服部産業医事務所の活動


病院職員のストレスチェックは少々やりにくいかも


病院も職員数が50人を超えていれば、当然ストレスチェックを実施する義務がありますが、院長やその病院の医師が産業医を兼ねているような病院も多く、病院のストレスチェックは少々やりにくい状況にあるといえます。そもそも院長は実施者になれませんし、またいつも一緒に仕事をしている医師が病院の産業医として実施者や面接指導を行うとなると、自分のストレスチェックの結果を病院に提出することを躊躇する職員も多く、ましてや面接指導を希望する職員は少ないのではないかと思います。となりますと病院のストレスチェックについては面接指導も含め、利害関係のない外部に全面委託する方が良いのかもしれません。実際に以前にいくつかの病院から弊社に対し、ストレスチェックの実施について問い合わせ、打診がありました。

二次健診を受けたがらない労働者への対応


3月もあっという間、気づけばあと2日で新年度突入です。

入学・入社に付きものなのが健康診断ではないでしょうか。

保健指導をさせて頂いてよく感じるのは「健診結果を見ている人が少ない!!!」ということです。

せっかく時間も手間もお金もかけて(痛い思いまでして!)受けている健康診断、受けっぱなしは勿体ないですよ!

という訳で、今回は「二次健診を受けたがらない労働者」に対しての対応についてお話します。

 

 

 

「健康診断の結果、二次健康診断の通知が来た社員がいます。

しかしこの社員、元気だから二次健康診断は受けないと言っています。

就業時間内に病院に行かせる訳にもいかないし、強くは言えない・・・どのように対応したら良いでしょうか?」

 

今までに何度か、このようなご相談をお受けしたことがあります。

雇入時・定期・特定業務従事者健康診断は事業者にその実施義務がありますので、有所見者であることが分かっているにも関わらず、放って置く訳にはいかない(><)と困っていらっしゃるご担当者が多いのでしょう。

 

ここで1つ確認しておきたいことがあります。

実は、二次健康診断については会社が受診させる義務はなく、社員に強制することはできないのです。(安全衛生法)

 

しかし、会社には労働契約に付随する義務として「安全配慮義務」が課せられています。

社員に何らかの異常所見があることを知りながらも通常どおり業務を行わせた結果、その社員が倒れたり亡くなったりした場合は、会社は「安全配慮義務」違反に問われ、損害賠償請求されることもあります。

このことから、就業規則などに「会社が必要と判断した場合は、再検査を命じることがある」といった旨の規定を定めておき、健康を悪化させないような配慮が求められます

 

 

【定期健康診断受診後の会社の義務】

会社には、定期健康診断受診後に次の事項が義務付けられています。

 

1.健康診断結果報告義務

常時50人以上の社員を使用する会社は、定期健康診断等を行ったときは、遅滞なく、定期健康診断結果報告書を所轄の労働基準監督署に提出する必要があります。

 

2.健康診断結果の記録及び健康診断結果の通知

定期健康診断等を行ったときは、健康診断個人票を作成し、これを原則として5年間保存しておく必要があります。

また、健康診断を受けた社員に対し、遅滞なく、当該健康診断結果を通知しなければなりません。

 

3.医師等からの意見聴取、健康診断実施後の措置

健康診断結果に基づき、医師等の意見を聴取し、必要があると認めるときは、就業場所の変更、配置転換、深夜勤務日数の回数減など必要な措置を講じる必要があります。

 

4.二次健康診断等

過労死の予防策として、直近の定期健康診断の結果、脳血管・心臓疾患に関連する一定の項目について異常の所見があると判断された社員は、二次健康診断等給付を受けることができ、会社は二次健康診断を受けた社員から受診後3か月以内に診断結果を証明する書面が提出された場合は、労働安全衛生法に基づき就業上必要な措置を講じる必要があります。

 

ダイエットに取り組む姿勢について


おはようございます、保健師の山本です。
桜の季節となりましたが、皆さんはお花見に行かれる予定はありますか?
私はいわゆる「1本桜」が好きで、高森の一心行の桜周辺の桜をドライブを兼て見に行っています。
皆さんのおすすめの花見スポットがあれば、教えて下さいね。

さて、今回はダイエットに取り組む際の「姿勢」についてお話ししたいとおもいます。
失敗ばかりのダイエットにサヨナラするきっかけになれば幸いです。

1.自分にピッタリなダイエット方法を見つける
まずは、ダイエット方法を選ぶところから。
食事制限、間食はしない、早朝からジョギング、ヨガ通い、寝る前に筋トレ。
こんな生活ができれば痩せられて当然ですね。
ですが生活のすべてをダイエットに捧げられるわけではありませんので、現実的には難しい人が多いと思います。
あくまで生活の一部にダイエットがある、というのが基本です。
自分のライフスタイルや性格、仕事、運動は好きか嫌いか、フィットネスジムに通う時間や金銭的な余裕はあるのかなど、様々なことを考えて無理のない方法を選択することがダイエットの第一歩です。

・全員揃って晩御飯を食べる家庭なのに、自分だけ夜ご飯はサラダのみ。
・妊娠出産で体力も筋力も落ちているのに、いきなりジョギングを始める。
・接待や仕事上の飲み会などが多いのに、厳しい食事制限をする。

これではライフスタイルに合っていないので無理が出て、ストレスにもなりますし、三日坊主で終わったとしても不思議ではありません。
とにかく継続できるかどうか、成功の鍵はココにあります。

2.目標をはっきりさせる
ここで言う目標とは、目標体重ということではありません。
もちろん、「◯kgになるまで頑張る」と、目標体重を決めるのは良いことです。
しかし大切なのは、痩せた後にどうしたいのかということ。
わかりやすい例としては、次のようなものです。

・あと5kg痩せて結婚式をあげたい
・夏までにビキニが着られる体に

モチベーションをキープするためにはやはり目標が必要ですし、目標があれば継続もしやすくなります。
この日にこのイベントがある、というのはわかりやすくて良いですが、それがない人でも「あの芸能人みたいになりたい」や「履けなくなったジーンズをまた履きたい」、なんなら「痩せたらこれを着る」と新しい服をひとつ買ってしまうのも悪くないアイデアです。
「そもそも何故痩せたいのか」、「痩せた先に何があるのか」それを忘れないことです。
ダイエット中に体重が増えてしまい、モチベーションが下がりそうになっても、目標を思い出し、時には自分にご褒美を与え、継続する気持ちを忘れないことが大切です。

3.我慢は続かない
自分で決めた約束事を守れなかったときに、「自分はなんて意志の弱い人間なんだろう…」だなんて、自分を責めていませんか?
自分で自分を責めて、落ち込んでしまう。
気持ちと一緒にモチベーションも下がって、やる気がなくなってしまいダイエットを止めてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
ダイエットに終わりはありません。
まさしく継続で、1年後も10年後も、変わらないスタイルをキープするためにはダイエットを継続するしかありません。
つらいダイエットの継続は困難ですし、継続するためには我慢をしないことも大切です。

・おやつが食べたい⇒低カロリースイーツを作る(選ぶ)
・ご飯を食べ過ぎた⇒今日だけジョギングをしてみる
・疲れたから寝ちゃおう⇒ゆっくり眠って、朝食は置き換えにする

つらくなったら新しいアイデアで対応し、なるべく我慢をしないことです。
我慢をしないダイエットなら、いつの間にかダイエットをしている感覚はなくなり、その生活が新しい自分の習慣になっていきます。

夏に向けてダイエットを開始した人もいらっしゃすると思います。
我慢をせず、ストレスなく、少しずつ減っていく体重の変化にワクワクしながらダイエットをすることが、成功の秘訣。
ダイエットをしている生活が少しずつ習慣になり、その習慣が当たり前になったときが、ダイエットの本当のゴールです。
皆さんにとってのダイエットが、つらいものではなく、楽しい生活となるようにこれからも取り組んでくださいね。

ストレスチェックの準備に伴い繁忙期です


ストレスチェックは今年11月までに実施しなければなりませんが、実際には準備中あるいはこれから準備に入る企業が多い状況です。通常年度末のこの時期は比較的業務が落ち着いているのですが、今年はストレスチェック開始に伴う打ち合わせや契約書、覚書の締結作業が多く、繁忙期となっています。今週は定例外の面談の依頼も多く、気を引き締めてがんばりたいと思います。

交替勤務のサイクルの違い


新日鉄と住金が合併して新日鉄住金になったのはご存じのとおりですが、先日職場巡視で旧住金系の現場に伺った際に、現場の四組三交替勤務の勤務時間のサイクルが旧新日鉄系と異なっていることに初めて気づきました。すなわち旧新日鉄系の現場では勤務時間のサイクルが甲番(早出)、乙番(遅出)、丙番(夜勤)の順に回っていくのに対し、旧住金系のそれは丙番、乙番、甲番の順で回っており、両社のサイクルは全く逆向きでした。今後は統一される方向との話でしたが、勤務時間のサイクル1つをとっても、まだこれから統一していくべき事項はたくさんありそうです。旧新日鉄も八幡製鉄と富士製鉄が合併してできた会社でしたが、今でも旧八幡系、旧富士系といったことが言われるくらいですから。

最近話題の「ジカウイルス感染症」②


保健師の宮本です!

 

昨日今日と天気が良い日が続きますね!

今年は花粉症でヒーヒー言っている人をあまり見かけない気がします。

年末からの変な気候のせいなのか、はたまた予防方法が確立してきたせいなのか・・・

せっかく日本に住んでいるのですから、お花見くらいできる体調は維持したいですよね。

 

 さて、先週に引き続き「ジカウイルス感染症」のお話です。

今週は出張など、流行地へ行かざるを得ないときに知っておくべきQ&Aをご紹介します。

 

Q. 流行地域へ渡航をする場合は、どのように予防すれば良い?

 海外の流行地にでかける際は、蚊に刺されないように注意しましょう。

長袖、長ズボンの着用が推奨されます。また蚊の忌避剤なども現地では利用されています。

近年、ブラジルにおいて小頭症の新生児が増えており、ジカウイルスとの関連が示唆されています。

このため、妊婦及び妊娠の可能性がある方は、可能な限り流行地への渡航を控えてください

やむを得ず渡航する場合は、主治医と相談の上で、厳密な防蚊対策を講じることが必要です。

 

Q. 日本で購入した忌避剤は、中南米においても効果がある?

 国内では「ディート」や「イカリジン」を成分とした忌避剤が市販されており、中南米の蚊にも効果があります

製品の用法・用量や使用上の注意を守って使用します。

製品の忌避効果は蒸発・雨・発汗などにより持続性が低下するので、一定の効果を得るためには定期的に再塗布することが必要です。

 

Q. 予防接種はある?

 ジカウイルス感染症に有効なワクチンはありません

 

Q. 海外旅行中に流行地域で蚊に刺された場合はどこに相談すれば良い?

すべての蚊がジカウイルスを保有している訳ではないので、蚊に刺されたことだけで過分に心配する必要はありません。
心配な場合は、帰国された際に空港等の検疫所でご相談ください。

また、帰国後に心配なことがある場合は、最寄りの保健所等に御相談ください。

なお、発熱などの症状がある場合には、医療機関を受診してください

 

ジカウイルスに関わらず、「海外からウイルスを持って帰る」なんてことになると一大事です。

場合によっては許可が下りるまで個室で軟禁状態、出勤するなんてもってのほか!なんてことも。

海外旅行や出張の際は、その国々の注意すべき感染症についてもリサーチしておくと安心ですね。

 

それではまた来週~!

 

【参考・引用】

厚生労働省ホームページ:ジカウイルス感染症に関するQ&Aについて

http://www.mhlw.go.jp/

肥満の話②


おはようございます、保健師の山本です。
気がつけば3月も後半、年度末のあれやらこれやらでお忙しい方も多いのではないでしょうか?
忙しい時こそ体調管理が大切ですので、気を付けて下さいね。
本日も前回に続き「肥満」に関するお話をしたいと思います。

3.「痩せの大食い」はどんな人?
食べても食べても太らない、”やせの大食い”といわれる人がいますが、そういうタイプは「消化吸収が悪い人」といわれています。
そのため同じ量を食べても摂取エネルギー量が少なく、太らないわけです。
そして逆に、すぐに太ってしまうタイプは「消化吸収がいい人」だということなのですが、このような体質は遺伝するといわれています。
とはいっても、実際に太るか太らないかは、食習慣の影響が大きいのが実際のところ。
事実、太るのは「遺伝3割、習慣7割」といわれています。
たとえば女性は年をとると母親の体型とそっくりになることが多いですが、これは母親の食習慣をそのまま受け継ぐことが多いためです。
そして結婚すると食生活を握るのは奥さんになることが多いため、男性は結婚相手次第で「太る・太らない」が変わってきます。
奥さんが太りやすい食習慣を持っていたとしたら、男性も太ってしまう可能性が高くなるということに。
そこで「やせたい」と考える既婚男性は、奥さんを巻き込んで食習慣を見なおす必要があります。
保健指導で食事に関することを言われた時は、ぜひ奥さんとも共有して協力を仰いでいただきたいのが本当のところです。

4.「体重」と「体脂肪」、まめに測定したいのは?
体重と同じように気になる体脂肪とは、体にある脂肪のすべてを指し、中性脂肪、皮下脂肪、内臓脂肪がそれにあたります。
特に男性の場合、「体重が変わらないのに、急におなかが出てきた」というケースが多いと思いますが、これは先に触れたとおり、加齢による筋肉の減少と体脂肪の増加が同時にきたためです。
「体重は変化していないのに、体脂肪だけが増えている」といった事態が体のなかで起こっているから、おなかだけがぽっこり出てしまうのです。
また同じように、必ずしも体重が落ちれば体脂肪も減るというわけでもありません。
特に急激なダイエットをすればするほど、落ちる体重のほとんどは水分や筋肉。
肝心の体脂肪が減っていないので、通常の食事に戻すと、すぐにリバウンドしてしまいます。
ちなみに、最近は体重計の性能が上がり簡単に体脂肪率やBMIが計測できるようになりましたが、体重系に乗るだけで、なぜ体脂肪率がわかるのでしょう?
それは、体重計による体脂肪率の測定は、足の電気抵抗を利用しているからです。
人の体は水と筋肉と脂肪でできており、それぞれ電気抵抗が違うもの。 脂肪が多い人は電気抵抗が高く、筋肉が多い人は電気抵抗が低くなります。
体重計をつくっているメーカーは何千人もの体脂肪率を測り、その電気抵抗をグラフにして、平均値を体重計にインプットしているわけです。
ただし忘れるべき出ないのは、それはあくまで「平均値」であるということ。
実際には同じ体脂肪率の人でも、電気抵抗の違いから、測定値に幅が出ることは避けられないといいます。
つまり体重計の体脂肪率は、人によって前後数%の誤差が出るものだということです。
また同じ人であっても、体の状態によって測定値にブレが出てきます。
たとえばお風呂あがりや、なにか飲み物を飲んだあとは、体に水分が多く含まれるため電気が通りやすく、体脂肪率は低くなります。
また女性の場合、生理中は体内の水分量が減るため体脂肪率が上がります。
そもそも体脂肪率を頻繁に測らなくても、BMIが標準で、メタボと診断されていたり、中性脂肪値が異様に高くなければ、健康的な体脂肪率をキープしているとみていいと言われています。
ただし体重は、毎日測ることをおすすめします。
なぜなら体重は体脂肪とは違って正確に測れるので、自身の日々の進捗を確認できるからです。
また、現状の体重と向き合う機会にもなるため、ダイエットのモチベーションを保つにも最適。
できるだけ正確に測定したいなら、毎日同じ時間に、同じ状態で測るようにしましょう。
ちなみにダイエット中の私も、毎朝体重計にのるようにしています。

薄着の季節に備え、ダイエットを考える方も増えてくるかと思います。 健康的なダイエットに取り組むようにしましょう。

花粉症の仕事への影響


花粉がたくさん飛び、花粉症真っ盛りの季節ですが、産業医として気になるのは働く方々の仕事への影響。症状が業務に大きな影響を与える可能性があり、実際には花粉症の方の70%が業務や勉強への支障、集中力低下、思考力の低下を訴えているというデータもあります。場合によっては大きな労働災害や事故の発生につながることも充分考えられますので、花粉症は産業医としても決して侮れない疾病です。花粉症の方はくれぐれもご注意を!!私は幸いこの時期花粉症に悩まされることはないのですが、5月の中旬から6月の上旬にかけ、目がかゆくなり充血する症状が現れ、その時期は目薬で対応しています。

最近話題の「ジカウイルス感染症」


保健師の宮本です。

3月も半ばを迎え、ようやく陽が暖かくなってきました。(相変わらず風は冷たいですが・・・)

4月からは新年度が始まりますね。私もあっという間に社会人3年目です。

 

さて、今日の話題は上記にまったく関係ないのですが(笑)

ここ最近、デング熱やジカウイルスなど聞き慣れない感染症のニュースが増えてきたような気がします。

私自身テレビだとつい聞き流してしまう傾向にありますので、「ジカウイルス感染症」について一緒に勉強しましょう~!

 

 

Q.ジカウイルス感染症ってなに?

 ジカウイルス感染症は、ジカウイルス病と先天性ジカウイルス感染症をいいます。

ジカウイルス病は、後天的にジカウイルスが感染することにより起こる感染症で、軽度の発熱発疹結膜炎筋肉痛関節痛倦怠感頭痛などが主な症状です。
 ジカウイルスは母体から胎児への垂直感染を起こすことがあり(先天性ジカウイルス感染症)、小頭症などの先天性障害を起こす可能性があるとされています。

 

Q.どのようにして感染するの?

 ジカウイルスを持った蚊がヒトを吸血することで感染します(蚊媒介性)。

基本的に、感染したヒトから他のヒトに直接感染するような病気ではありませんが、稀なケースとして、輸血性行為による感染が指摘されています。また、感染して全員が発症するわけではなく、症状がないか、症状が軽いため気付かないこともあります。
 妊娠中の女性が感染すると胎児に感染する可能性が指摘されていますが、その感染機序や感染時期はわかっていません。

 

Q.世界のどの地域が流行地?

 アフリカ、中南米、アジア太平洋地域で発生があります。

特に、近年は中南米及びその周辺地域で流行しています。

 

Q.日本国内での発生は?

 日本国内で感染した症例はありません

海外の流行地で感染し、発症した症例が、 2013 年以降、3例国内で見つかっています。

 

Q.感染を媒介する蚊は日本にもいる?

 ヤブカ属のネッタイシマカやヒトスジシマカが、ウイルスを媒介することが確認されています。

ネッタイシマカは、日本には常在していませんが、ヒトスジシマカは、日本のほとんどの地域(秋田県および岩手県以南)でみられます。

 

Q.治療薬はあるの?

 ジカウイルスに対する特有の薬は見つかっておりません。対症療法となります。

 

Q.かかると重症化する?

 ジカウイルス病は、感染しても症状がないか、症状が軽いため気付きにくいこともあります

症状は軽く、2~7日続いた後に治り、予後は比較的良好な感染症です。

 

Q.妊婦や胎児にジカウイルス感染症はどのように影響する?

 ブラジル保健省は、妊娠中のジカウイルス感染と胎児の小頭症に関連がみられるとの発表をしており、 2016 年1月 15 日には、米国 CDC が、妊娠中のジカウイルス感染と小頭症との関連についてより詳細な調査結果が得られるまでは、流行国地域(問 3 参照)への妊婦の方の渡航を控えるよう警告し、 妊娠予定の女性に対しても主治医と相談の上で、厳密な防蚊対策を推奨しました。
   1 月21日には、 ECDC (欧州疾病対策センター)は、流行地域への妊婦及び妊娠予定の方の渡航を控えることを推奨しました。

世界保健機関(WHO)は、 2 月 1 日に、緊急委員会を開催し、小頭症及びその他の神経障害の集団発生に関する「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態( PHEIC )」を宣言しました。

また、3月8日に、第2回目の緊急委員会を開催し、渡航に関して以下の勧告等を発表しました。

○ジカウイルスの感染が確認されている地域等への(からの)渡航や貿易についての一般的な制限は行うべきでないこと。

○妊婦は流行地域への渡航をすべきでないこと。流行地域に住んでいる又は渡航するパートナーのいる妊婦は、妊娠期間中は、安全な性行動をとるか性行為を控えること。 

 なお、現在、小頭症や神経障害とジカウイルスとの関連についての更なる調査が行われています。  

 

次回は海外渡航における注意点についてのQ&Aをご紹介します。

お楽しみに!

 

【参考・引用】

厚生労働省ホームページ:ジカウイルス感染症に関するQ&Aについて

http://www.mhlw.go.jp/

インフルエンザの流行が長引きそうです


今年はインフルエンザの流行入りが遅かった分、下火にはなりつつあるものの、まだ罹る人が結構多く、4月にまで流行がずれ込む可能性もありそうです。今年は職場内の集団感染も耳にすることが比較的多く、罹患者の出勤停止措置が以前に比べるとおろそかになっている気がします。充分にご注意を。