10年前の記憶
- 2021年03月08日
- 未分類
東日本大震災発生からはや十年になりますが、ちょうど私は震災発生時、某事業所の安全衛生委員会に出席中でした。委員長である支店長が外から入ってきた社員から震災の発生を伝えられた後、血相を変えて会議室を出て行かれたことを今でも記憶しています。月日が経つのは早いものですが、震災当時の映像やその後の復興状況を見るにつけ、東北の人々の忍耐と粘り強さやたくましさを感じずにはいられません。これからもさらなる復興を目指して、頑張って欲しいです。
東日本大震災発生からはや十年になりますが、ちょうど私は震災発生時、某事業所の安全衛生委員会に出席中でした。委員長である支店長が外から入ってきた社員から震災の発生を伝えられた後、血相を変えて会議室を出て行かれたことを今でも記憶しています。月日が経つのは早いものですが、震災当時の映像やその後の復興状況を見るにつけ、東北の人々の忍耐と粘り強さやたくましさを感じずにはいられません。これからもさらなる復興を目指して、頑張って欲しいです。
こんにちは、保健師の倉です。
企業向けの新型コロナ対策情報を
時々共有させて頂いておりますが
日本産業衛生学会・中小企業安全衛生研究会・新型コロナ対策WGが
コロナ対策事例集の配信も始めたそうです。
http://www.oh-supports.com/case.html
流行当初はマスクや消毒薬が不足していたなぁ…
PCRの偽陽性・偽陰性も浸透していなかったなぁ…と
今となっては懐かしさを感じる事例もございますが
隙間時間に ご覧になっては いかがでしょうか。
こんにちは。保健師の宮本です。
だんだんと暖かくなっていく季節ですが、急に一気に気温が下がることもあり、体がうまく対応できない状態ではありませんか。
この時期は、頻回に体温調整を行うために自律神経が乱れやすくなります。
寒暖差が大きいと、倦怠感や頭痛、関節痛などを引き起こす原因となります。
若い時はまだ体が対応できるのですが、年齢を重ねると対応が難しいようです。(←ここだけの話、絶賛体感中…)
対応策としては、ありきたりですが規則正しい生活です。
食事は1日3食を摂りましょう。
朝食は、睡眠中に下がった体温を上げ、自律神経を整えることにつながります。
また、自律神経の乱れには、手首にある「内関」のツボが有効だそうです。
内関は自律神経の乱れ、乗り物酔いや効くツボです。めまいなどの症状が来るなと思った時に刺激すると、症状が緩和されたり治まったりします。
ツボの場所は、両手首内側のしわの真ん中から、ひじの方向に指3本分あたりです。
入浴もシャワーだけで済ませず、湯船につかること、ストレッチなどで体を動かし、血流をよくすることも大切です。
新型コロナは感染すると高齢者ほど死亡率が顕著に高くなることが明らかになっており、若い世代から高齢者に感染させないことが重要であることは言うまでもありません。また高齢者はたとえコロナに感染しても重症化しないだけの免疫力、体力を保持しておくことが必要です。孫たちには「遊びに来ても爺ちゃんは大丈夫だから」と言える爺さまになりたいですね。
こんにちは、保健師の倉です。
花粉症のシーズンになりましたね。
晴れているのに
洗濯物を外に干せないのが辛いです。
セルフケアとしては
花粉の曝露を防ぐことが第一です。
マスクに加えて眼鏡や帽子などで
目元口元を保護しましょう。
帰ったら手洗い、うがい、洗顔。
カップ式の洗眼薬は推奨されていません。
防腐剤フリーの人工涙液型点眼剤で
目を洗い流すように点眼しましょう。
なかなか難しいかもしれませんが
花粉飛散予測を確認しながら
飛散の多い日の外出を避けられればいいですね。
屋内の換気は開けっ放しでなく
レースカーテンを使用し
時間を決めて短時間で。
新型コロナウイルス感染症対策を
兼ねながらの花粉症対策は大変ですが
花粉の飛散が終わるまで
頑張って乗り越えましょう!
企業向け新型コロナウイルス対策情報配信 2021年2月26日付
【41】 新型コロナウイルスワクチン情報
経営者・総務人事担当者のみなさま、新型コロナウイルスワクチンに関する情報を従業員に周知されているでしょうか?
1.課題の背景:
新型コロナウイルスのワクチンが国内承認され、新型コロナウイルスの診療に当たる医療従事者から接種が開始され、接種回数は国内で1万回を超えました。一般労働者へ接種機会が来るのはまだ先になると思われますが、従業員が正しい情報に基づきワクチン接種を検討できるよう情報提供を行いましょう。
2.企業でできる対策:
〇 新型コロナワクチンの効果について情報提供する。
〇 新型コロナワクチンの副反応についても情報提供する。
〇 新型コロナワクチンに関して信頼できる情報源を紹介する。
〇ワクチン推奨における留意事項を念頭におく。
1) 新型コロナワクチンの効果について情報提供する。(※ワクチンの仕組みは後述)
□ 新型コロナウイルスワクチンは2回の接種によって、約95%の有効性で、発症を防ぐ効果が認められている(インフルエンザワクチンの有効性は約40-60%)
2)新型コロナワクチンの副反応についても情報提供する。
□ どんなワクチンでも、副反応が起こる可能性がある。
□ 新型コロナワクチン接種後に報告される頻度の多い事象は、接種部位の痛み約80%、疲労・だるさ約60%、37.5度以上の発熱約33%など(接種後3日以内に出現し1-2日以内に治まる)
□ アナフィラキシー症状の発生頻度は100万回に2-5回(インフルエンザワクチンでは100万回に1.4回、1日当たりの交通事故負傷:100万人に11人)
□ アナフィラキシーを発症する人の9割は15~30分以内に発症。日本での接種では、ワクチン接種後15~30分経過を見て、万が一アナフィラキシーが起きても医療従事者が必要な対応を行う。
□ アメリカでは5千万人以上が接種しているが、ワクチンによる死亡を警戒するような事象は生じていない。
新型のワクチンであるmRNA(メッセンジャー アールエヌエー)ワクチンについて
日本で承認されたファイザー社の新型コロナワクチンは、mRNAという遺伝情報を用いた新しいタイプのワクチンです(次に承認されると思われるモデルナ社も同様)。従来の製法と比べてワクチンの設計、製造が早く、流行から1年という短期間で実用化されました。
ワクチンで免疫を付けるには、ウイルスの表面にあるタンパク質が必要です。インフルエンザワクチンはタンパク質そのものを注射しますが、新型コロナワクチンはタンパク質の設計図であるmRNAを注射し、人の細胞の中でタンパク質を作らせ免疫を付けるタイプのワクチンです。
遺伝情報を用いた新しいタイプのワクチンではあるが、安全性は理論的にも、臨床試験でも確認されています。
□ mRNAから作られるのはウイルスの一部分のタンパク質であり、ウイルスが体内で作られることはない。作られたタンパク質も数日で分解される。
□ mRNAは体内で使用された直後から速やかに分解され、体に残らない。
□ mRNAは遺伝情報を含んでいるが、人間のDNAに取り込まれることはない。
□ ワクチンの実用に必要な臨床試験は省略されることなく、十分に実施されている。
3) ワクチンに関して信頼できる情報源を紹介する。
ワクチンに関しては、そのメリット、デメリット、接種の対象者など様々な情報が飛び交うことになると予想されます。SNSやワイドショーなどでは、不確かな情報が発信、拡散されやすく注意喚起しましょう。
□ 公的機関や専門家が提供している情報を元に判断するよう周知する。
・新型コロナワクチンについて(首相官邸)
ワクチンの有効性、安全性についての情報などが簡潔に掲載されている。
・新型コロナワクチンについて(厚生労働省)
ワクチンについてより詳しい情報が掲載されている。
・こびナビ
新型コロナウイルスの研究や患者の診療に取り組む医師が、ワクチンの効果や副反応などの最新情報を提供するインターネットのサイト。ワクチンを接種した医療従事者による体験記も掲載。
4) ワクチン推奨における留意事項を念頭におく
前述の通りどんなワクチンでも、副反応が起こる可能性があるため、接種の判断は各個人がメリットとデメリットを勘案して行うべきです。また、ワクチン接種後も100%感染しないわけではありません。以下の留意事項を念頭において情報提供をしていきましょう。
□ 引き続き、マスク、手洗い、ディスタンスといった感染対策は継続する。
(ワクチンを受けていない人にうつさないためにも)
□ ワクチンの接種はあくまで個人の意思で行うもので、会社として接種を強制しない。
□ ワクチンの接種状況は個人情報なので、社員に申告を強要しない。
□ ワクチン接種をしない社員に対し不利益取り扱いをしない。
3.関連情報リンク:
(1)新型コロナワクチンについて皆様に知ってほしいこと(首相官邸)https://www.kantei.go.jp/jp/content/20210219vaccine.pdf
(2)新型コロナワクチンについて(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine.html
(3)新型コロナワクチンについて(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_00184.html
(4)こびナビ
https://covnavi.jp/
(5)アメリカの接種状況
https://covid.cdc.gov/covid-data-tracker/#vaccinations
(6)新型コロナワクチンを受けた後の注意点
https://www.mhlw.go.jp/content/000738739.pdf
文責:守田 祐作(産業医科大学 健康開発科学) 動画を下記で配信しております。
〇第39回動画「まん延期における濃厚接触者追跡調査の留意点」
コロナ禍以降、産業医活動をリモートで行う動きが加速しました。長時間労働やストレスチェックの面接指導については、一定の条件を満たせばリモートで行うことは認められていましたが、コロナ禍以降は、それ以外の活動にも拡大されてきています。産業医の仕事は現地、現実、現物が前提である点において、リモートがリアルに勝ることはあり得ませんが、リモートにはコロナ感染予防はもとより、時間や労力、コストを節約できるメリットもあります。一方でリモートの安直な導入による活動の質の低下は避けなければなりません。
産業医の活動のなかで、安全衛生委員会はテレビ会議システムを用いて行う事業所も増え、十分に機能しています。職場巡視、特に有害作業のある現場の巡視は五感を用いる必要があり、リモートでは限界があります。面談はどうでしょうか。面談対象の顔色、表情を窺うこと、本音を言っているかどうかの見極め、同席者がいる場合のその場の空気を察することはリモートでは難しいことも多く、結果として判断を誤る可能性も考えられます。果たしてIT技術の進歩により、これらも解決される日が来るのでしょうか。