服部産業医事務所の活動

救急対応

先日ある事業場で職場巡視をしていた時の話です。 現場で仕事をされていた方が急に気分が悪くなったということで、回りにいた方がご本人を私のところに連れて来られました。

半身の麻痺があり、意識レベルが急激に落ちてきている状況でしたので、近くにあった担架に乗せ救急車を要請しました。一応救急車が来るまでの間、脈は触れていましたし呼吸もありましたので救急蘇生術は行わずに済みましたが、心停止、呼吸停止になればすぐにでも蘇生術を開始するつもりでした。

結局ご本人は病院に救急搬入されたあと、治療の甲斐なく4時間後にお亡くなりになられましたが、普段は職場巡視中に急病者に出くわすことはほとんどありませんので、さすがに今回は緊張しました。

なおあとから聞いた話ですが、その職場にはAEDが設置してあり、救命救急講習を受けた社員もおられたということでしたので、たとえ当日私がいなくても救急の対応はできたと思われます。

その会社は各現場へのAEDの設置、社員の救命救急講習の受講を計画的に進めているからこそだと思いますが、今回改めて現場で救急処置ができる体制の整備の重要性を思い知らされた次第です。

心停止、呼吸停止して5分を過ぎると時間とともに救命率は落ちるといわれていますので、現場での迅速な対応は必須になりますが、できるだけどの現場、どの時間帯でも対応できるよう日頃から備えをしたいものです。

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