高速道路でのバスの事故
- 2012年04月30日
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昨日高速道路でバスが事故を起こし、7人の方が亡くなられました。最近悲惨な交通事故が度重なって発生しており、胸が痛む思いです。報道によりますと、今回の事故はバスの運転手の居眠りが原因のようです。高速バスの運賃があまりにも安く設定されているがゆえに、最終的に1人の運転手に負担がかかってしまうという構造的な問題もあるようです。産業医としては、運転手は睡眠時無呼吸症候群でなかったのか、健康診断結果はどうだったのか、長時間運転による過労状態ではなかったのかなど、健康管理上、労務管理上の問題も気になります。いずれにせよ効率性や利益を追及し過ぎるあまり、安全上の問題がおろそかになるようなことは決してあってはならないと思いますし、そうした場合に経営者に待ったをかけることも産業医の務めと考えます。