インフルエンザHAワクチン(続き)
- 2016年10月14日
- 健康管理(倉)
こんにちは、保健師の倉です。
前回のインフルエンザHAワクチンの続きです。
前年度は、3価から4価に増えたことで、
ワクチン接種料金も増え、話題になりました。
今年度の変更点は、
・A型の1種類が香港株に変更になったこと、
・チメロサールフリーのワクチンが製造されないこと、
・経鼻インフルエンザ生ワクチンを仕入れる病院が減ったこと、などでしょうか。
チメロサールとは、
有機水銀製剤で、ワクチンの防腐剤として使用されているものです。
今年度は、どの国内メーカも、チメロサール入りのものしか製造していないため、
防腐保存剤の入っていないワクチンを希望されていた方にとっては、
悲しいお知らせです。
また、元々日本ではまだ承認・許可を受けていなかった
経鼻インフルエンザ生ワクチンは、
アメリカCDCが「推奨しない」との見解を発表したため、
今年度は使用中止とする病院が多いようです。
インフルエンザの予防として、
ワクチン接種が必須なのかどうか、正直、私には判断できません。
お仕事や家族構成など、
皆様それぞれのお立場を考慮して、ご検討ください。
予防接種を打ったからと、
手洗いや健康管理を怠ることは避けて頂きたいと思います。
ワクチンに関しては、
厚生労働省のページに、相談窓口一覧がありますので、
ご不明な点があれば、お電話されてもいいかもしれません。
社内啓発には厚生労働省のインフルエンザ特集ページ
流行情報は国立感染症研究所や福岡県感染情報のページを
ご参考にされてください。
また、インフルエンザの症状まで辿りつきませんでした・・。