女性の大敵!冷え症 ②
- 2016年12月13日
- 健康管理(宮本)
保健師の宮本です。
12月も半ばになり、街の雰囲気がクリスマスチックになってきました。
先週に引き続き「冷え症」の話題、今日は「冷え症対策」についてです。
冷え症によい食べ物は?
東洋医学では「すべての食べ物には陰と陽がある」と考え、その性質から食べ物を二分します。
陰性の食べ物(寒涼食):体を内側から冷やす
陽性の食べ物(温熱職):体を内側から温める食べ物
冷え症の人はできるだけ寒涼食を避け、温熱食を摂ることが大切です。
とはいえ、寒涼食をまったく食べない!なんてことはできませんし、タンパク質の豊富な牛乳や豆腐、ミネラルを多く含む海藻類などは健康には欠かせない食品です。
そこで、寒涼食は温熱食と一緒に食べるようにします。
寒涼食を鍋物や煮込み料理のようにアツアツにして食べたり、温熱食のこしょうやさんしょう、わさび、酒や酢などで調理するのもおすすめです。
なお白砂糖は寒涼食なので、ケーキやチョコレートなど甘いものの食べ過ぎには注意しましょう。
やっぱり適度な運動
ポンプ(足の筋肉)は第二の心臓とも呼ばれています。
心臓は血液を送り出しますが、足の筋肉は血液を上半身に送り返すという動きをします。
全身の筋肉の約7割が足の筋肉と言われていますので、冷え症対策には、特に足を中心に動かしたり足を温めたりすることが重要です。
身体が冷えるとブルブルと震えるのは、身体を温めるために筋肉が自然に動く現象です。
運動不足で筋肉が細くなったり、ダイエットなどで新陳代謝が落ちていると、熱を生み出す力が弱まってしまいます。
生み出す熱が少なければ、いくら厚着をしても温まらないのです。
ですから、運動は「温まりやすい体」になるためには、とても効果的なのです。
気分爽快!!半身浴
体を外から温めるには、やはりお風呂にゆっくり入るのが効果的です。
その中でも胸から下の下半身だけお湯につかる「半身浴」は冷えやすい足もよく温まります。
冬場は38度~40度ぐらいのぬるめのお湯に20~30分、下半身をじっくりとつけていると、どんどん汗が出てきます。
このとき、手はお湯に入れないのがポイント。
お風呂用のイスに腰掛けたり、お風呂のふたをしめて蒸気をためるなどの工夫をする人もいます。
気軽にお茶で冷え症を解消
普段飲んでいるお茶。
これで冷え症をお茶で解消できるとしたら、気軽に取り入れることができますね。
ただ、お茶だったら何でもよいのかと言えばそうではありません。
「よもぎ茶」「クコ茶」「かりん茶」などが冷え症に効果的だと言われています。
また、冷え症の人は鉄分を摂ることも大事です。
お湯を沸かすときには、鉄製のやかんを使うとより良いですね!
他にも「冷え性に良い」と考えられているお茶があるので、自分にあったお茶と入れ方、飲み方を探してみましょう。
それではまた来週~!
【参考・引用】 健康豆知識 http://trivia-beans.com/index.html