服部産業医事務所の活動

こんな寒さでよいのだろうか

今週この時期としては本当に暖かく、昼の最高気温が15度近くに達して小春日和、こんな寒さでよいのだろうか、いやこんなはずではないと思ってしまうほどの暖かさでした。翻って今月10日にはこの北九州でも雪が積もり、当然バイクは乗れず市営バスもストップしましたので、自宅から折尾駅まで約7キロ半の道のりを歩く羽目になりました。約1時間15分ほどでしたが、本当に良く歩いたものだと自分ながら感心した次第です。長い仕事人生のなかで、通勤もいろいろあるものですね。こうしたなかで今週は本来の寒さが戻り、週半ばには再び雪が降るとのこと、また駅まで歩かないといけないのかと思うと気が重いです。

血圧と睡眠不足の関係

こんにちは 保健師の宮本です。
睡眠不足が続くことが、健康に深刻な影響を与えますが、その中でも血圧への影響は注意が必要です。

血圧は体内の血液が血管の壁にかける圧力を指します。通常、血圧には日内変動があり、睡眠中はリラックスして心身が回復するため、血圧は自然に下がります。逆に、昼間の活動中は血圧が上昇します。このサイクルは健康的な生活リズムの一部として、体が適切に機能するために重要です。

睡眠不足が続くと、このリズムが乱れ、血圧の調整機能が働きにくくなります。具体的には、以下のような影響があります。
1. 交感神経の活性化
睡眠が足りないと、体が「危機的状況」と認識し、交感神経(いわゆる「戦うか逃げるか」の反応)が過剰に活発になります。これが血管を収縮させ、血圧を上昇させる原因となります。
2. ストレスホルモンの分泌
睡眠不足は、体内でストレスホルモン(コルチゾールやアドレナリンなど)の分泌を促進します。これらのホルモンは血管を収縮させ、血圧を上げる作用があります。
3. 体の回復力の低下
睡眠は体の修復と回復に欠かせない時間です。睡眠不足が続くと、血管の弾力性が低下し、長期的には高血圧や動脈硬化を引き起こすリスクが高まります。睡眠は体の修復と回復に欠かせない時間です。

このように睡眠不足が慢性的に続くと、高血圧のリスクが高まります。高血圧は心臓病や脳卒中、腎臓疾患など、さまざまな深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。特に、成人においては、毎晩6時間未満の睡眠が続くと、高血圧のリスクが顕著に増加するという研究結果もあります。

健康的な血圧を保つためには、成人で7〜9時間の睡眠が推奨されています。この時間帯に深い睡眠をしっかりととることで、心身の回復が促され、血圧の正常なサイクルが保たれるのです寝る前にリラックスするための時間を設ける(例えば、軽いストレッチや読書)と、睡眠の質が向上します寝る前の数時間にカフェインやアルコールを摂取すると、睡眠の質が悪化することがあります。

十分な睡眠をとることは、健康な血圧を維持するためにも非常に重要です。睡眠不足を解消することで、体全体の健康を守ることができます。睡眠の質を改善し、規則正しい生活を心がけることが、長期的な健康への第一歩となります。

睡眠不足を感じ、生活や業務に支障がある場合は早めに医師に相談することをおすすめします。

冬場は腰痛が増える?

安全衛生委員会のなかで、業務、作業中に起こる腰痛発生が特にこの寒い時期多く報告されている印象です。寒いと体の柔軟性が悪くなりますので、膝をくずさず物を持ち上げたりするなど、作業姿勢に問題のあるケースがよく見られます。やはり寒い時期ほど作業前の柔軟体操をしっかり行い、体をほぐしたうえで作業に臨む必要がありそうです。もちろん作業場の加温も必要ですが。

インフルエンザ

明けましておめでとうございます。保健師の宮本です。

福岡県では、インフルエンザの流行が拡大しています。第51週(12月16日~12月22日)には59.86と急増し、1週間で11,853人の感染者が報告されました。
特に北九州地区と福岡地区で高い数値が報告されています。

予防と対策として基本的ですが、以下が有効です

• 手洗いの徹底: 外出後や食事前には石けんで手を洗いましょう。
• マスクの着用: 人混みではマスクを着用し、飛沫感染を防ぎましょう。
• 体調管理: 十分な睡眠とバランスの良い食事で免疫力を高めましょう。

インフルエンザは感染力が強いため注意が必要です。症状が現れた場合は医療機関を受診し、他者への感染を防ぐために外出・出勤を控えましょう。

最新の情報 福岡県HP https://www.pref.fukuoka.lg.jp/life/3/21/80/ 

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。正月休みもあっという間に終わり、本日より業務を開始しました。年末年初は家族一族で大好きな日田の温泉に泊まり、英気を養ってきました。休み期間中の飲酒量は高校の同窓会もあったりして結構多かったですが、毎日外でジョギングを行い体力を維持していたせいか、昨日のジムでの初泳ぎではブランクを感じることなく結構良いタイムで泳ぐことができました。さて弊社今年は産業医、産業カウンセラーは従来どおり、一方で産業看護スタッフは保健師一人、非常勤産業看護師一人の少数精鋭の体制で臨みます。保健指導は対象を絞りつつ、就業制限レベルの方を重点に保健指導を行ってまいります。産業医の活動内容、範囲はさらに充実させる一方で、これまで以上に効率的に業務に取り組むことで時間外は極力発生させず、ワークライフバランスも考慮した運営を心掛けていきます。今年もよろしくお願いします。

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