隠れインフルエンザ?
- 2017年11月28日
- 健康管理
こんにちは、保健師の宮本です。
今日のニュースで「隠れインフルエンザ」についての記事がありましたのでご紹介します。
(NIKKEI STYLEより一部抜粋)
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症。ウイルスの感染力が強いのがA型とB型。A型でも毎年違ったウイルス株が流行します。そのためワクチン接種もその年ごとに内容を変えていく必要があります。
感染の経路は、くしゃみや咳からうつる飛沫感染と、物を触ってうつる接触感染があります。国立がん研究センター中央病院感染症部の岩田先生によると、「感染した人が咳やくしゃみをすると、ウイルスを含む飛沫が2mほど飛ぶ。これを近くにいる人が吸い込むと、ウイルスが鼻や喉の粘膜に付着して感染する。インフルエンザにかかったらマスクをつけ、しっかり手洗いをすることが人にうつさないためのエチケット」とのこと。
典型的な症状は、急に38℃以上の高熱が出て、体の節々が痛み、寒気がするというもの。風邪よりも症状の現れ方が急激なのが特徴。
軽い症状のインフルエンザも少なくないという。「微熱や鼻水が出る程度でも、検査をしてみたらインフルエンザ陽性だったという例もある。しかし軽症でも周囲の人にうつしてしまうリスクはあるので、咳エチケットを心がけてほしい」(岩田部長)。
同じウイルスに感染しても、体の反応の仕方は人により異なります。若い人や体力のある人は高熱や節々の痛みなどの激しい症状が現れやすいのですが、高齢者や体力のない人では強い症状があまり出てこないことも多いようです。
発熱や痛みなどの症状は、体の免疫機構が侵入したウイルスから体を守ろうとする生体防御反応の現れ。つまり、治す力が強い人ほど、症状も激しくなる傾向があるとのことでした。
これからの時期は、体がいつもと違ってきついと感じたときは、無理な外出などはせず、自宅でゆっくり休むことも必要ですね。また、マスクなどの咳エチケットも忘れずに。