服部産業医事務所の活動BLOG

飲みかけのペットボトル

こんにちは、保健師の宮本です。

毎日暑い日が続きますね。
熱中症予防のためにも、こまめな水分補給はとても大切です。一方で、この時期に気をつけたいのが飲みかけのペットボトルです。ペットボトルに直接口をつけて飲むと、口の中の細菌が飲み物の中に入ります。すぐに問題になることはほとんどありませんが、そのまま常温で置いておくと、細菌が増えてしまうことがあります。見た目やにおいに変化がなくても、細菌が増えていることがあります。

特に、スポーツドリンクやジュースなど糖分を含む飲み物は細菌が増えやすいため、暑い時期は注意が必要です。車内やロッカーなど高温になる場所に置いておくのも避けましょう。

安心して水分補給をするために、開封したら、なるべく早めに飲み切る、飲み残した場合は、できるだけ冷蔵庫で保管する、持ち歩くときは、小さめのサイズを選ぶのもおすすめで。長時間持ち歩く場合は、水筒を活用するのも良い方法です

暑い夏を元気に過ごすためには、「何を飲むか」だけでなく、「どのように飲むか」も大切です。毎日のちょっとした心がけが、食中毒の予防につながります。
どうぞ安全に、そしてこまめな水分補給で暑い夏を乗り切りましょう。

大腸がん検診

こんにちは、保健師の宮本です。

最近、著名人が大腸がんを公表したり、亡くなったなどの報道が続きました。「自分も気を付けた方がいいのかな」と感じた方もいるかもしれません。

大腸がんは日本人に多いがんの一つですが、早期に発見すれば治療できる可能性が高い病気です。そのため、何よりも大切なのは症状が出る前に検診を受けることです。

初期はほとんど症状がありません大腸がんは初期には自覚症状が少なく、血便がない、お腹が痛くない、元気だから大丈夫と思っていても、知らないうちに進行していることがあります。

だからこそ、毎年の便潜血検査が重要です。便潜血検査は、自宅で便を2日分採取するだけの簡単な検査です。肉眼では見えないわずかな出血を調べることができ、早期の大腸がんやポリープを見つけるきっかけになります。「陽性=がん」ではありません。でも、受診が重要です。

便潜血検査で陽性(要精密検査)となると、不安になったり、「痔があるから大丈夫だろう」と自己判断してしまう方もいます。しかし、陽性だからといって必ず大腸がんというわけではありません。一方で、その中には早期の大腸がんや前がん病変である大腸ポリープが見つかる方も少なくありません。

便潜血検査は「異常がある可能性」を知らせるサインです。問題なのは「受診しないこと」です。便潜血検査で要精密検査となっても、全国では約3~4割の方が精密検査を受けていないという報告があります。せっかく検診で異常のサインが見つかっても、そのまま放置してしまっては、検診を受けた意味が十分に生かされません。

大腸がんは、早期であれば内視鏡治療だけで済む場合もありますが、発見が遅れると手術や抗がん剤治療が必要になることもあります。

あなたの未来を守るために、40歳以上の方は毎年大腸がん検診を受けましょう。「要精密検査」と判定されたら、必ず大腸内視鏡検査を受けましょう。

大腸がんは、「早く見つければ治せる可能性が高いがん」です。検診を受けること、そして必要な精密検査まで受けること。この二つが、あなた自身と大切な家族を守ることにつながります。

怪物だよ 高校球児

毎日仕事で外に出ますが、現場の職場巡視はもちろんのこと、事業所に移動するだけでも途上汗がふき出てきます。体力的にとても厳しい季節です。今全国では夏の甲子園高校野球の予選が行われていますが、彼ら高校球児はただ歩くだけでなく、この炎天下、グラウンドで打って、投げて、走り回ってを全力で行っているわけです。どう考えても自分にとって彼らは怪物のような存在です。振り返って自分も高校時代は軟式テニスをしていましたが、当時は今ほど暑くはなかったとはいえ、やはり今考えると元気でしたね。そしてなんとあの当時は、たとえ汗をかいても体がきつくなるから水は飲むなという、今とは真逆の指導を受けていました。遠い昔の話。

早起きしてワールドカップ観戦!その効用は?

こんにちは、保健師の宮本です。

最近、サッカーワールドカップの試合を見るために、いつもより早起きした方もいるのではないでしょうか。

「寝不足になっただけかも…」と思いがちですが、好きなことのために早起きする時間には、意外とよい面もあります。

① 朝から楽しみがある

「試合を見る」という目的があると、普段より起きやすくなります。朝に楽しみな予定があることは、気分の切り替えにもなり、その日を前向きに始めるきっかけになります。

② 気分転換になる

応援したり、ゴールに喜んだり、思わぬ展開に驚いたり。試合に夢中になる時間は、仕事や日常のことから少し離れられる、よいリフレッシュの時間です。

③ 会話のきっかけになる

「今朝の試合、見ましたか?」
「あのプレーはすごかったですね」共通の話題があると、職場での何気ない会話も生まれやすくなります。スポーツ観戦は、人とのつながりをつくるきっかけにもなります。

④ 非日常を楽しめる

ワールドカップは、毎日あるものではありません。少し生活リズムを変えてでも見たいと思えるイベントがあることは、日々の楽しみや生活の張りにもつながります。

ただし、睡眠不足には注意です。数日だけの早起きであれば大きな問題にならないこともありますが、睡眠不足が続くと、日中の眠気、集中力や判断力の低下、だるさ、イライラ、作業ミスなどにつながることがあります。早起きして観戦した日は、できるだけ早めに就寝し、昼休みに短時間目を閉じるなど、睡眠を補う工夫をしましょう。

「早起きして見てよかった」と思える時間は、心の栄養になります。健康管理では、睡眠や食事だけでなく、楽しみや気分転換も大切です。

睡眠不足には気をつけながら、残り少ないワールドカップならではの特別な時間を楽しみましょう。くれぐれも業務に支障のない範囲で……

夏でも油断禁物!「冷え対策」で体調を守りましょう

こんにちは、保健師の宮本です。

「冷え」は冬だけの悩みと思われがちですが、実は夏にも多く見られます。冷房の効いた室内で長時間過ごしたり、冷たい飲み物や食べ物を摂り過ぎたりすると、体の深部まで冷えてしまい、自律神経のバランスが乱れやすくなります。その結果、だるさや疲れやすさ、肩こり、頭痛、胃腸の不調などにつながることがあります。

【夏に冷えやすい人の特徴】
・冷房の効いた部屋で長時間過ごす
・冷たい飲み物やアイスをよく口にする
・汗をかいたまま過ごすことが多い
・シャワーだけで済ませることが多い
・運動不足で筋肉量が少ない

【今日からできる夏の冷え対策】
① 冷房は「冷やしすぎない」

外気温との差は5~7℃以内を意識しましょう。冷房の風が直接当たらないよう、風向きの調整も大切です。

② 羽織るものを1枚準備

カーディガンや薄手の上着、ひざ掛けなどを活用し、お腹や首、足元を冷やさないようにしましょう。

③ 冷たいものは摂りすぎない

冷たい飲み物ばかりではなく、温かいお茶やスープを取り入れることで、胃腸への負担を減らすことができます。

④ 汗は早めに拭いて着替える

汗が蒸発するときに体の熱も奪われます。汗をかいたまま冷房の効いた部屋に入ると、体が急激に冷えやすくなるため、タオルで汗を拭き、必要に応じて着替えましょう。

⑤ 筋肉を動かして血流アップ

筋肉は体の熱をつくる大切な器官です。デスクワークの方は1時間に1回程度立ち上がり、肩やふくらはぎのストレッチを行いましょう。

⑥ 湯船につかる習慣を

夏でも38~40℃程度のお湯に10~15分つかると、血行が促進され、自律神経のバランスも整いやすくなります。

熱中症対策だったり、冷え対策だったりと体調管理が大変な時期ですが、いろいろな対策をしつつ暑い夏を乗り越えましょう。

お伊勢参りに行ってきました

先週末3泊4日にて伊勢神宮にお参りに行ってきました。行きは新門司から大阪までフェリー、大阪難波で近鉄線に乗り換えての行程でした。折しもダブル台風が伊勢沖を通過する予報が出ていましたので、半ば行くことを諦めていたのですが、なんとフェリーは欠航することなく、近鉄線も通常通り運行され、予定通り昼前に伊勢にたどり着くことができました。こういう時でもちゃんとお参りにくる覚悟があるのかと、あたかも天照大御神に試されているような気持ちになっていたのですが、事前にフェリーも宿もキャンセルせずに本当に良かったと思いました。その後2日間かけて外宮と内宮をお参りしましたが、雨が降るなかでのお参りは、それはそれで神宮のなかは神々しく、また降る雨に心が洗われるようでした。式年遷宮の奉賛金も納め、最終日にはようやく天候も回復し、お土産を買って帰途につきましたが、清々しい気持ちになれた伊勢神宮での休日でした。

 

梅雨時期の安全対策

こんにちは、保健師の宮本です。梅雨の時期は、雨や湿気の影響で職場の環境が変化し、思わぬ事故やケガにつながることがあります。「少し滑りやすいだけ」「急いでいるから…」という油断が、転倒や作業中の事故を招くことも少なくありません。

梅雨時に増えやすいリスク

⭐︎床や通路が濡れて滑りやすい
靴底についた水分や泥で、転倒する危険が高まります。

⭐︎視界が悪くなる
雨で周囲が見えにくくなり、フォークリフトや車両との接触リスクが高まります。

⭐︎湿気による疲労や集中力の低下
高湿度の環境では体力を消耗しやすく、判断力や注意力も低下しがちです。

今日からできる安全対策

✔︎濡れた床はそのままにせず、早めに拭き取る
✔︎通路や階段では慌てず、手すりがある場所では積極的に利用する
✔︎靴底のすり減りや汚れを確認し、滑りやすくなっていないか点検する
✔︎体調が優れないときは無理をせず、早めに相談する
✔︎「危ない」と感じた場所は、そのままにせず周囲へ共有する

安全は一人ひとりの気づきからです。梅雨時は、いつもと同じ作業でも環境が変わることでリスクが高まります。

特に安全靴についてですが、梅雨時は、安全靴が濡れたり、靴底が摩耗したりすることで滑りやすくなります。毎日の作業前に、次のポイントを確認しましょう。

✔︎靴底がすり減っていませんか?
溝が浅くなるとグリップ力が低下し、濡れた床で滑りやすくなります。

✔︎土や油が付着していませんか?
作業前後に靴底を確認し、付着物は取り除きましょう。

✔︎ 靴ひもやベルトはしっかり締めていますか?
緩んだままでは足元が不安定になり、つまずきや転倒の原因になります。

✔︎靴の中まで濡れていませんか?
濡れた状態が続くと足の疲労が増すだけでなく、皮膚トラブルの原因にもなります。乾燥させ、必要に応じて替えの中敷きや靴下を活用しましょう。

安全靴は「履いているだけ」で安全になるわけではありません。
日頃の点検と正しい履き方が、転倒災害の予防につながります。毎日の始業前に、安全靴の状態もぜひ確認しましょう。

引き続き「そうめん」のはなし

こんにちは、保健師の宮本です。服部産業医の記事に引き続きまして、そうめんについてご紹介です。

これから暑くなる時期の食事、「そうめんだけ」になっていませんか?暑い日が続くと、食欲が落ちて「とりあえずそうめんで済ませよう」となりがちです。

そうめんは手軽で食べやすい一方、主な栄養素は炭水化物です。そうめんだけの食事が続くと、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しやすくなり、疲れやすさや夏バテの原因になることがあります。

そこでそうめんを食べるときは、次のような食材をプラスしてみましょう。

➕ たんぱく質

  • ゆで卵
  • 温泉卵
  • 蒸し鶏
  • 豚しゃぶ
  • ツナ
  • 納豆
  • 豆腐

➕野菜

  • トマト
  • きゅうり
  • オクラ
  • 大葉
  • みょうが
  • わかめ

おすすめの組み合わせは

  • そうめん+豚しゃぶ+オクラ
  • そうめん+蒸し鶏+トマト
  • そうめん+温泉卵+納豆
  • そうめん+ツナ+野菜たっぷりサラダ

暑い時期は「食べやすいものを選ぶ」ことも大切ですが、「何を足すか」を意識することも大切です。そうめんだけで済ませず、「たんぱく質を1品、野菜を1品」プラスして、夏を元気に乗り切りましょう

伝統の高炉そうめん

製鉄所の溶鉱炉の炉前作業は知る人ぞ知る高熱重筋作業ですが、この現場で働く作業者の間で今でも受け継がれて食べられているのがそうめんだそうです。この高炉そうめんは毎日だれかが輪番でそうめんをゆがき、出汁もこだわって作る秘伝の出汁だそうで、この高炉そうめんをおいしく作れるようになったら一人前の高炉マンとまで言われているようです。炉前の作業者は高熱環境下の仕事で汗をびっしょりとかいているので、休憩中に食べるそうめんはのどごしがよく、好まれるのだと思います。今更ながら先日の職場巡視で製鉄所の伝統を知った次第です。

健康診断は「受けるだけ」で終わらせない

こんにちは、保健師の宮本です。弊社にも春に受けた健診結果が届き始めました。健康診断は「受けるだけ」で終わらせないことが大切です毎年実施される健康診断。「結果を見ても特に異常がなかったから大丈夫」「忙しくて結果をしまったまま」という方もいるのではないでしょうか。

しかし、健康診断の本当の目的は、その年の健康状態を確認するだけではありません。毎年の結果を比較し、自分の体の変化(経年変化)を把握することにあります。

例えば、血圧や血糖値、コレステロール値が基準範囲内であっても、数年前と比べて徐々に上昇している場合があります。

✔︎体重が毎年少しずつ増えている

✔︎血圧が年々高くなっている

✔︎血糖値や中性脂肪が上昇傾向にある

✔︎肝機能の数値が少しずつ悪化している

このような変化は、将来の生活習慣病のサインかもしれません。「今は正常だから大丈夫」ではなく、「昨年と比べてどう変化しているか」を見ることが健康管理の第一歩です。

「再検査」「要精密検査」と判定された場合は、症状がなくても医療機関を受診しましょう。生活習慣病やがんなどの病気は、初期には自覚症状がほとんどないことが少なくありません。再検査や精密検査は「病気がある」という意味ではなく、「詳しく確認しましょう」というサインです。受診を先延ばしにしている間に病気が進行してしまうケースもあります。

早期発見・早期治療ができれば、治療の負担を軽減できるだけでなく、仕事や生活への影響も最小限に抑えることができます。

また健診結果は、日々の生活習慣を映し出す「健康の通知表」です。結果を見ながら、次のような点を振り返ってみましょう。

✔︎食事の量や内容は適切だったか

✔︎運動不足になっていないか

✔︎睡眠時間は確保できているか

✔︎飲酒量が増えていないか

✔︎喫煙習慣を見直せないか

✔︎ストレスをため込んでいないか

大きな改善を一度に行う必要はありません。「エレベーターではなく階段を使う」
「夜食を週に1回減らす」
「寝る前のスマートフォン時間を短くする」

など、小さな行動の積み重ねが将来の健康につながります。健康診断は受けることがゴールではありません。

年に一度の健康診断を、自分自身の健康と向き合う機会として活用しましょう。

  • カテゴリー

  • 最近の投稿

  • カレンダー

    2026年9月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    282930  
  • 月別アーカイブ

産業医に関するご契約・ご相談は、メールまたはお電話にてお気軽に新規契約をご検討の方下さい。服部産業医SOSコールTEL:093-742-2204 受付時間 9:00~18:00 ≫新規契約をご検討の方フォームはこちら メールは、日・祝日を除き、24時間以内にご返信致します。
お問い合わせフォーム
TEL:093-742-2204 受付時間:9:00~18:00
電話をかける