服部産業医事務所の活動

五十肩

こんにちは。
保健師の宮本です。
先週、五十肩のことを書きましたので、今日はどのようなものかご紹介します。

まず、五十肩とは、正式な名称は肩関節周囲炎と言い、肩の関節周囲が炎症を起こしていることで痛みが出ている状態です。
痛みだけではなく動かしにくくなったり、安静にしていてもズキズキと疼くこともあります。夜間痛といって、痛みで目が覚めることもあります。
ちなみに、好発年齢は40~60代とされているため、四十肩とか五十肩という名前がついています。

ではなぜ五十肩になるのかということについては、これといった原因がはっきりしていないようです。
痛みや肩の動きが悪くなることの原因は、炎症や肩周りの筋肉が固まってしまっていることが考えられます。

五十肩の場合、動かした方がいいのか?動かさない方がいいのか?・・・
実際は動かしてはいけない段階と動かしても良い段階があるようです。

●急性期
急性期というのは、激しい痛みが特徴です。
この場合は動かしてはいけませんし、痛くて動かすことが困難な状態です。
夜寝ている時に痛みで目が覚めるくらい強く痛むことがあるのも特徴です。
大事なことはとにかく安静にすることです。

●慢性期
慢性期というのは、激しい痛みはないけれど、動かしづらい状態です。
無理に動かそうと思えば動くかもしれませんが、無理に動かそうとせず少し動かしてみるという程度が良いようです。
慢性期の場合、温めることで痛みが弱くなったり少し動きが良くなることもあります。

●回復期
回復期というのは文字通り回復してきている状態で、痛みもかなり治まり動きも良くなりつつある状態です。
この状態になったら動かすことをしても構いません。ただし、強引なやり方ではなく丁寧に行うことが大切です。

基本的に五十肩の症状になった場合、まずは整形外科を受診するのが良いです。
五十肩と思っていても、実は肩の腱板断裂などを起こしていることもあるからです。
そのようなことがないことを確認した上で、投薬や理学療法を受ける必要があります。
必要によっては注射や手術が必要になることもあるようです。
また、五十肩はほっとけば自然に治るということもありますが、場合によっては内臓疾患から肩の痛みが出ている場合もあります。心筋梗塞などがそうです。
まずは本当に五十肩なのかしっかり見てもらう必要がありそうですね。

ちなみに私の、痛くてできないこと、痛みが出る動作は
・痛い方の肩を下に寝ている時、痛みで目が覚める
・下着のホックをとめる
・床の拭き掃除
・テーブルを拭く
・ゴミ箱にティッシュを投げ入れる
・駐車場のチケットを取る、料金の支払い
・前ならえの一番前の人のポーズ
などなど・・・
五十肩経験者あるある(苦笑)

寒くなってくると、痛みが増すようなので、暖かくしておく必要がありますね。
少しずつ動かして、これ以上の拘縮がでないように気を付けます。

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