ビタミンCはいつ摂る?
- 2015年12月02日
- 健康管理
おはようございます、保健師山本です。
今年も残すところあと1ヶ月になりました。
博多はもちろん小倉や黒崎など街中がイルミネーションで賑わうとともに、寒さも次第に増しいよいよ本格的に冬の到来を感じさせます。
この時期は、インフルエンザや風邪などの感染症対策が必須ですね。
ウイルスや風邪予防に効果的な食べ物は色々と知られていますが、まず皆さんが思い浮かべるのはビタミンCの摂取ではないでしょうか。
ビタミンCにはウイルスへの抵抗力を高める働きがあり、ミカンやイチゴ、アセロラ、赤ピーマン、黄ピーマンをはじめ様々な食材に含まれています。
ところで、このビタミンC、いつ摂るのが一番効果があるのでしょうか?
今日はビタミンCを摂るタイミングについてお話ししたいと思います。
1.ついついしてしまう一気食いは?
ご存知の方も多いと思いますが、ビタミンCは水に溶ける性質(水溶性)を持つため尿中に流れ出てしまいます。
実は体内で一番濃度が高くなるのは食後3時間と言われており、同時に3時間後に尿中に出て行く分も一番多くなるようです。
もちろん全てが流れ出てしまうわけではありませんが、こうした理由から一気に大量に摂ることはあまりお勧めしません。
2.ビタミンCの理想的な摂り方
ではどのようにビタミンCを摂るのがいいのでしょうか?
ビタミンCは朝昼晩それぞれの食後に摂るのが理想的です。
多くのサプリメントには1粒1000mgのビタミンCが含まれているものが多いですが、実は食後に毎回1000mg摂る必要はありません。
成人の場合、個人差はありますが1日に必要なビタミンCの量はその1/10の100mgであると言われています。
たくさん摂っても尿中に流れ出してしまうのですが、サプリメント等で摂る場合は錠剤を割って飲んだり、粉末の場合は量を調節しても大丈夫です。
3.このタイミングもおすすめ
また、ビタミンCを寝る前に摂るのも効果的と言われています。
睡眠中は腎臓の血流が低下するためビタミンCが体内に留まっている時間が長くなります。
サプリメントの場合は吸収スピードが早いため、寝る30分以内に摂取することがよいと言われています。
摂るタイミングに気をつけながら、ビタミンCを活用してこの冬健康にお過ごしください。