寝不足が1週間続くと・・・
- 2013年05月31日
- メンタルヘルス
5月だから眠いのか、弁当作りが早まったから眠いのか、仕事がさばけず夜鍋したから眠いのか、読み出したら止まらない本を買ってしまったから眠いのか・・・睡眠不足の原因はいろいろです。
睡眠不足が1週間続いたら、体には恐ろしい数の変化が起きているそうです。
ある実験の結果、睡眠を減らした人はそうでない人と比べて、なんと711種類の遺伝子の働き方が変化していたそうです。(711とは人の遺伝子全体の3%にあたる数)
働き方の変化とは、ある遺伝子は働きが悪くなり、ある遺伝子は働きすぎの傾向という形で表れます。
どんな遺伝子の働き方が変化したかというと、炎症・免疫応答・ストレス対応に関わるものだそうです。
こうした遺伝子の変化が健康にどんな影響を与えるかはまでは研究で分析はされていません。(産経新聞5/21付より)
想像すると、寝不足が続くと風邪が治りにくくなり、擦りむいた傷はいつまでもじくじくしていて、治りかけたと思ったら新しい咳が出だす。それから、人の言葉がいつまでも心に残ってもやもやしたり、周りにイライラしどおしで眉間に深いしわが刻まれてしまい笑顔がひきつってしまう。
睡眠が足りないと体の本当に小さなレベルで変化が起きるのです。
仕事が目いっぱいで一刻も早く眠りたい方もいらっしゃると思います。
眠る時間が取れないならせめてよい眠りとなるようにちょこっと工夫をしてみてはいかがでしょうか。
お風呂に入るのも面倒ならドボンと湯船に浸かるだけでも、一人暮らしで風呂洗いからしないとドボンできない方は足指をじゃっと洗うだけでもやってみましょう。
玄関を開けたらバタンキューはやめて、せめて寝巻に着替えて体を締め付けから解放し、保温して寝ましょう。
ストレッチするとよい眠りに入ってゆけますが、その時間がない方は横になってからでもよいので手のひらを反対の手指で押してあげましょう。指の付け根や水かき部分も触ってあげるとなおよいです。
寝不足になっている原因を見つけ、少なくするよう対応し、自分の力ではどうしようもないことが残ったら、信用できる人や、専門家に繋がっていそうな人や専門家に話してみましょう。(N・H)