冬場の急性腰痛症
- 2012年01月31日
- 活動報告
一年で一番寒い季節になりましたが、最近いろいろな事業場の安全衛生委員会で急性腰痛症(ぎっくり腰)の発生が報告されています。低温環境下では腰痛発生のリスクも高くなるらしく、たしかに職場における腰痛予防対策指針でも作業場や休憩室内の温度調節や低温環境下の作業での保温が対策として挙げられています。腰痛が重量物を取り扱っている時に起こったとか、上体をひねった時に起こったとかいう話はよく聞きますが、先日は咳をした際にぎっくり腰になったという報告があっていました。このようなケースの場合、ぎっくり腰がたまたま仕事中に起こっただけであり、業務起因性はなく労災にはなりませんが、仕事中ぎっくり腰になれば労災になると単純に思っている方も結構多いようです。実際には急性腰痛症の業務上外の判定は微妙なケースも多く結構難しいようですね。