今年の弊社の仕事納めは12月25日です
- 2015年11月30日
- お知らせ
明日から12月で、今年も残り1か月となりました。今年弊社は12月25日が仕事納めになりますので、残り正味4週間になります。特に年末が繁忙期というわけではありませんが、保健指導は出来るだけ中旬くらいまでに予定したいと思いますので、ご協力をお願いいたします。
明日から12月で、今年も残り1か月となりました。今年弊社は12月25日が仕事納めになりますので、残り正味4週間になります。特に年末が繁忙期というわけではありませんが、保健指導は出来るだけ中旬くらいまでに予定したいと思いますので、ご協力をお願いいたします。
昭和の大横綱だった北の湖理事長が亡くなりましたが、私が小中学生時代に覚えている北の湖は憎らしいほどと形容されるくらい本当に強い横綱でした。悪役とまではいきませんが、風貌からは損をするタイプの力士で、ファンから愛される力士でなかったことは確かです。全盛期を過ぎて次第に負けが多くなり、ファンから同情、応援されるようになって本人は引退を考えるようになったといいますから、何とも切ない話です。憎らしいほどと形容されるくらい仕事を完璧にこなし、そして厳しい姿勢で仕事に臨む仕事師を目指したいものです。
おはようございます、保健師の山本です。 あまり寒くないせいか忘れがちですが、来週からとうとう12月ですね。 忘年会等でビールやそのほかのお酒をがぶ飲みしてしまう機会も増えるかと思います。 ビールの弊害として真っ先に思いつくのは、「プリン体」ではないでしょうか? しかしこのプリン体、実は体を円滑に動かす大事な役割も担っていて、「悪者」と決めつけるのは早計かもしれません。 そもそもプリン体は、細胞の中心に存在する「核酸」を構成する主成分の総称であり、実はいろいろな種類があるものなのです。ほとんどの生物の細胞内に含まれているため、肉や魚をはじめ、人も自らプリン体を生成する機能を持っています。 人体ではプリン体は肝臓で代謝され、尿酸となって体外に排泄されます。そして食品でプリン体を多く含むものはレバーや白子。レバーは動物の肝臓、白子も雄の魚の腹にある内臓の一種なので、要するに人と同じくプリン体を代謝する場所に多く含まれているということです。 酒類はビールにいちばん多く、日本酒などにも含まれます。一方でワインや焼酎には極微量しか含まれていないので、アルコール度数の低いお酒を好む方はビールよりもチューハイ、アルコール度数が高めのお酒を好む方は日本酒よりワインにするといいかもしれません。 プリン体は、摂りすぎると痛風や高尿酸血症など、主に「尿酸」が原因の病気になりやすくなります。人の体ではつねに1200mgの尿酸が蓄積されており、それが正常値と考えられています。限界は1500mgで、それを超えると先述の病気のリスクが高くなります。 特に痛風は、近年中高年だけでなく、30~40代男性の発症も増えているようです。レバーや白子を毎日大量に食べる機会は少ないと思いますが、飲酒でのプリン体の摂りすぎには注意が必要。 ちなみに、プリン体が悪影響とならないお酒の目安量は、ビールなら1日500mlまで、日本酒は1合までです。 こうして見ると、プリン体はいかにも「悪者」のように感じますが、プリン体は、体を動かすのに必要なエネルギー伝達物質でもあります。また、人の体は皮膚や内臓の細胞が一定周期で生まれ変わりますが、その細胞の代謝にもプリン体が使われるため、生命活動には必要な存在なのです。 プリン体は尿酸として一定量プールされますが、1日平均700mgが体外に排泄されるしくみになっているので、その分は食事から補う必要があります。が、やはり体内で生成されることを考えると、食品から補うのは1日400mgを上限としてみましょう。 プリン体の含有量が少ない食品や、尿酸値を下げてくれる食品を覚えておけば、体に必要なプリン体をきちんと補え、かつ、摂りすぎの心配も少なくなります。 (おすすめの食べ物) ☆プリン体が少ないメニュー ・丼系 牛丼や親子丼につきものの卵はプリン体がほぼゼロ。肉類もレバーを除けばバラ、カタ、ロースなどは含有量が少ない食品。ご飯もプリン体の心配が少ないでしょう。 ・パン系 ランチ時に食べやすいサンドイッチや調理パンにつきもののハム、チキン、卵、チーズ、野菜類、そしてパンも、ほぼプリン体摂取異常の心配はなさそうです。 ・麺類 そば、うどん、そうめん、ラーメン、いずれもことプリン体に関しては心配なさそうですが、おだしに含まれるカツオ節や干シイタケのグアニル酸という「旨み成分」のプリン体がやや多めです。おだしは飲み干さないようにしましょう。 ☆尿酸値を下げるコンビニ飯 ・乳製品 各種乳飲料(牛乳、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳)、ヨーグルトなど。牛乳はなんとプリン体ゼロ! そしてヨーグルトに含まれる乳酸菌には尿酸値を下げる効果が期待できます。 ・コーヒー飲料 コンビニ店頭のドリップコーヒー、缶コーヒー、カフェラテなど。コーヒーに含まれるポリフェノールに、尿酸値を下げる効果が! ・野菜、果物類 サラダ全般、野菜の惣菜全般、カットフルーツ、ドライフルーツなど。野菜や果物に含まれるビタミンCと食物繊維に尿酸値を下げる効果が期待できます。なるべく色の濃いものを選びましょう。野菜なら、トマト、ピーマン、パプリカ、ニンジンなどの緑黄色野菜、果物なら、マンゴー、パパイヤ、ビワ、キウイフルーツ、ブルーベリー、イチゴなどが入っているアイテムを
保健師の宮本です。
昨日までの3連休は如何お過ごしでしたか?
私は年に1度の墓参りを兼ねて阿蘇へ行ってきたのですが、最終日の寒さに負けてしまったようです。
そろそろ羽毛布団の出番ですね。
さて、今回は先日保健指導中に相談のあった「舌の痺れ」について2回(予定)に分けてお話したいと思います。
極端に苦いものや酸っぱいもの、辛いものなど俗に言う刺激物を食べたときに「ベロがピリピリ」したことのある方も少なくありませんよね。
個人的には、表面がザラザラしていたりパチパチラムネがまぶしてあるような飴玉を食べ過ぎると暫く舌の痺れが続きます。
このように「分かりやすい原因」があって「放っておけばいつの間にか治っている」痺れであれば特に気にすることもないのですが、舌の痺れを症状とする病気が存在することも事実です。
今回はそんな「舌の痺れ」の原因、そしてその症状から考えられる病気に絞ってご説明します。
舌の痺れの原因は?
気になる舌の痺れの原因ですが、実ははっきりしていません。
特定の薬物の摂取や薬の副作用、糖尿病などで起こることもありますが、神経筋疾患で舌にシワが寄ることで感じるケースもあります。
「常に舌がピリピリ」して食事がしづらいことから食欲不振に陥ることもあるそうです。
また、原因不明の場合も多く、その上外見上は特に変化がないことから「誰にも理解してもらえない」と塞ぎこんでしまう人も。
考えられる病気は?
中高年女性の場合は、舌痛症(舌の痺れと痛みが伴うもの)である可能性が高いです。
舌痛症は特に中高年の女性に多く見られる病気のため、ホルモンバランスの影響で起こる病気なのでは、とも言われています。
この他にも糖尿病の合併症や、虫歯など考えられる病気・原因は多岐にわたります。
また、貧血やビタミン摂取障害などで現れるケースもありますが、こちらはその原因の性質上比較的若い女性に多いようです。
上記は緊急を要する病気ではありませんが、舌の痺れが脳血管疾患(脳梗塞・脳出血・脳腫瘍など)に起因する場合は一刻を争います。
言葉が出ない、呂律が回らない、頭が痛いなど、他にも疑わしい症状があれば急いで医療機関を受診してくださいね。
次回は代表的な「舌の痺れ・痛み」の原因となる病気について詳しくご説明します。
お楽しみに!
舌の痛みが出る病気
・舌痛症
・細菌、ウイルス感染による口内炎
・口の中に潰瘍のできるベーチェット病
舌の痺れが出る病気
・脳血管疾患(脳梗塞、脳出血、脳腫瘍など)
・糖尿病
・多発神経炎
・舌異常感症
・脊髄空洞症
・虫歯
・歯肉炎
・口内炎
・うつ病(口内の乾燥を招くため)
その他
・口内の乾燥
・貧血
・ビタミンやミネラルの不足
【参考】
「放っておくと危ない!気になる症状」http://www.stargatesolutions.com/
「舌の痺れの原因」http://suo.sitemix.jp/
飲み過ぎてJRのホームでうずくまり、線路に身を乗り出して吐いていたところ、電車が来て頭をはねられ即死する。そんな事故が先日起こったそうです。私と同年齢の男性、しかもドクターということで、よく若い頃飲んで吐いていた自分にとっては、決して他人事とは思えない事故に思えました。今の若い世代では吐くまで飲むような人は少なくなったと思いますが、年代を問わず飲み過ぎにはくれぐれもご注意を。「吐くまで飲むな」です。
おはようございます、保健師の山本です。
昨日から雨ですね。
連続して雨の日は何か久しぶりな気がしています。
さて、本日は感染症予防の神器の1つであるマスクをテーマにお話ししたいと思います。
1.マスクの予防効果
マスクの役割は、「外からウイルスや花粉など異物が入ってくるのを防ぐこと」と「中にあるウイルスを外に出さないようにすること」の2つです。
異物とはウイルスや花粉のほかに、ホコリや工場などの粉じんがあります。
ただし、風邪やインフルエンザに感染しないようにマスクをするのはあまり効果がないことを知っていますか?
一般的なマスクの予防効果は、ほとんど中のウイルスを外に出さないためのもの。
ウイルスがマスクの内側から外側に出る場合、ウイルス単体で出て行くことはなく、ツバなどの飛沫と一緒に出て行くのでマスクで止まりますが、外からの場合は隙間からも入ってきます。
独立行政法人の国民生活センターの調査では、さまざまな銘柄で調べても空気の漏れ率はすべて40%以上になるとの結果が。
感染していない人が予防を目的にマスクをすると効果は限定的と言えそうです。
2.マスク着用の効果は?
感染を避けるためにマスクを付けても効果は限定的だといいましたが、もちろんまったく無いわけではありません。
すべてではなくても入ってくるウイルスを減らすことができますし、さらにのどをケアする効果もあります。
のどは乾燥していると、粘液が荒れてウイルスが侵入しやすくなってしまいますが、マスクを付けていると湿度を維持できるので、のどを感染しにくい状態にすることができます。
私もマスク利用時に愛用している品ですが、「ぬれマスク」のようなより湿度を保ちやすいタイプのマスクもありますので、のどをケアするという意味ではマスクも進化しているようです。
3.マスクの種類
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、マスクは用途によって「産業用マスク」「医療用マスク」「家庭用マスク」の3種類に分けられます。
産業用は粉じんなどが舞う場所でも作業ができるようにしたもので、顔全体を覆うものもあります。
体内に入っては危険なものも多いため、規格や基準は厳格に決められています。
医療用にはしっかりとした基準はありませんが、感染症の治療などの際には産業用としても使えるN95やDS2といった規格のマスクが使われます。
普通の外科手術などで使うサージカルマスクはツバなどが患者さんに入らないためのものですが、N95は外のものが中にはいらないためのものです。
ちなみにN95は米国労働安全衛生研究所の規格、DS2は厚生労働省の規格で、性能はほぼ一緒です。
4.家庭用マスクの選び方
家庭用マスクはガーゼと不織布の2タイプがあります。
ガーゼマスクはひと昔前までは一般的だった、洗って何度も使えるもの。
給食当番の時につけていた記憶のある方も多いのではないでしょうか。
不織布のマスクは最近主流の使い捨てのものです。
不織布にはヒダ状になった「プリーツ型」と顔のラインに沿った形状の「立体型」がありますが、どちらも性能は変わらないので好みで選びましょう。
ただし、サイズが重要なので、自分にフィットしたものであることが大切です。
5.マスクの正しい付け方と外し方
フィット感を調べるにも、まずは正しい付け方を知っていなくてはいけません。
特にプリーツ型の不織布マスクは正しく付けられていない人が多くいるようです。
プリーツ型は表裏もわかりにくいですが、針金のある側を上にしたときヒダの向きが下になっているほうが表(顔に付かないほう)になります。
ヒダの向きに注意しましょう。
付け方ですが、針金のあるほうを上にしてヒダの向きを下向きでつけることで花粉などが入らなくなります。
鼻と顎の部分もちゃんとカバーしましょう。
そしてマスクには正しい外し方も存在しますがご存知ですか?
まず重要なことはフィルター部分に触らないことです。
フィルターにはウイルスや花粉が付いているので、耳にかけているバンドの部分などを持って外すようにしましょう。
これは付けているときも一緒で、なるべくフィルター部分には触らないようにして、もし触ってしまった場合はすぐに手を洗うとさらに感染のリスクが下がります。
外す際も、外してマスクを捨てたあとにはしっかり手を洗うようにしましょう。
今冬は正しいマスクの着脱を実践してみていただけたらと思います。
保健師の宮本です。
今日は、先日面談中に出てきた「ペットボトル症候群」についてお話します。
夏の暑い日はもちろん、最近のような乾燥気味のときに生き物は水分を欲します。
そんな時、何を口にしていますか?お茶?コーヒー?ジュース?
清涼飲料水は□当たりがよく、ついつい飲みすぎてしまいがちではないでしょうか?
こんなときに気になるのが「ペットボトル症候群」です。
ペットボトル症候群ってなに?
ペットボトル症候群という名称は俗称で、正式には「ソフトドリンクケトーシス」と呼ばれています。
市販されている1.5ℓの清涼飲料水(ペットボトル)には、種類によってスティックシュガー10本以上に相当する糖が含まれています。
そのため、
糖を多く含む清涼飲料水(ソフトドリンク)を大量に飲むことで高血糖
⇒高血糖状態によって尿量が増える(脱水)
⇒余計に喉が渇く
⇒更に清涼飲料水を飲む
という行為を繰り返し、著しい高血糖に至る。これを俗に「ペットボトル症候群」と呼んでいます。
ちなみに清涼飲料水を水代わりのように1日に2~3リットル飲む生活をしていた高校生が意識障害で病院に運ばれたケースが1990年代に報告されたことで注目されるようになりました。
どんな人がなりやすい?
普段から肥満傾向で、「喉が渇く=高血糖」ということを知らない人の罹患率が高いようです。
全身の倦怠感や眠気、多尿、異常な喉の渇きといった自覚症状が現れて医療機関を受診し、はじめて糖尿病だとわかるケースもあります。
高血糖って実は怖いんです
高血糖による多尿により脱水をきたすと、更に輪をかけて高血糖になります。
血液の浸透圧が上昇することで身体の細胞の機能に異常が現れますが、特に脳はこの影響を受けやすいと言われています。
酷い場合には意識がなくなりますので、やはり早急な治療が必要となります。
のどが渇いたときは、水やお茶で水分補給を
糖尿病患者や高血糖を指摘された人は、水分の取り方についての注意が必要です。
健康志向の高い人が増えた影響で、現在は「カロリーオフ」や「カロリーゼロ」などと表記した商品が増えています。
こうした商品の多くは糖質の量を少なくしたり、体内で吸収しにくくエネルギーになりにくい甘味料を使っていますが、「エネルギーがない」ということではありません。
「カロリーオフ」は100ミリリットル当りのエネルギーが20kcal以下の場合に、「カロリーゼロ」は5kcal未満の場合に表示できるという取り決めの下記載されています。
また、糖質が少ない食品でも脂質が多いものであれば安心できません。
エネルギー(カロリー)が高い食品は、ただそれだけで血糖値を上げる能力を持っていますので要注意です。
生活習慣病とは名前の如く「生活習慣を原因とする病気」です。
好きな食べ物や飲み物のドクターストップがかからないように、何事も「ほどほどに」しましょう。
それではまた来週!
ストレスチェックは1年に1回行うこととされていますが、どの時期に行うかは事業所の判断に任されています。一般の健康診断と同時に行うのも1つの方法ですが、必ずしも同時に行う必要はありません。ちなみに1年間で仕事が落ち着いている時期がストレスチェックを実施しやすいとは思いますが、逆に社員のストレス度が高まりやすい繁忙期に実施するというのも1つの考え方かもしれません。ストレスチェックの本来の目的である一次予防の考え方からすると、繁忙期での実施を検討してよいかもしれませんね。
営業外回り系や自動車製造系の業種では安全衛生委員会の場で業務中の交通事故について報告している会社は比較的多いですが、そこでのデータを拝見しますと、加害、被害をあわせ結構多くの事故が発生していることが分かります。ある営業外回り系の会社では1年間に業務で運転を行っている社員の約20%が事故を起こしていました。その内訳としては駐車場内での事故が最も多く、そのほとんどはケガはないものの、車の修理費用はバカにはならない額のようです。確かに今までに私も5年に1度程度は車を何かに接触させたりぶつけたりしてきましたので、20%という数字は納得できます。
こんにちは、保健師の山本です。 15日が暑いくらい快晴だったせいで今週は体感温度が余計に寒く感じてしまいます。 皆さんも体調を崩されないよう気を付けて下さいね。 さて、皆さんは「世界糖尿病デー」というものをご存知ですか? 本日は11月14日が世界糖尿病デーということで、これにまつわるお話を紹介したいと思います。 1.世界糖尿病デーとは 11月14日の世界糖尿病デーは、世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するために1991年にIDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が制定し、2006年12月20日に国連総会において「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議(UN Resolution 61/225)」が加盟192カ国の全会一致で採択されると同時に、国連により公式に認定されました。 11月14日は、インスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日であり、糖尿病治療に画期的な発見に敬意を表し、この日を糖尿病デーとして顕彰しています。 世界糖尿病デーは、現在、世界160カ国から10億人以上が参加する世界でも有数な疾患啓発の日となっており、この日を中心に全世界で繰り広げられる糖尿病啓発キャンペーンは、糖尿病の予防や治療継続の重要性について市民に周知する重要な機会となっています。 世界糖尿病デーのキャンペーンには、青い丸をモチーフにした「ブルーサークル」が用いられますが、これは、糖尿病に関する国連決議が採択された翌年2007年から使われるシンボルマークです。 国連やどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」をデザインし、”Unite for Diabetes”(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズとともに、世界中で糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。 2.世界で6秒に1人の生命を奪う糖尿病 糖尿病は今や世界の成人人口のおよそ8.3%となる3億8200万人が抱える病気です。 一般的に死に至る病気との認識は薄いですが、年間実に510万人以上が糖尿病の引き起こす合併症などが原因で死亡しています。 これは世界のどこかで、6秒に1人が糖尿病に関連する病で命を奪われている計算となり、AIDSによる死者に並ぶ数字です。 ちなみに、国連決議が採択された2006年は10秒に1人でしたから、残念なことに9年間で4秒縮んでしまいました。 このまま進むと、世界の糖尿病人口は、2035年には約6億人(2014年比55.0%増)に達することが予想されています。 糖尿病患者の増加は特に発展途上国で顕著に見られ、経済成長、生活水準の向上、教育改善の大きな妨げとなっています。 IDFによると・・ ・2014年 世界の2型糖尿病人口は3億8700万人⇒2035年には約6億人に増加 と予測。 糖尿病の診断の遅れは合併症発症リスクを高めます。 ・2014年 世界の糖尿病治療と合併症管理にかかる医療費は、6120億ドルに 上ります。 ・2型糖尿病の発症予防により、世界中の医療費支出が11%削減可能です。 ・2型糖尿病は、生活習慣の見直しを行い健康な食生活を維持することによ り、2035年に予測される患者数のうち、70%以上、1億5000万人の発症を 抑制したり遅らせたりすることができます。 ・中・低所得国の糖尿病患者数は今後も増加傾向が続き、安定的な成長を阻 害する要因です。例えば2035年、アフリカ地域の糖尿病患者数は現在の2倍 になる恐れがあります。 ・1型糖尿病の増加も予測される。2型糖尿病と違い、1型糖尿病は予防が困難 ですが、健康的な生活は良好な疾病管理に大切な要素となっています。 ・子どものころから健康的な食生活を習慣づけることは、世界的な糖尿病発 症予防につながります。 (以上、出典:IDFウエブサイト) 11月14日は県内各所でイベントが行われる予定ですし、JR黒崎駅等でブルーライトアップも行われます。 この日は糖尿病について考えてみませんか。