風邪かな?と思ったら・・・ネギ?
- 2015年12月15日
- 健康管理(宮本)
保健師の宮本です。
最近は何かと慌ただしく、年末の空気を肌で感じている今日この頃です。
しばらくは風邪をひかないように気を引き締めていないと大変なことになりそうですね・・・
そこでMSNより、風邪についての記事を1つご紹介します。
風邪を引いたときに、ネギの白い部分を焼いて喉に当てると良いと言われますが、白い部分は「葱白(そうはく)」と呼ばれ、漢方薬としても使われているほど効果があるようです。
では何故ネギが風邪や喉の痛みに効くと言われているのか、ネギの栄養についてご紹介します。
■ アリシンに強い殺菌・鎮静作用が
ネギの匂いと辛味の成分であるアリシン(硫化アリル)には、強い殺菌作用と鎮静作用があります。
しかもアリシンはネギの白い部分に多く含まれ、喉の痛みを改善する成分としても知られています。
他にも乳酸を分解して疲労を回復するはたらきや、血行をよくして体を温め、冷え症や肩こりを改善する作用があります。
血流がよくなることで糖尿病、高血圧、動脈硬化などの予防にも効果的とか。
また消化液の分泌を促すので、胃腸のはたらきを活性してくれるそう。
ビタミンB1の吸収をサポートする役割もあるので、ビタミンB1を含む豚肉・牛肉などの食品と一緒に摂ると相乗効果が期待できます。
■ 白い部分と緑の部分で栄養が違う!
実はネギは白い部分と緑色の部分で栄養素が異なります。
白い部分にはアリシンのほかに、免疫力をアップして美肌・美白効果があるビタミンC、塩分を排出して体のむくみを取るカリウム、骨の健康を維持するカルシウム、殺菌・抗ウイルス効果のあるネギオールという成分が含まれます。
ネギの緑色の部分には、皮膚や粘膜の健康に関わり抗酸化作用を持つβカロテンやビタミンC、カルシウムが含まれています。
どちらも上手に活用したいですよね。
■ ネギを食べるときは加熱に注意
ネギは味噌汁やねぎ焼きなど熱を加えて調理することが多い食材ですが、βカロテンやアリシンは熱に弱い成分であるため、加熱は短時間にするのがポイント。
βカロテンは10分ほど熱することで3~4割も栄養価が失われてしまいます。
アリシンは細かく刻むことで増加する性質を持ちますが、時間がたつと効果がなくなるので食べる直前に刻むようにしましょう。
冬の健康には欠かせない食材のネギ。鍋や味噌汁などでたくさん食べてくださいね。
(nanapiユーザー・カラダにキク「サプリ」 編集:nanapi編集部)