やせメタボにもウォーキング
- 2016年08月19日
- 健康管理(倉)
こんにちは、保健師の倉です。
暑い日が続きますね。
お盆休みから明けて、仕事のペースは取り戻せていますか。
メタボという言葉が定着して、時が経ちますが、
最近は、「やせメタボ」なる造語も耳にします。
日本でのメタボリックシンドロームとは、
内臓脂肪型肥満に、
高血糖・高血圧・脂質異常症のうち2つ以上を合併した状態のことを言いますが、
そもそもメタボリックMetabolicとは、「代謝性の」という意味です。
なので、「やせメタボ」とは、
「やせ型だけど、高血糖・高血圧・脂質異常症のうち2つ以上を合併している人」
のことを、指すのだと思われます。
少しややこしいですね。
日本人を対象にした研究によると、
太っていなくても心血管代謝リスク(高血糖・高血圧・脂質異常症)のある人は
「筋肉の質」が低下しているそうです。
インスリンというホルモンは、
肝臓や骨格筋に作用して、血糖や血圧、脂質代謝をコントロールしてくれているのですが、
肝臓や骨格筋に脂肪が貯まると、インスリンが効きにくくなってしまいます。
「筋肉の質」が低下しているとは、
この骨格筋に脂肪が貯まっている状態(脂肪筋)を指します。
本来 脂肪は、内臓脂肪や皮下脂肪として貯まるはずなのですが。
やせメタボの方々は、
太ってはいないので、体重を減らすダイエットよりも、
生活習慣の改善が必要です。
そこで、運動は、筋肉に負荷のかかるウォーキング!!
まずは、体力をつけることをお勧めします。
普段工場内で歩いているという方も、
ダラダラと歩くのではなく、
姿勢よく、呼吸を意識して歩くようにしましょうね。
参考:「やせメタボ」は生活習慣病になりやすい 「筋肉のインスリン抵抗性」が影響
http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2016/005442.php