服部産業医事務所の活動

ゴールデンウィークは暑さ対策のスタート

こんにちは、保健師の宮本です。

もうすぐゴールデンウィークですね。
旅行やレジャー、ゆっくり休養するなど色々な過ごし方をされると思います。

この連休は、「熱中症予防のスタートライン」ともいえるタイミングです。
今年の夏も暑くなることが予想されているため、今から“暑さに慣れる”準備=暑熱順化をしておくことがとても大切です。

◆ 暑熱順化って何?なぜ必要?
暑熱順化とは、体を少しずつ暑さに慣れさせて、熱中症に強い体をつくること。
特に現場作業や屋外での仕事の方にとっては、夏を安全に乗り切るための“体づくり”です。

ゴールデンウィーク中の過ごし方次第で、夏バテしにくい体をつくることができます。

◆ ゴールデンウィークのおすすめの過ごし方
1. 軽い運動で汗をかく習慣を始める
 → 朝や夕方の涼しい時間帯にウォーキングやストレッチを。30分の軽い運動でも、体は暑さに慣れやすくなります。

2. 湯船につかる
 → シャワーだけで済ませがちですが、湯船に10分程度つかることでじんわり汗が出て、暑熱順化に効果的です。

3. 外出時は暑さ対策を意識
 → 帽子・日傘・日陰での休憩を心がけましょう。急に暑い日もあるので、「まだ春だから大丈夫」は油断大敵!

4. 水分&塩分補給のクセをつける
 → 屋外レジャーや作業をする方は特に、水分だけでなく塩分の補給もお忘れなく。スポーツドリンクや塩タブレットを活用しましょう。(持病のある方は、摂り方や量などを主治医に確認しておいてください) 

◆ 体調がすぐれないときは、無理をしない
「だるい」「頭が重い」「食欲がない」などの症状が出たら、それは暑さ疲れのサインかもしれません。早めに休んで、体をクールダウンさせましょう。

今年の夏も、暑さと上手につきあっていく必要があります。その準備を、連休の中で少しずつ始めてみましょう。
安全に、元気に夏を迎えられるよう今からの対策を‼︎

今年のゴールデンウィークの休業について

今年のゴールデンウイーク、弊社は4月29日(火)から5月6日(火)までの8連休とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

百日咳

こんにちは、保健師の宮本です。
最近、百日咳の患者数が全国的に増加しています。福岡県でも増加しており、全国でも第5位となっています。

百日咳は、細菌による呼吸器感染症です。
はじめは風邪のような症状ですが、次第に「コンコン」と連続する咳が強まり、長引くのが特徴です。大人でもかかり、特に咳が長く続く場合(2週間以上)は注意が必要です。

症状は
初期は軽い咳・鼻水・微熱など(風邪と似ています)
進行すると咳が激しくなり、特に夜間や運動後に悪化咳の発作が数週間~数か月続くこともあります。

感染経路は
 咳やくしゃみによる飛沫感染。職場や家庭など、人との距離が近い場所で広がりやすいです。
感染を防ぐためには、咳やくしゃみが出るときはマスクの着用、こまめな手洗い・うがい。
咳が長引くときは、早めに受診(特に2週間以上続く咳は要注意)小さなお子さんや高齢者と接する方は、特に注意をしましょう。

百日咳にかかった場合の出勤について、決まりはありません。 学校保健安全法においては、第二種の感染症に規定されています。 登校基準としては、 特有の咳が消失するまで又は五日間の適正な抗生物質による治療が終了するまで、出席停止とされていますので、もし罹患者が出た場合はこれに準ずるとよいでしょう。

百日咳は早期発見・治療で重症化を防げます。体調に違和感があれば、無理せず受診、休暇取得をしましょう。

転倒労災の悩ましさ

労災の発生件数で現在転倒がトップになっていますが、高齢労働者増加に伴い、転倒災害はこれからも増えていく可能性があります。最近は段差や凹凸のない平らな場所で転んで骨折する事例もよく見かけるようになりました。対策としては本人に気を付けてもらう以外にないと思われますが、それでも業務中に起こればそれは立派な労災になりますので、事業者としては何とも悩ましい問題です。個々の労働者の身体能力の維持、向上が望まれます。

睡眠を整える

こんにちは。保健師の宮本です。
新年度・新生活が始まり、環境の変化も多い時期ですが眠れていますか。
「寝つきが悪い」「朝起きてもすっきりしない」そんな声が増えるのもこの時期です。

春は気温や気圧の変化、生活リズムの乱れ、新しい人間関係によるストレスなどが重なりやすく、自律神経のバランスが乱れやすいタイミングです。
まずは「睡眠の質」を見直すことが、体調管理の第一歩です。

ぐっすり眠る3つの習慣として
① 朝起きたらカーテンを開けて朝日を浴びる
 朝の光は体内時計をリセットし、夜の自然な眠気をサポートします。
② 寝る前の“考えごと”に注意
 新年度の忙しさで頭がフル回転…という方も。軽いストレッチや深呼吸で、脳を「おやすみモード」に切り替えて。
③ 夜の気温差に対応した寝具を選ぶ
 寒暖差が大きい4月は、汗冷えや体の冷えが睡眠を妨げる原因にも。体温調節しやすい服装・寝具で快適に眠りましょう。

春は「ゆらぎ」の季節です。いつも以上に自分の心と体の声に耳を傾けて、睡眠リズムを整えていきましょう。

新しく入る産業医の先生のオリエンテーションを行いました

いよいよ新年度に入りましたが、今日18時半より産業医大の若い先生方のオリエンテーションを折尾の事務所で行いました。今年は10人の先生が入れ替わりますが、うち9人の先生に出席いただきました。今日は産業医大元学長で名誉教授の東俊昭先生をお招きし、冒頭若い先生に向けて激励の言葉をいただきました。その後弊社での産業医活動全般、続いてそれぞれの先生が受け持つ事業所の産業医活動の詳細について、弊社独自の活動マニュアルに基づいて説明を行いました。終了後は東先生からの差し入れによるビールをいただきながら、東先生を囲み若い先生たちと歓談しました。これからそれぞれの先生は受け持ちの事業所に伺うことになりますので、よろしくお願いいたします。なお各先生方の紹介は弊社のホームページにて行う予定です。

年度初めに考える健康管理

年度初めの健康管理チェック!心も体もリフレッシュしてスタートしましょう

1. 健康診断のスケジュールを確認
新年度の健康診断の時期を把握し、必要な準備を整えましょう。昨年度の結果を取り出してみてください。振り返り、改善すべき点があれば目標を立てるのもおすすめです。

2. 生活習慣を見直すチャンス!
新しいスタートに合わせて、食事・運動・睡眠のバランスを見直しましょう。特に、長時間のデスクワークが多い方は、ストレッチや軽い運動を習慣化するのがポイントです。

3. メンタルヘルスも忘れずに
入社、異動など環境の変化が多い時期です。ストレスケアが大切です。リラックスできる習慣を持つことや、困ったときに相談できる相手を見つけておきましょう。

4. 健康目標を立ててみませんか
「週に2回は運動する」「1日7時間睡眠を確保する」など、小さな目標を設定すると継続しやすくなります。職場全体で健康習慣を取り入れるのもひとつです。

年度初めは、心身のリセットと健康習慣のスタートに最適な時期です。無理のない範囲で、自分に合った健康管理を始めてみましょう!

産業医に関するご契約・ご相談は、メールまたはお電話にてお気軽に新規契約をご検討の方下さい。服部産業医SOSコールTEL:093-742-2204 受付時間 9:00~18:00 ≫新規契約をご検討の方フォームはこちら メールは、日・祝日を除き、24時間以内にご返信致します。
お問い合わせフォーム
TEL:093-742-2204 受付時間:9:00~18:00
電話をかける