甘くておいしい物のヒミツ②
- 2015年11月04日
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おはようございます、保健師の山本です。
今回も、前回に続き甘い物についてお話ししたいと思います。
甘党の人の心が少しでも軽くなれば幸いです(笑)
●甘い物をたくさん食べることはなぜ悪いのか?
前回のお話を見て、「そんなに体に良いのであれば、もっと食べてもいいよね?」そう思った人もいるかもしれません。ですが、そんなにうまくはいかないのです。
生き物は「快楽」を求めて生きています。「幸せな気分になる」「疲れが吹っ飛ぶ」となれば、甘いものへの欲求が増します。そして、エンドレスに食べ続けてしまいます。これがカロリーオーバーにつながってしまうため「甘いものは体に悪い」と言われるのです。
●甘い物は食べたい、されど…
世の甘党の皆さん、「甘いものは好きだけれども、食べ過ぎると害になる」という言葉を信じて、できるだけ甘いものを避けようとがんばっていらっしゃいませんか?
そんな方の強い味方とされるのが「低カロリー甘味料」です。これにはさまざまな種類がありますが、糖尿病学会の医師たちは「ラカント」「マービー」といった商品名で売られている糖アルコールが血糖値を下げるのに効果的であると言っています。
※スーパー等に置いてある、ちょっとお高い甘味料です
しかし、甘いものはカロリーが高かろうと低かろうと「クセ」になります。カロリーが低くても量が増えれば意味がなくなってしまうこともあります。また、低カロリーの甘味料を使った菓子等よりも一般の菓子のほうが風味がいい場合がほとんどであるため、低カロリー甘味料を使った菓子でガマンした自分を褒める意味で、菓子以外の食べ物を食べすぎてしまうということも往々にしてあるようです。
もう1つ、どの種類の低カロリー甘味料も人工的に作られたものです。加工食品の食べ過ぎはオススメできません。よって、いくら低カロリー甘味料であっても、手放しでいくらでも食べてよいというわけにはいきません。
●いいも悪いも、すべては食べる量とタイミング
甘いものを食べたいという気持ちは良い面と悪い面があること、納得していただけたでしょうか。しかし、「ストレス解消のために甘いものを」と言っても、体に悪影響を与えないように食べなければ意味がありません。そこで、甘いものを食べるときの5つのルールを紹介します。
せっかく甘いものを食べるなら、体にも心にも幸せをより多く感じながら食べたいですね。
・1日1回以内で抑える
・お日様が出ている間に食べる
・食べる量は1日分が10円玉1個くらいの大きさと心得る
・がんばったご褒美等は食べてOK
・食べ過ぎたときは、前後で量を調節(ご褒美等も含む)