が130~139 mmHg、または拡張期血圧が85~89 mmHgの範囲にある場合を、「正常高値血圧」としています。
この段階で、将来に高血圧症を発症する可能性が高いだけでなく、心臓病や脳卒中の危険性も上昇しています。

タゼーン ジャファー教授らの研究チームは、シンガポール在住の18~40歳の男女501名を対象に調査を実施し、その結果27%が高血圧前症か高血圧症であり、特に男性では49%がどちらかに該当することが判明しました。

 解析した結果、高血圧前症か高血圧の人は肥満の割合が高く、身体活動量が少ないのに加え外食をとる頻度が高い傾向があることが分かったです。週1回の外食によって高血圧前症のリスクは6%高まるそうです。

次回は、外食時に注意したいことについてお話ししたいと思います。