服部産業医事務所の活動

「普通」の基準

こんにちは。保健師の宮本です。
気温が上がってきましたが、室内などはまだなんとなく寒さを感じます。
新年度になり、事業所によっては健康診断を開始されるところもあると思います。
結果が出た後に、結果を拝見し保健指導の対象者を選ばせていただきます。
今回はその保健指導の際のやり取りで感じていることを少し…

面談をしていて、食事内容の聞き取りをしていると、

ご飯はどのくらい食べますか?   「普通の量です」
野菜は食べていますか?    「普通に食べています」

さてさて、普通の量とはどのくらいの量でしょうか?
実際にそれぞれの方が思う「普通の量」は、それぞれ違います。

普通にご飯茶碗一杯といっても、大きさを示してもらうと、全く大きさが違います。
小さいものから、大きめのものまで、それぞれの普通が違います。
野菜も煮物、サラダなどを毎食きちんと食べて普通と言われる方と、小鉢一つ分で普通と言われる方、
ここでも普通が違ってきます。

そこで、普通の量 → いわゆる適量をお話するときには、手の平を使ってお話するようにしています。

食事の適量を知る方法のひとつです。
自分の手を参考に食べる量の目安を把握しようというものです。(手の大きさに個人差はありますが)

□ご飯・麺類・パン
1食の適量は活動量によっても異なりますが、軽く握った握りこぶし1つ分が目安です。
 ご飯以外の炭水化物(パン・パスタ・うどんなど)は、ご飯の量より少し多い量(1.3倍程度)が目安です。

□肉・魚
肉・魚は、指を除く片手の手の平サイズと、手の厚みの大きさが目安です。

□野菜・海藻類
生野菜は両手一杯分、温野菜は片手一杯分が目安です。

□糖質の多い野菜、果物
ジャガイモ、さつまいも、かぼちゃなどの“糖質”を多く含む野菜の場合は、ぎゅっと固めに握ったこぶし1つ分が目安。
果物も同じです。

どうですか。少ないと感じますか?それとも野菜はそんなに食べていないと思いますか。
覚えておくと、一食の食事量を考えるときに役立ちます。野菜が少ないな~とか、ご飯の量が多すぎるなとか。
この量を参考に、食事内容や量を見直すきっかけにしていただければと思います。

(注意!!)
  現在、治療中の方で、摂取カロリーの管理をされている方は上記の通りではありません。
  主治医の指示に従ってくださいね。

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