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- 服部産業医事務所の活動
- 転倒労災の悩ましさ
労働災害の語り部として
- 2024年07月22日
- 安全
過去に重大な労働災害が起こった場合、当時その現場におられ、災害に遭遇した方は、その悲惨な状況を目の当たりにしていますので、労働災害の怖ろしさを回りに語り継ぐことで、その後の類似災害防止に語り部として大きな役目を果たしてくれていました。それでも月日がたち、その方々が退職してしまえば、語り部もいなくなり、過去の災害も忘れられ風化してしまうことになります。そうならないよう過去に起こった災害を類型化、データベース化し、いつでもだれでもがPCにて検索、閲覧できるよう体制を構築している企業が増えてきました。
普段運動をしているからこそ軽症で済んだのかも
- 2023年11月06日
- 安全
先日東京に住む弟が運動会の短距離走で転倒し、足と肩を負傷したのですが、幸い骨折などの大事には至らず、三角巾や湿布など保存的治療だけで済んでいるようです。弟は高校生の頃陸上部に所属していましたし、今でも結構運動はしているのですが、倒れた瞬間の写真を見返すと、足がついていかなかった感じでした。自分も普段運動はしていますが、さすがに短距離走まではしておらず、全力疾走できる自信はなく、今回のことで少し怖くなりました。ただ弟は整形外科の主治医から普段運動をしているから軽症で済んだのであり、していなかったら骨折はしていただろうと言われたようでした。職場で転倒して骨折する事例は特に中高年に多いですが、それでも日常運動に取り組んでいれば、休業災害に至るような大きなケガにならなくて済んでいるのかもしれません。運動は大きなケガの予防になるということですね。確かに若い人は同じ倒れても、あまり大きなケガになりませんからね。
ゲリラ豪雨後の道路の冠水にご注意を
- 2023年07月24日
- 安全
ゲリラ豪雨の後に、一時的にでも道路が冠水してしまうことがありますが、雨水が濁っているなどの場合には水の深さや側溝、路面の穴や窪みが分からなくなることがあります。そのような時に人や車が通行すると、側溝や深みにはまったりして非常に危険なことになります。先日の突然の豪雨の際には事務所近くの交差点の横断歩道を靴の中まで水に浸かり歩く羽目になりましたが、本当に危ない思いをした次第です。そのような時には遠回りをして、通行しないことが肝心ですね。くれぐれもゲリラ豪雨の際には気を付けて、ご安全に。
元請による巡視
- 2023年03月27日
- 安全
建設業等における特定元方事業者、いわゆる元請は毎作業日に少なくとも1回作業場所の巡視を行わなければならないことが安衛法に定められています。下請けの作業者が現場でケガをすることを防ぐために、元請が毎日現場のパトロールを行う事が義務付けられているわけですが、パトロールを怠り書類送検された事例もありますので、十分に気を付ける必要があります。災害が起こっていなくても書類送検された事例もありますので、なおさらです。当然パトロールの記録も残しておく必要があります。
電気コード、コンセント火災に注意
- 2023年03月20日
- 安全
たこ足配線やコンセントに埃がたまって起こるトラッキング現象は火災発生の原因になりますので、職場巡視の際にはこうした点もしっかり見ていく必要があります。実際にトラッキング現象が原因で大火災になった事例も経験しており、4Sの一つ、清掃の重要性を認識させられた次第です。
気が急かされる季節です
- 2022年12月19日
- 安全
産業医訪問先から帰るとき、「また来年もよろしくお願いします。」と年末のあいさつをしなければいけない季節になりましたが、1年終わるのは本当に早いということを皆さんよく言われます。年末は大掃除、年賀状書き、その他もろもろやらなければいけないことも多く、この季節はなぜか気が急かされますが、それもあってか、街では交通事故処理が行われている場面によく出くわします。いくら年末で気が焦っても、交通事故だけには十分に気を付けないといけませんね。
ペットボトル容器へ薬剤などの液体を小分けにして入れておくことの危険性
- 2022年08月22日
- 安全
職場巡視で現場に伺ってみますと、ペットボトルに薬品、薬剤や油、その他の液体が小分けにして入れてあるのを見かけることがあります。中に入っている液体が透明の場合は、水と見誤ってしまうこともあります。また中に入っている液体について容器に表示がなく、何が入っているのか分からない場合は誤って飲んでしまう危険性さえあります。基本的にペットボトル容器に現場で使用する液体を小分けにして入れておくことは禁止しておく必要があります。
安全VR教育なるものができたようです
- 2022年05月16日
- 安全
どうやら安全VR(ヴァーチャルリアリティ)教育なるものが出現したようです。従来の実験型の危険体感教育と比べても、労働災害をVRを通し、より臨場感を持って体験できるという点で、とても有力な教育ツールになると思われます。自らが労働災害に遭う夢は今まで結構見てきましたが、夢ではなくVRの中で労働災害を体験することになります。決して現実の世界では体験したくないことですが。