服部産業医事務所の活動

生活習慣の見直し

痩せないと、このままでは‥‥といつも思っていませんか?
思ってはいるもののなかなか行動に移せない‥‥わかっているんだけど…
という方へ。
ダイエットする時間を増やそうと思うから取り組めないかもしれません。
まずは習慣を見直してみましょう。
・食べるスピードが速くないですか
・外食が多く、好きなものを好きなだけ食べていませんか
・逆に極端に食事量を減らしていませんか
・タンパク質を摂取する量が少なくないですか
・スマホを見ながらの食事
・水分補給は十分ですか
・睡眠時間は短くないですか
・寝る前まで何か食べていませんか
・一日の歩数はどのくらいでしょうか
・階段とエレベーターがあったらどちらを使いますか
・休日の過ごし方は?
などなど以上は太る習慣(痩せない)と言われています。
思い当たることがありませんか?
一気に全て改善は難しいです。
どれか一つからが、実は減量への一歩かもしれません。

花粉症とコロナの症状

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、頭がボーっとするなどが花粉症の主な症状になりますが、コロナ流行期にはたとえそれが花粉症の症状であったとしても、コロナに感染したのではないかと不安になる方も多いのではないかと思います。たとえ鼻が通っていても臭いが分からないとか、38度以上の発熱があるとか、強い関節痛があるとかの場合はさすがにコロナ感染の可能性が高いと言えます。もちろんどちらか判別がつきにくい場合は、最終的には抗原検査やPCR検査を受けてコロナ感染を確定するしかありません。

マスクフィットテストの実施義務

金属アーク溶接等作業で発生する「溶接ヒューム」へのばく露による
労働者の健康障害防止のため、
改正特定化学物質障害予防規則に基づき、
2023年4月1日から、
屋内で金属アーク溶接等作業を行う事業者は、
労働者の使用する呼吸用保護具について、
1年以内ごとに1回マスクフィットテストを行うことが
義務付けられています。
2024年3月31日までの間に
1回目を実施する必要がありますので
早めのご対応をお願いします。

金属アーク溶接等作業について
健康障害防止措置が義務付けられます


外部機関ではなく自社で実施するために
定性的フィットテスト測定キットを購入する場合は
2023年度から補助金制度もあるようです。
条件に該当するかご確認の上、ご活用ください。

令和5年度フィットテスト測定機器等購入補助金

脳の疲れ対策

私たちは日頃から「脳」を酷使していると言われています。当然それが続くと脳が疲労してきます。
身体が疲れやすい、物事に飽きやすい、ネガティブな思考から抜け出せない、怒りっぽくなる、物忘れ、うっかりミス、資料を読んでも頭に入ってこない、モチベーションが上がらないなどは脳の疲労からきている場合があるようです。

脳の疲れを改善するためには「積極的休養(アクティブレスト)」と「消極的休養(パッシブレスト)」という方法があります。
積極的休養はウォーキングなどで体を動かして脳をリフレッシュする方法。
消極的休養はあえて何も考えずボーっとしたり、横になる方法。
その時できそうな方法で試してみてください。

また、日中の仕事中で一つの作業に集中したときは、1時間に5分程度の休憩を意識してとるようにしましょう。3時間通して作業して15分休憩するよりも脳の疲れが取れやすいそうです。
特にビルなどの温度や湿度が一定の閉鎖的な空間にいると脳が疲れやすいと言われています。お昼休みにデスクで食事を摂るよりは、どこかに移動する方がよいようです。
または食事後に、ビルから出て外気にあたると脳がリラックスして疲労回復につながります。在宅勤務の方にもお勧めです。

謎の気球に対する対応の違い

アメリカでは謎の気球の正体が分かり、直ちにミサイルで撃墜するという措置を取りましたが、わが国では数年前にそういう気球が飛んでいたことがあるという程度の話が最近出てきたくらいで、わが国とアメリカとの間でその対応に大きな違いがあることが浮き彫りになりました。こうした際に適切な対応ができるよう政府も動き出しましたが、改めて国防の意識、あり方を考える良い機会になりそうです。

女性のコレステロール

健診の血液検査の項目にもあるコレステロールは、数値が高すぎるとよくないなど、どちらかと言えば悪いイメージがあるかもしれませんが、実はからだにとっては重要な役割があります。
コレステロールには、「善玉(HDL)コレステロール」と「悪玉(LDL)コレステロール」があります。「善玉コレステロール」は余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す、「悪玉コレステロール」は肝臓からコレステロールを全身に運ぶ働きがあります。

女性は更年期になると悪玉コレステロール値が上昇しやすくなるといわれています。

女性ホルモンであるエストロゲンは、悪玉(LDL)コレステロールの生成を抑制し、余分な悪玉コレステロールを肝臓に回収することを促す作用があります。
またエストロゲンには、善玉(HDL)コレステロールを増やす働きがあります。
なので女性は男性に比べて悪玉コレステロールが上がりにくい傾向にあります。
しかしながら更年期になると、そのエストロゲンが急に減少してしまうので、50代くらいから悪玉(LDL)コレステロールが急激に上昇してきます。

更年期に差し掛かりこれまで守ってくれていたものが減ってしまうため、対策をしておくことが大切です。
コレステロール値は、運動や食生活などの改善が有効です。

食事では動物性脂肪(飽和脂肪酸)やトランス脂肪酸のとりすぎに注意して、魚油やオリーブ油がとれるように意識してみましょう。
トランス脂肪酸が多く含まれる食品はマーガリンや菓子パン、洋菓子、スナック菓子などです。よく食べる方は控えた方がよいようです。
余分なコレステロールを体外へ排出するためには食物繊維を積極的にとりましょう。
あとは体を動かすことを意識しましょう。

家族や親せきにコレステロールが高い方がいらっしゃる場合は、数値が上がりやすい素因があるようです。
生活を改善しても数値に変化が見られない方は受診をして主治医にご相談ください。

変わりゆく産業医職場巡視のポイント

産業医職場巡視も最近はコロナ対策が行われているかどうかを重点に見ることも多くなり、現場を見るポイントがかなり変わってきたことを感じます。特に人がいるオフィスやその食堂、工場の操作室、控室、休憩室などは三密になりやすいだけに、特に入念に見ています。産業医巡視も世につれ時につれですね。

全国生活習慣病予防月間

2月は「全国生活習慣病予防月間」です。
今年の全国生活習慣病予防月間のテーマは
「一無、二少、三多」のうちの「一無(無煙・禁煙)」、
「たばこは万病のもと!~あなたと地球の健康のために禁煙を~」と
なっています。
たばこや高血圧、歯周病などの講座動画が掲載されていますので
ぜひ公式サイトをご覧ください。
https://seikatsusyukanbyo.com/monthly/

禁煙外来で処方されていた
チャンピックス錠(バレニクリン)は
出荷停止のままのようですが
ニコチネルTTS(ニコチンパッチ)や禁煙治療用アプリでの
治療は行っているようです。
ぜひお近くの禁煙外来を受診されてください。

禁煙開始後は体重測定、記録を行い
食欲増進や体重増加に伴う
脂質異常、高血糖、肝機能障害などを防ぎましょう。

よい眠りのために

ひとが眠るためには体温が重要になってきます。
赤ちゃんが眠る前に手足が温かくなってくることを経験された方もいらっしゃると思います。これは大人も同じで、手足を温かくして体温(深部体温)を下げているのですが、この体温が下がる時に体は休息モードに入っていきます。
また、体温を下げることにより働き続ける脳を休ませると言われています。

睡眠時に体温を下げるためには、寝る前の1~2時間前に、40℃くらいのぬるめのお風呂にゆっくり浸かって体温を上げましょう。熱いお湯につかると体がスッキリする感じがしますが、睡眠には悪影響です。
ぬるめの湯は自律神経のうち副交感神経が優位になり、心身のリラックスにつながり、眠りにつきやすくなります。

冷え性で手足が冷えてしまう方は、皮膚の血管が収縮しており、熱が皮膚から外に逃げにくい状態になっています。となると深部体温が下がりにくく、寝付けないことになります。
せっかくお風呂に入っても、布団に入るころにはまた体が冷えてきますよね。
そこで湯たんぽや電気毛布で体を温めるのがお勧めです。手足を温めて皮膚の血管を広げ、体内の熱を放出しやすくする効果があります。
電気毛布は低温で設定し、15分程度のタイマーで切れるようにしましょう。
(電気代が高くなってきていますので、湯たんぽの方が省エネではありますね)

良い睡眠ができるよう、お試しください。

室内外の温度差に注意を

今の時期は室内にいる時は温かく、外に出ると急激に体が冷えるという状況になっていますが、急に体が冷えると血管が収縮し、急激な血圧の上昇を招きます。ちなみに脳血管疾患の発生もちょうどこの時期に最も多くなります。特に健康診断で血圧が高いと言われている方や、糖尿病、脂質異常、肥満など循環器系疾患のリスクを抱えている方は、十分に防寒して外出したり、現場に出たりすることを心がけていただきたいと思います。

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