百日咳
- 2025年04月15日
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こんにちは、保健師の宮本です。
最近、百日咳の患者数が全国的に増加しています。福岡県でも増加しており、全国でも第5位となっています。
百日咳は、細菌による呼吸器感染症です。
はじめは風邪のような症状ですが、次第に「コンコン」と連続する咳が強まり、長引くのが特徴です。大人でもかかり、特に咳が長く続く場合(2週間以上)は注意が必要です。
症状は
初期は軽い咳・鼻水・微熱など(風邪と似ています)
進行すると咳が激しくなり、特に夜間や運動後に悪化咳の発作が数週間~数か月続くこともあります。
感染経路は
咳やくしゃみによる飛沫感染。職場や家庭など、人との距離が近い場所で広がりやすいです。
感染を防ぐためには、咳やくしゃみが出るときはマスクの着用、こまめな手洗い・うがい。
咳が長引くときは、早めに受診(特に2週間以上続く咳は要注意)小さなお子さんや高齢者と接する方は、特に注意をしましょう。
百日咳にかかった場合の出勤について、決まりはありません。 学校保健安全法においては、第二種の感染症に規定されています。 登校基準としては、 特有の咳が消失するまで又は五日間の適正な抗生物質による治療が終了するまで、出席停止とされていますので、もし罹患者が出た場合はこれに準ずるとよいでしょう。
百日咳は早期発見・治療で重症化を防げます。体調に違和感があれば、無理せず受診、休暇取得をしましょう。