野菜ジュースは野菜の代わりになる?
- 2017年02月21日
- 健康管理
こんにちは。保健師の宮本です。
今日は野菜ジュースについて
野菜不足だと感じて、野菜ジュースを摂っている方も多いと思います。
一日に摂る野菜量は350gと推奨されています。
平成27年国民健康・栄養調査の結果では、野菜摂取量は293.6gと目標を達成できていません。
野菜メニューを一日に3~5品とれば350gの野菜摂取量を達成できると言われています。
例えば・・・
・サラダ 70g
・煮物 120g
・ほうれん草のおひたし 80g
・メイン料理の付け合わせの野菜 60g
・ひじき 50g
これを全て一日で摂れれば目標達成ですが、いかがでしょうか。
きちんと食事を摂らないと厳しいと思われる方もいらっしゃると思います。
だったら野菜の代わりに野菜ジュースでいいのでは?と思いますよね。
しかし、野菜350gと野菜ジュース1本(1パック200ml)を比較すると、βカロテン(体
内でビタミンAに変わる)以外は野菜の方が栄養成分を多く含みます。
また、食物繊維を摂ることを目的にすると(一日に男性20g・女性18g)、野菜ジュース
では2g程度しか摂れず足りません。
野菜ジュースで一日分を補うというのは、かなり厳しいと思います。一日分ではなく、野菜メニュー
一品分として利用するのが上手な使い方ですね。
【野菜ジュースを選ぶときに気を付けるポイント】
パッケージの成分表示をご覧ください。数品並んでいると思うので比較してみて下さい。
◎果汁の入っていないもの
◎糖質の少ないもの(とくに血糖値の高い方)
◎食塩無添加のもの(とくに血圧の高い方)
◎食物繊維が多く含まれているもの
野菜ジュースにもメリットはあります。手軽に飲めて、価格も安定しています。
食生活に上手に取り入れられるといいですね。