服部産業医事務所の活動

睡眠とエアコン

こんにちは。保健師の宮本です。

九州北部、先週は数十年に一度といわれる豪雨でしたね。
そうかと思えば、その後は、毎年今頃はこんなに暑かったっけ?と思うくらいの蒸し暑い日が続いています。
そうなると夜も寝苦しくなってきます。
そこで、エアコンをつけて寝ると快適に寝られますが、朝、身体がだるくないですか。

そのだるさはエアコンが影響しているかもしれません。
エアコンで体がだるくなる原因は何でしょうか。

睡眠中は人間にとって身体全体の温度を下げて、機能を休める大切な時間です。
エアコンの中での睡眠は、皮下表面の温度が下がったままで冷気にさらされてしまい、自律神経系の乱れに繋がるそうです。
特に目覚める前の明け方に冷えすぎてしまうのが、朝のだるさの原因と考えられるようです。

寝付きはエアコンをつけて、途中タイマーで切れるようにしていても、夜中に暑くて目が覚めることもあります。少し高めの温度で朝までつけておくということもよいようですが、それでも朝起きてだるいと感じるのは冷えすぎです。

その時は

◆エアコンの設定温度を0.5~1℃上げてみる
◆送風の強さを下げる
◆除湿モードを使う
◆タイマーが切れる時間を30分~1時間早めてみる。(朝方に向けて寒くないように)
◆吸湿性の良い長袖・長ズボンの寝着を使う(体表を冷やさないように)

などが対策としてできそうです。

ちなみに寝るときにタイマーをつけるのなら、寝付きだけのわずかな時間だけでなく、ノンレム・レム睡眠が1~2サイクル含まれる間で、時間で言うと3時間程度は必要であるという報告もありました。

暑い時期が続きますが、自分にあった快適な環境を整えられるといいですね。

指差呼称の効果

ヒューマンエラー防止対策として、指差呼称は私が担当している会社でも広く行われていますが、その効果については大脳生理学的にも説明されているのはご承知のことと思います。ちなみに鉄道総合技術研究所が行った操作ボタン押し誤り実験でも、何もしない時の押し誤りが2.38%であったのに対し、呼称だけが1.00%、指差だけが0.75%、指差呼称が0.38%と、指差呼称によってヒューマンエラーが6分の1になることが示されたそうです。指差呼称の効果を改めて思い知らされる結果ですが、労働災害防止に限らずミスが許されないあらゆる場面で指差呼称を活用した方が良さそうです。

数十年~百年に1度の大雨

おはようございます、保健師の倉です。
昨夜は避難勧告の警報で
何度も目が覚めました。
皆様のお住まい、職場は大丈夫でしょうか。
避難指示が出ている地域もあり
とても心配です。

JRが動かず、バスを待っていますが
バスも来ず…。
普段当たり前のように交通機関が動くことを
ありがたく感じる朝です。

週末も雨が降るようですので
安全第一でお過ごしください。

ぐるぐる回る季節

事務の武田です。
酷暑の7月に入ったのも束の間、
未曽有の豪雨に各地の被害が心配なところです。

さて、先日の宮本保健師のブログにもありましたが、
私も低気圧の日は体調を崩すので、
この時期は辛いものがあります。
頭痛やめまい、だるさなど症状のオンパレードです。
加えて、子供の頃に目前で雷が落ちたことや
台風で自宅の壁が一面崩落したことなどが
トラウマになっているようで、
この時期、心身共に苦手です。

低気圧の日でなくても、三半規管が弱いのか、
前回り運動をしただけで、
世の中がぐるぐる回りだし気分が悪くなります。
不思議と後ろ回りは大丈夫なのですが、
これでは習い始めた合気道の前受け身が取れません。
とはいえ、練習では受け身を取らないわけにもいかず、
師範に相談したところ、
「出来ないことは無理しなくて良いけど、
それでも1回はやってみようとすることが大事」
と言われ、難しいことや気乗りしないことには
どうしても尻込みしてしまいがちなので、
何に対しても言えることだなと思いました。

そんなわけで、この季節は苦手ではありますが、
休息をしっかりとったり、
早め早めに対処したりしながら、
ちょっと気分があがるように雨傘を新調してみたり
いろいろ工夫をしているところです。
皆様もどうぞお健やかにお過ごしくださいますように

低気圧と頭痛

こんにちは。保健師の宮本です。
台風が接近しましたね。北九州も雨は降りましたが、風が吹き荒れてということはあまりなかったようです。

ところで、低気圧や台風が来るとどうも調子が悪く、頭痛がしたりぼーっとしたりすることありませんか。

何で気圧が下がると体調が崩れるのでしょうか?
大きな原因は血管の膨張ではないかと考えられています。
低気圧で周囲の空気から身体にかかる圧力が下がると、全身の血管がゆるんで膨張します。
脳の血管が膨張すると、脳の中の大きな神経である三叉神経に触れて刺激します。そのため、血管の脈に合わせてズキズキと激しい痛みがでます。

また、低気圧のときはリンパや臓器も膨張します。その結果、身体のむくみや、手足のだるさなどの不調を感じやすいようです。

さらに気圧が低いときは、空気中の酸素の量が少なくなっています。
高い山などを登ると、酸素が薄くて頭痛や耳鳴りがすることがあります。
低気圧のときは、高山と似たような状態になり、脳は空気が薄く、充分な酸素を取り込めないので、めまいや耳鳴りを引き起こしたり、頭痛になるようです。
などなど、他にも気圧と頭痛の関係はあるようです。

頭の痛みが進行してしまってからでは市販の鎮痛剤はあまり効果を発揮しないようです。
頭痛が始まる前の「予兆」を感じた時点で服用すると、効果が出やすいです。早め早めの対応で頭痛薬を服用したほうがが良さそうです。
予兆とは首筋がはったり、身体が重くだるい感じ、目の前がチカチカする、あくびが出る、耳の閉塞感などが主なもののようです。

低気圧だからといって誰もが頭痛を引き起こすわけではありません。個人差があります。なりやすい人は天気が崩れるたびに症状と付き合わないといけません。気圧ですから、コントロールできないのがつらいところです。
症状があって、生活や仕事に大きく影響してしまう。という場合は、市販薬に頼るより、一度医師の診察を受けましょう。薬の適切な処方をしてもらえると思います。
脳神経外科・神経内科・頭痛外来などが専門の病院です。

台風は去りましたが、梅雨はまだ終わらないようですね。予防策や対処法で、この時期を上手にかわしていけますように。

今日は熱中症要注意です

今日福岡地方は急激に気温が上昇し、日中の最高気温は34度に達する見込みであり、さらには休日明けですので、現場で作業される方は熱中症に充分に注意していただきたいと思います。私もしっかり水分を補給して仕事にのぞみたいと思います。

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