服部産業医事務所の活動

騒音障害防止のためのガイドライン

騒音障害防止のためのガイドラインが改訂されました。
改訂の主なポイントは以下の4つだそうです。
①騒音障害防止対策の管理者の選任の追加
②騒音レベルの新しい測定方法(個人ばく露測定と推計)の追加
③聴覚保護具の選定基準の明示
④騒音健康診断の検査項目の見直し

①を選任し③を満たしているか確認しましょう。
②については測定機関に依頼している場合はお任せ
(多くの事業所が現在の測定方法で問題ないと思われます)
④については聴力検査(特に44・45条健診と差し替えている場合)が
ガイドライン値を満たしているかどうか
健診予約時に健診機関に確認されてください。

騒音障害防止対策
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anzen/anzeneisei02_00004.html

五月病

連休明けにニュースなどで五月病という言葉を耳にすることがあると思います。これは医学的な診断名ではないのですが、5月の連休後に心身に不調を感じ、会社に行きたくないなどの無気力や無力感に見舞われる症状のことです。悪化すると勤怠にも影響する場合もあります。
誰でもなりうると言われますが、特に4月に就職や異動、転職をした、新しい仕事を担当することになった、昇進し責任あるポジションとなった、忙しく残業が多かったなど、環境に変化があった方は注意が必要のようです。

連休中は趣味の活動など好きなことをして過ごしたり、体を動かすことが予防策として挙げられます。
しかしあまりにも気持ちが緩み過ぎると連休明けに気持ちが切り替わりません。
連休終盤の数日は会社に行っている時と同じ時間帯に寝起きして生活リズムを整えましょう。

連休明けても不調である原因がわからない状態が2週間以上続く場合は、精神科や心療内科の受診を検討してください。
また、悩んでいるのは自分だけかもと思い、一人で悶々と考えることが悪循環になってしまうことがあります。ストレスを感じることが悪いわけではありません。
人に愚痴を言ったり、悩みを話すことが自分の中での気持ちの整理となり、早い解決につながる場合もあります。

ゴールデンウイーク期間中の営業についてお知らせ

今年のゴールデンウイークは4月29日から5月7日までの9日間になりますが、弊社は5月1日のみ営業で保健師1名出社、1名お休み、残りのメンバーはテレワークとなりますので、よろしくお願いいたします。もちろん期間中メールは受け取れます。それではそれぞれ良い休暇をお過ごしください。

服薬遵守

健康診断結果で治療中と記載があるのに数値が高く
本人に話を聞くと
「薬がなくなっていたけど病院に行く暇がなかった」
「家にあるけど飲み忘れが続いていた」ということが時々あります。
このような方は飲み忘れについて主治医に相談していないことが多い印象です。
中には主治医に怒られるから病院を変えたいという人も…。
以前は服薬遵守の訳語として
医師の処方通りに服薬する
「コンプライアンス」という言葉が使われていましたが
最近は服薬に関して医師から説明を受け
患者自身で病気と治療を理解したうえで
患者が決めた治療を受ける
「アドヒアランス」という考え方がメジャーです。
薬にも種類が色々ありますので
ぜひ生活リズムや服薬状況、困りごとなどを主治医に相談の上
より現状に即した治療を選ばれてください。

職場の冷蔵庫

職場巡視の際に冷蔵庫のチェックも行っておりますが、日頃から清掃と整理整頓はされていますか?
事業所によって様々な管理をされていますが、一般的には個人で入れるものには名前や入れた日が記載されきちんと管理されていることが多いです。
時々、飲みかけの缶コーヒーがそのまま入れてあったり、いつ入れたかわからない開封済みの古い飲み物やお菓子などを見かけます。冷やす必要のない、湿布薬や内服薬が入っていることもあります。

これから暑い時期になりますので、冷蔵庫の使用頻度も高くなると思います。
清掃を含め庫内のチェックを行いましょう。

清掃は仕切りやトレーを外して洗い、庫内も拭きましょう。パッキンのところも汚れが溜まりやすいのチェックしてみてください。
冷蔵庫を過信せず、食中毒予防の観点からも社内で使用ルールを決め、一定の日数が経過したのもは廃棄するなどして管理をお願いします。

環境の変化に注意しましょう

年度が変わり、ちょうどこの時期は公私ともに色々な環境の変化が起こりやすい時期です。子供の入学、就職、自身の転勤、単身赴任、異動、職場のメンバーの交替、昇進・昇格などなど。これに伴い職場では人間関係や仕事の進め方が大きく変わることもあります。一方でこうした変化が悪い方向に作用すれば、それは我々にとって大きなストレスになり、さらにそれが高じれば身体的、精神的不調を招くことになります。まずは環境の変化が自分にとってストレスになっていること、ストレスに対する気づきが重要になってきます。そして気づくことにより、その対処法を考えたり、ストレス解消を図ったり、誰かに相談したりすることにもつながってきます。この時期はこうした観点で、忙しい毎日を振り返ってみてはいかがでしょうか。

黄砂による健康影響

今週は黄砂が酷かったですね。
砂漠の砂が舞い落ちてくるだけかと思いきや
黄砂粒子には粘土鉱物だけでなく
大気汚染物質を取り込んで変性している可能性も
示唆されています。
車や洗濯物の汚れだけでなく
健康への影響にも注意が必要かもしれません。
黄砂によるアレルギー症状、
呼吸器や循環器に係る疾患の症状の悪化との関連が
指摘されています。
対策としては花粉症と似ていますが
・黄砂飛来情報の利用
・情報をもとにした外出控え
・外出時のマスク着用
・必要最小限の換気、空気清浄機の活用 などが
挙げられます。

まだわからないことは多いようですが
小児や高齢者、喘息の既往のある方などは
体調に応じて慎重に行動されてください。

黄砂とその健康影響について(環境省)

ますます早くなってきた熱中症対策

熱中症対策を5月下旬から検討することはすでに当たり前になっていましたが、今年は気温の上がるのが早かったせいでしょうか、すでに今月から対策を検討している事業所が複数出てきました。気候の温暖化に伴い熱中症対策が年々早くなってきていたのを感じていましたが、桜の花がまだ残っている時期にまで早まってきたとは少し驚きです。

労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト

長時間労働者に
「労働者の疲労蓄積度自己診断チェッ
クリスト」を用いて
疲労の蓄積状況を確認しているところも
あると思いますが
そのチェックリストが
2023年度版として改正されています。
食欲、睡眠、勤務間インターバルに関する項目が
追加になるなどの変更があるようですので
ご確認ください。

職場における労働衛生対策

歯周病予防デー

4月4日は「歯(4)周病予(4)防デー」です。
厚生労働省の調査によると、30代以上の3人に2人が歯周病と言われています。
歯肉炎の状態であれば健康な歯茎の状態に戻すことも可能のようです。
下記にチェックリストがありますので、ご参照ください。

日本臨床歯周病学会
「歯周病とは」
http://www.jacp.net/perio/about/

また、マスク生活で口呼吸になってしまった人もいるようです。口呼吸が続くと唾液が減り、歯周病の悪化につながるので、できるだけ鼻呼吸を意識するようにしましょう。

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