日本産業衛生学会九州地方会産業医部会研修会に参加しました
- 2016年02月08日
- 活動報告
一昨日の午後、日本産業衛生学会九州地方会産業医部会研修会が福岡で開催されましたので、参加してきました。今回のテーマは「ストレスチェック制度を効果的に運用するために知っておきたいポイント」でしたが、前半はメンタルヘルスの分野でおなじみの産業医大の廣教授、後半は法律家の立場から近畿大学の三柴教授の講演がそれぞれありました。ストレスチェック制度は基本的に産業医が実施者として中心的役割を担うという考え方が厚労省の指針に示されていますが、一部の産業医はその責任の重さから同制度に及び腰になっている現状があるようです。しかしながら三柴先生はこうした産業医の姿勢について、もっとも産業医らしい業務を忌避し、労使その他関係者の信頼を失えば、ひいては制度自体の衰退にも繋がりかねないとの考えを示されていました。ストレスチェック制度については産業医が実施者として積極的に関わっていくべきことを改めて確認できた有意義な研修会になりました。